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2002年1月 2002年がはじまったぞう!


俺は悪くない

私はOSにWindows98を使っています。

昨年の正月くらいにグラフィックカードを変えて安定運用期に入っていたんですけど、最近なにやら急に暴れ始めました。

現象として、「再起動しようとしても画面がちょっと明滅するだけ」とか、「電源を落とそうとすると再起動するだけ」というものが報告されました。

「作業を中断するべからず」と♪月月火水木金金の歌が耳に残響するような気もするイカしたエラーです。

ちなみに再現頻度90%以上という、これがデフォルトかと思わせる安定した不安定っぷりを見せ付けてくれます。

また、グラフィック系の重いデータを「メモリの許す限り!」という感じで開きまくると、マウスの反応がまるでなにかの呪いにかかったように引っかかったようになり、最終的にキーも受け付けなくなる、という致命的なエラーも頻発。

保存できなかったデータの名を叫びつつ強制終了、ということも起こりがちに。

ものの本によれば、Win98というOSは、アプリケーションとか入れたり出したりを繰り返してるうちにレジストリとか削除しきれないものも多数残っていき肥大化、OS自体が不安定になる、という宿命を持っているらしいのです。

安定運用期に入っていた私のPCですが、OSを入れ直したのは記憶のかなたくらい前(1年くらい前か?)なので、エラーもなんか起こってるしそろそろ入れなおしとこうかな、と半ば軽い気持ちで再インストール作業を開始しました。

 

うちにはWindows 98 Second Edition のCDもあるんですけど、前のグラフィックカードとの相性が最悪でまったくだめだったため使用していませんでした。

今は当時とは環境も違い、素の98で1年くらい安定していた実績があります。

Second Editionと銘打ってあるからには、きっと素の98よりは安定性において進化しているのだろう、さらに便利になっているに違いない、と踏みました。

で、98SEをインストールすることに。

OS自体の入れ替えと、各カードやら周辺機器のドライバ設定に2時間、多数のアプリを入れるのに1時間、といったところでしょうか。

長いです。

また、Win98SEとInternet Explorerのアップデートにこれまた数時間かかります。

これも長いです。

これらのゲイツの罠にあえて果敢に挑み、とりあえず環境は整ったかねー、というところで作業開始しました。

 

が。

再起動すると画面明滅、終了すると再起動、というどこかで見たような現象がまた発生したではありませんか。

さらに、エクスプローラーも閉じたフォルダがぱっと開いたり、急に動作が妙に重くなったり、マウスポインタもプルプルと死にかけの老○のようになることも発生しだしました。

頭から血の気が引くような感覚が私を襲います。

なにも改善してない。

っていうか、悪くなってる!?

ここで空腹だったらJR中央線にフラッと飛び込んでいたかもしれません。

しかし、幸いなことに、ここからJR中央線まで距離にして1200Kmくらいあり、さらにそこまで空腹でなかった私は原因を探ることにしました。

アプリケーション関連はまだそこそこ動く状態にあるので、ネットで情報をあさります。

検索キーワードは「98 SE 問題 再起動 終了」みたいな悲しい感じで。

すると、本家マイクロソフトの障害報告に「windows98SEは、終了しても再起動するというエラーがあります」げな。

 

心のショットガンで心のミスター・ゲイツを撃ちまくり、涙目になりながら修正用のパッチを落としました。

そのパッチをインストールし、どうせまだ終了しないので強制的に電源を落とし、再度立ち上げます。

これでいいかな?とためしに再起動すると、また画面明滅のみ。もちろん終了を選択しても再起動するだけ。

もうここには居られない、という極度の疲労感と倦怠感、肩こり胃の痛み、間接はギリギリと音を立て、壁に耳あり障子にメアリー、馬の耳に洗濯板、電話にでんわ、隣の客は柿を食う、とチョットしたパニックに陥りましたが、ギリギリのところで踏みとどまった自分に自画自賛です。

不安定にはきっと原因がある。グラフィックカードがらみかもしれない、と過去調査したネタをいろいろ試してみました。

前向きな自分を誉めてやりたい。

ちなみに、試した項目というのは、

・CPUクロックをちょこっと上げたのを戻す
・IE5.5を5.5SP2に
・DirectXを8.0に
・セカンダリディスプレイのモニタドライバをネットで探して設定
・モニタ関連のプロパティ設定を変えては再起動、変えては再起動

でも、あんまり効果なし。

アプリケーションも何かの拍子に死んでいく。

当然データも元の木阿弥。

これ以上の原因究明は、今の私のレベルでは無理っぽい気がしてきました。

 

ここで考えました。

「はなからシャットダウン関連にバグのある98SEと、1年間安定していた素の98、どっちが安定する可能性が高いか」

答えは当然後者です。

これまでにかけた時間を考えると、苦汁の洗濯と言わずには居られませんが、背に腹は変えられない。

今、このパソコンが動いてくれないと、私は屍と同じようなもんです。

動かないパソコンの前でマイケルジャクソンのスリラーの踊りを真似てみてもこれからの人生にあまりメリットはないので、欲を出した私がアホだったわ、と「今、俺ってすごい素直やね」と大きく勘違いしつつ、しかしかなり強力な怒りのオーラを米国シリコンバレーに向けて放ちながら、起動ディスクをフォーマット。

長いイバラの道がそこに待っているのを知りながら。

 

なかば慣れたOS入れ替え作業を再度慣行。

相変わらずべらぼうに時間がかかり、とりあえず終了し、早速シャットダウンのテストです。

なんとかシャットダウン系のエラーはなくなりました。

とりあえずほっと一息つけましたね。

 

その後、いろいろつかってますけど、いまのところチョット怪しいところがあったりしますがそれなりに動いてくれてるようです。

普通に動くことが普通でないパソコンって・・・と考えつつWin98のサービスパックを落としていたら、残り23分のところで30分間とまったままというのが判明。

・・・もう溜息しか出ません。

2002/01/27


消えない消火器

壊れたファンヒーターとともに、古くなった消火器を廃棄することになりました。

ファンヒーターはまぁ普通の粗大ゴミなんでしょうけど、いくらの券が必要かわからない。

また、消火器なんてごみ収集車に投入されたら、それこそ爆発物に早変わりしそうな危険物じゃないですか。

きっと特殊な処理方法をとるに違いない、と踏んではみたものの、その先は見当もつかない。

とにかく、粗大ゴミに関してはよくわからないご時世なので、関連機関に連絡します。

 

ファンヒーターはとりあえず処理費用の300円券を買って、指定日に出せば良いみたい。

消火器は、やはりと言うかなんというか、専門業者を紹介されました。

で、連絡すると、「はいはい、○○防災設備ですが、あー、いま移動中なんで、かけなおしますから連絡先を教えてください」とのこと。

移動中にメモが取れるかどうか不思議でしたが、電話番号など教えて待つことになりました。

しばらくして電話があり、値段を聞くと、1本1500円の処理費用がかかるらしいじゃないですか。

ちょっとびっくり。

ちなみに今回は2本廃棄するので、都合3000円必要。

「そんなことなら山奥でブシューッとやってみたかったぜ」と思ったのは当然のことでしょう。

ただ、いまそんなことしたら、グリンピースとか環境保護団体からクリティカルヒットな攻撃を受けそうなのでやりませんけど。

 

消火器を渡すときに、「はぁ〜、これはもう生産中止してる型ですね」と私には一銭の価値もないと思われる情報をいただきつつ、3000円も渡しました。

「はい、どうも」と、その業者さんはお金をポケットにねじ込んで消火器を荷台に転がし、さっさと去っていってしまいました。

普通、こういうときって、廃棄証明とまでは言わないまでも、領収くらいくれそうなもんじゃないですか。

こっちは「きっと法令とかで定められてるんだろうから、消火器は正規のルートできちんと処理しなきゃね」と思って高いと思いつつ処理費用を払ってるんで、いかにも「あぶく銭が手に入ったわい」ってな感じでばっくれられるのは腑に落ちませんな。

その後、あの業者が正規の手順で消火器を処分してくれるのか心配でなりません。

どうせそこらへんに投げ捨てられるんだったら、速攻で回収して山奥でブシューッとやりたいものです。

2本あるから撃ち合いもできる(笑)

 

まぁ古すぎて粉が固まって出てきそうにないらしかったから、まぁいいか。

でも、いつかどこかでブシューッとやりたい今日この頃です。

注)火事以外でです。

2002/01/24


危険が危なかったわ

1週間ぶりに天気が良かったので、廃棄物一歩前バイクを動かすことにしました。

たまに乗ってやることが、現状維持の秘訣です。

良くなることは無いけど。

とにかく寒くないように、ヒザサポーター巻いてジーパンはいたり、革ジャンの下にウォームアップスーツ(通称シャカシャカ)、さらにフリースも着たりして寒さ対策を万全にします。

とりあえず、自分のもつ最大防寒です。

その格好で外に出て見た感じでは、まったく寒くない。

暑いくらいがちょうど良いのです。

だいたい。

 

ここでいつもながらの儀式が始まります。

「エンジン始動の儀」です。

始動性劣悪な我がバイクは、セルなんて当然のようについてないので、鬼キックを連発しなくてはなりません。

運動不足のカラダからは変な汗が出てる感じです。

もう辛抱たまらんぞ!という辺りで、モウモウと2ストオイルの煙を上げてやっとこさ始動。

そのままちょこっとツーリングの開始です。

 

峠道を過ぎ田舎道をテレーッと流していると、なんともシアワセな感じがします。

これだけ着こんでも激烈に寒かったりしたんですが、ちょっと止まって缶コーヒーを飲んだりタバコを吸ったりするのが妙に嬉しい。

地域による寒暖の差を感じるのも一興。

いいなー、バイクは。

 

しかし、そんな楽しいバイクライフにも落とし穴があります。

カラダが剥き出しなんで、交通事故時に非常にダメージがデカイということです。

こちらが防衛運転に徹しても、予期せぬ動きをする人ってのはいるもんです。

今日もそんな人を見ました。

対面2車線の道に横から1車線つながるT字路(信号ナシ)で、私は2車線側を直進していました。

で、わきの道から黄色い軽自動車がスーッと交差点に侵入してきたんです。

私の計算では、「横から来た軽自動車は一時停止義務があるはずだが、こんな田舎では一時停止はするまい。でも、確認のため多少は減速するだろうから私のほうが先に交差点を通り過ぎるのは間違い無い」というものでした。

しかし、その軽自動車は、なんのためらいも無く交差点に入ってきたじゃあないですか!

その軽自動車、減速を全くしなかったんです。

かなり予想外の行動を取られてしまいました。

こっちは昼間もライト点けて視認性を上げてるはずなんですが、全く見てなかったんでしょう。

とにかく私は瞬間的に「接触する!!」と思い、なるべく距離が取れる方向に向きつつ、ぶつかると間違い無く挟まれる左足をグッと引き上げました。

幸い、車の鼻先は私の体の横30センチくらいを通りすぎまして、事無きを得ました。

いやー、怖かったですわ。

前に車が走ってて40キロくらいしか出てなかったけど、そのスピードで足挟まれたりしたらちぎれちゃいそうですもんね。

いやー、防衛運転に徹してるつもりでもこんな目にあうんだから、なおさら気をつけて乗らないと。

安全第一。

 

ただ、今回、「死に目にあったけど死ななかった」ということで、「自分はまだ死なんな」と確信しました。

運が悪い人なら事故ってるでしょう。

やはり日ごろの行いが良いおかげです。

なんか、人に悪いことをしたら自分にも悪いことが振りかかりそうじゃないですか。

逆に良いことをすると、良いことが自分にも起こる気がしませんか?

そういう観点で私は行動してます。

たまに行き違いはありますが(笑)

2002/01/20


連絡網

「今、博多駅。これから電車に乗るから香椎駅まで迎えに来てくれ」と家の留守電に父からのメッセージが。

ちなみに私がいるときにかかってきた電話ですが、昼間に家にかかってくる電話は勧誘ばかりなので、取らないことにしてるんです。

「用事があるならメッセージを入れなさい」ということです。

対人恐怖症とかではないので、念の為。

 

居候暮らしの長い私としては、家主様からの命令には服従する義務があります。

ということで、いそいそと車で香椎駅まで向かいました。

ちなみに、香椎駅からの乗り継ぎをすれば、家から歩いて5分くらいのところに最寄の駅「香椎神宮駅」があるんですが、その路線は1時間に三本くらいしか走らないローカル線。

連絡もすこぶる悪く、電車を待って乗っていくのと、香椎駅から歩いて帰るのとで、時間的にほとんど変わらないというレベル。

父はわざわざ待ってまでそれに乗るのはイヤで私を呼びつけた、というあんばいです。

 

到着予想時間くらいに香椎駅に到着し、到着を知らせるために父の携帯にかけてみますと、なんと父の携帯が留守電モードになっているじゃないですか。

私が迎えに来ているということをこちらから知らせるすべがない。

来るか来ないか分からない私を探しに父が駅から出てくるとは思えない。

なんという無駄足。

かなり暇こいてると思われがちですが、私もそんなに暇な人間ではない。(自称)

「まったく、人を呼びつけておいてナニ考えてんだ一体」と怒りが込み上げてきたのは言うまでもありません。

とりあえずその留守電に「来たけど連絡取れないので帰ります」と怒りオーラをまぶしぎみにしてメッセージを残し、さっさと家に戻りました。

なんか馬鹿にされてるような気がしてきて、家に着くころには自分でも笑うくらい怒ってました。

これはなんとか怒りを静めねば、ということで「とにかく腹を満たしてシアワセになろう」と安易な発想の元、大量のざるそばをササッとゆがいてズルズルズルズル食った次第です。

 

ヤケ食いが完了し腹が満たされこころもち落ち着いたころ、父帰宅。

とりあえず「迎えに行ったけど、携帯つながらんかったよ」とソフィスティケイテッドされた文句言うと、父は「あ?駅について電話したぞ」とのこと。

なんと家のほうに電話してたみたいです。

オイオイ、そりゃないんじゃないかセニョール。

あんなメッセージ聞いたら、俺ッち家から離れるって。

私の動きまでは頭が回らなかったみたいですな。

 

「メールは打てんし打つ気も無い」と豪語する父。

やはり父は寄る年波に負けてしまったようで、携帯電話の正しい活用法がいまひとつピンと来ていない。

彼にとって携帯電話とは、「いつでもかけられる」ものであって、「かかってくる」ものではないようです。

「ある意味贅沢な使い方だ」と感心したとかしないとか。

でも、この場合鳴るようにしないでどうする。

リタイアした人間の余裕を垣間見た気がしました。

2002/01/15


あんたちょっと長いのよ

みなさん、PCライフをエンジョイしてますか?

私はもうPCの無い生活は考えられないくらいになってしまってます。

電源が入らない日はほとんどなく、ハードディスクはいつもカリカリまわっております。

で、使いまくったハードディスクはデータの断片化が進み、PCの動作速度低下の原因になるというのは周知の事実。

そこである程度使ったハードディスクはデフラグをかまし、すっきりリフレッシュしなくてはなりません。

デフラグ実効後、「なんとなく速くなったような気がしないではないような気がする」と言った程度の効果しかないとしても、たぶん速くなってるはずなんです。

そうに違いない。

 

ということで、たまにデフラグかけるんですが、かなり時間がかかります。

総容量60GBほどあるので仕方ないか、とあきらめていたんですが、フリーウェアでデフラグツールなるものがあるらしいじゃないですか。

どうやらそれは、WINDOWS起動直後の他のアプリケーションがなんにも動いてない状態でデフラグを実行してくれるという優れもの。

いままで時間がかかっていたのはなにか常駐ソフトが悪さをしていたんだな、と「ピピン!」ときた私は早速ダウンロードしてみました。

「すっきりデフラグEx」というヤツなんですけど、起動時のオプションでスキャンディスクなんかも一緒に実行出来、終了時はWINDOWS終了までしてくれるなんて痒いところに手が届きそうな一品です。

過去、クラスタエラーが頻発したハードディスクを持っていた経験上、データ保全のためにたまにはクラスタスキャンもしなければいかん、というのがありますので迷うことなく「クラスタスキャン込みのスキャンディスク後にデフラグ、全終了後にWINDOWS終了」というメニューを選択しました。

で、もろもろの作業完了した午前4時、すっきりデフラグExにPCをゆだね就寝しました。

目覚めると電源が落ちていると踏んで。

 

で、翌午前10時に起きてみると、聞きなれた電源音と「カリカリカリ・・・」とハードディスクの回る音がまだしてます。

「スキャンディスクもやったしね。まぁもうちっとで終わるじゃろう」と高をくくって出かけました。

用事も終わって、午後三時に帰ってきてPCを見てみると、まだカリカリやってる。

この時点で11時間経過してます。

結局、デフラグが終了したのは午後5時30分ごろでしたので、なんと13時間30分もかかったのでした。

「こりゃオチオチデフラグも出来ないわ」と思ったんですけど、どうもディスクごとに個別にデフラグをかけられるらしいことが後に判明。

 

ちなみに家の環境は

プライマリHDD
C: 5GB (システム、主要アプリ)
D: 20GB(よく見るデータ、こまごまアプリ)

セカンダリHDD
E: 20GB(CGに使う)
F: 20GB(あまり見ないデータ、とりあえず放りこむ先)

となってるので、個別にやれば3分の1の時間で済むんですね。

それなら寝てる間に済みそうじゃないか。

いやー、知らぬが仏とはこのことですね<違う

 

しかし、上記ハードディスクに加えてCD-ROMとCD-Rが別だし、仮想CDなんてのもあるため、表示されるドライブレターは「Iドライブ」まであります。

最初は「家のPC、なんかすごいことになってるな、オイ」と思ったりしましたけど、馴れとは怖いもの。

最近特になんとも思いません。

ただ、たまにどこかに保存したはずの「拡張子付け忘れた名前もよくわからんファイル」を必死に探すのはここだけの秘密。

2001/01/12


新ゴジラ

歯医者で親知らずを抜きました。

幸い、今通っている歯医者さんは結構麻酔が上手のようで、あまり痛みは感じなかったですが、「ブチ」とか「バキ」とか「ゴリ」とかいうにごり系の音が体内から発せられるのはあまり気持ちのいいもんではありません。

また、親知らずが抜けた後、顔を拭いてくれるときに「飛び散った血をふき取りますねー」と言ってくれるのもどうかと。

で、縫合部分の出血状態を確認するためちょっと待つ間、待合室で脱脂綿をかみ締めながら週刊誌を読んでました。

ちょっと古いもので「サッチーついに年貢の納め時」みたいな記事がのってたんですが、そんな記事はあまり興味が無いのでパラパラとめくっていると、とある映画評論ページにたどり着きました。

新ゴジラの紹介です。

 

今回のゴジラは、悪役だそうです。

白目むいて襲い掛かってくるゴジラに、キングギドラが立ち向かう寸法らしい。

今までと逆パターンですな。

あと、自衛隊の動向がなかなかよろしく演出されてる模様です。

平成ガメラシリーズの金子監督がメガホンを握るということは知ってたんで、そのへんはきっとおざなりにはするまい、と思っていたんですが、やはりそうらしい。

自衛隊でなく防衛軍という設定で、怪獣と言う名の災害に対し緊急展開する、というものみたいです。

リアル路線なんだろうなあ、見たいなあと思うことしきりです。

 

子供のころから妙に東宝怪獣映画が好きで、「ゴジラ大百科」に始まり「東宝怪獣映画ポスター大全集」なんかも持ってた私。

巻末に特撮技術者の方が煙ダマに火をつけているような撮影現場の写真を見ては、「僕も大きくなったら東宝で特撮をやるんだ」なんて思っていた次第です。

そんな私ですから、今回のゴジラも見たいねーと思うんですけど、なにやら同時上映が「とっとこハム太郎のハムハムランド」とかいうものらしい。

ちょっとマズイ状況です。

映画館から出た瞬間に近所のオバチャンなどに目撃されたらどうなるでしょう。

「イワナミさんとこの息子さんは、三十路過ぎてもハムハムランドですって」と評判が立つこと必至。

ただでさえ引きこもり少年と間違えられそうな生活をしているのに、ここでそんな評判になるのは致命的です。

最終的には「精神障害を盾に殺人を計画している」なんてレッテルが貼られるかもしれない。

本当はワンピースやオジャ魔女ドレミを見て涙する、素朴で純な大人なのに。

 

私はとりあえずビデオがリリースするのを待つことにします。

幸運にもちっちゃな子供の居るお父さんはかならず見に行くようにしてください。

日本製の映画も捨てたもんじゃないことが分かります。

多分。

2001/01/09


究極の団体名

今、中嶋らも著の「ガダラの豚」ってのを読んでます。

友人に教えてもらって1巻だけ買ってみたんです。

その友人はなかなかいっぱい本を読んでるやつで、彼の推薦はハズレがほとんどない。

今回もかなりヒットし、はまりました。

これからも色々教えてクレー>文

 

本とか映画、音楽の選択なんてのはその人の趣味がバリバリからんできますよね。

新聞とかに書評みたいの載ってますけど、 その評論書いてる人の趣味属性が分からないと意味無いと思うんです。

書評書く人の自己紹介からはじめにゃイカンな、などと思うのですがいかがでしょう。

たとえば、「私は幼いころから戦闘モノのアニメーションが好き好きでたまらず、買った超合金の総額で家が建つくらいです。大人になった今ではさすがに超合金を買うのは止めてますが、その代わりにガンダムプラモを大人買いしています。セイラさんが好きです。」などと自己紹介された後に、「トム・クランシー著 「レッドオクトーバーを追え」は緊迫した米ソ間に・・・」などと書かれても「こいつはバカだから書評の信用ゼロ」などと判断がついて言いと思うんですけど。

ちなみに全然意味わからん例になってますが、まぁ言いたいことは伝わるかと。

 

ときにガダラの豚ですが、全部で三巻あります。

1巻ではまってしまった身としては続きを早く読みたいのは自明の理です。

1巻を読み終えると、これからどういう展開になるのだ!?とワクワクしつつ近所の本屋に走ります。

そこはレンタルビデオと本屋が合体した店で、いつも駐車場にはかなりの車が停まってます。

その端っこに駐車し、いそいそと文庫コーナーを巡ってみましたが、目標物は置いてない模様。

ないものはしょうがないので次の店に探しに行くぜい!と気合十分に車に戻ります。

で、発進しようとしたその刹那、「ブボボブボオ」と、なかなかどうして品の無い排気音のエスティマが私の前を横切りました。

窓が真っ黒にしてあって、車高は落ちてて、いろんな角とか羽根とかついてるタイプ。

私があまり信用しないタイプの人間が乗ってそうな車両に仕上がってました。

「人の趣味ってのは千差万別だよねー」と苦笑しつつその車が通りすぎるのをなにげに見送ってると、リアの真っ黒ガラスにチーム名が白抜きでデカデカと書いてあるのが目に入りました。

書体はなんというか、中世ローマっぽいような、明朝体と楷書体の混合って感じのソレっぽいものです。

「あーいう車が好きな人が好きそうな書体だよー。絵に描いたようなセットだよー」とほほえましく見守っていると、そのリアガラスになにか不自然な気配が感じられることに気づきました。

「なんだ、この妙な感覚は?」と、眉間にしわを寄せてよくよく見てみると、原因判明。

チーム名が元凶だったようです。

そのチーム名は

「SUTELUSU」

なんでしょう、この脱力感は。

たぶんステルスと読むようですっていうか、そうとしか読めません。

まぁ意味としては「おいらはレーダーに映らないのだー。だから夜の街を飛ばすのだー」みたいな感じなんでしょうが、なぜローマ字。

スペース押して変換する前か?

いままでいろいろなチーム名(のようなレタリング)を見てきましたが、最強です。

車の造り、レタリング周りの装飾具合から、そのマジっぷりが感じられるのがまたソソる。

力いっぱい笑わせていただきました。

おかげで当初の目的の本購入を忘れて帰ってきてしまいましたが、こんだけ笑わせてもらえれば文句ナシ。

末永く「SUTELUSU」しょって走って欲しいもんです。

 

誰か知らんががんばれ「SUTELUSU」!

決してバカにはしてないぞ!(笑)

前置き長い2002/01/07


最高級シューズ秘話

新春セールでいろんなものが安くなってまして、近所のショッピングモールはお客さんでごった返してました。

実は「ごった返し」という技は、古代ギリシャの誇る英雄チグリス・ユーフラテスがこよなく愛したギリシャ式横ばい柔術の必殺技だった、というを知る人はあまり居ないでしょう。

某有名空手家の「ゴッドハンド」、映画監督「ゴダール」、宗教指導者「ゴータマシッダルダ」などはこのごった返しが由来です。

夢枕に立った夢枕獏氏が言ってました(嘘)

ともあれ、安い安いと言いつつも、いわゆる本物は値段が高いですね。

とあるアウトドア用品屋さんでは、マイナス30度もOKというダウンジャケットが43000円だったりするし。

定価からはごっそり引いてるのかもしれませんけど、通常射程距離にあるものが1万円ちょっとくらいの私にとっては高嶺の花。

さすがに本物はちがうよね〜と言うしかありません。

 

確かにいわゆる本物って、丈夫で長持ちするから結果的にお徳、という側面もありますので損をしない買い物であると言えなくも無いでしょう。

あと、それを身につけることでなんとなく優越感のようなものを感じることができるし。

余裕があれば本物志向で居たいな、と思わなくはありません。

しかし、どっちかと言うと私は「その機能を果たせば安物もしくは偽物で結構」というバッタモノ至上主義です。

本物に似た偽物などを買ってしまいます。

すると、世界三大格言のひとつである「安物買いの銭失い」という格言をかみしめることになることが非常に多い。

「あー、やっぱりまともなあっちを買っとけば良かった」などとほざくことしきりでした。

ただ、実は安物買いの銭失い的品物こそ高級品である、ということに気づいたのです。

その一例を紹介します。

 

高校時代、通学用の靴を買いに靴の流通センターに行きました。

そのころ、たまにテニスコートに行って遊んだりしてたのでテニスシューズみたいなのが欲しいねーと店内を散策したところ、1000円のテニスシューズが目に入ります。

パッと見、そんなに安物にも見えないし、底のパターンもしっかりテニスシューズしてる。

貧乏学生にとって、その1000円という値段の吸引力は相当なものであるのは想像に難くない。

「これだ!」と全身に電気が走り、2.47秒後にはレジで会計をしていました。

次の日、真っ白に光る新品靴にちょっとした恥ずかしさを覚えつつ登校し、その足でテニス遊びに向かいます。(テニス部ではない)

「今日の俺はテニスシューズ装備ばい!なめんなよ!」と気合だけは十分に、技術的には不十分に楽しく遊びました。

次の日、その靴を履くと、なにか違和感が。

靴の中にゴミが入ったような感覚です。

とりあえず脱いでコンコンとゴミを出して見ると、厚紙の破片がボロボロでてくるではありませんか。

なんと、靴の中敷部分は紙だったのです。

それが無くなった靴の内部は、いきなり底のゴムが露出してしまい、もう履ける状態に無い。

泣く泣くその靴は廃棄処分となりました。

 

1回履いただけで終わった1000円の靴。

単価は1000円/回ということになります。

これは高い!

高い靴であることに間違いはありませんよね。

高校生のクセにそんな高い靴を履いていたという事実から、当時の私はブルジョア高校生だった、という結論が導けなくは無い。

(負け惜しみ、という人も居るかもしれませんが、人の考え方は十人十色ということで。)

うーん、この優越感。

「安物買いで銭失いつつ心の快を得る」

今年からコレで行きましょう。

2001/01/05


新年ライフ

新年、明けましておめでとうございます。

あっという間に2001年が終わりまして、はやくも2002年です。

21世紀も淡々と過ぎて行ってる感があります。

とりあえず私は今世紀までしか生き残れないと思うので、楽しくやって行こうと思います。

見捨てないでお付き合いのほどをよろしくお願い申し上げます。

 

で、新年といえば雑煮。

博多雑煮はうまいぜぇ!と言いたいところですけど、そんなに歴史がある家ではないので伝統にのっとった雑煮とかは出ません。

ブリが入ったりかつお菜が入ったりするのでそれらしくはなってますが、モチはサトウの切り餅なので角モチだし、アゴだしは使ってないし。

七割がた博多雑煮、というところです。

雑煮を食べる際の通過儀礼として「モチは何個にする?」という会話があります。

私は通常「3個じゃ足りないかもしれないし4個は縁起が悪いので、5個で頼みます!」と威勢良く頼むのが恒例だったんですが、今年はなんとなく焼きもちも食べたいなーという欲求が同時に沸きあがりましたので、3個だけ発注しときました。

おとその替わりの冷酒をキュッとやりつつ出来あがりを待つことしばし、今年初の雑煮と対面です。

 

「これからしばらくよろしく頼むよ」と言うが早いか、早速モチに襲い掛かります。

みゅーっと伸びる食感、だしと絡むこげたパリパリの部分、たまりません。

あっという間に2個を食べ終えました。

2個?俺3個って言ったジャーン!などとわざわざ作ってくれた母親に食って掛かるほど子供ではありません。

「まぁ焼きもち予定が2個だったから、そっちを1個増やそう」と冷静にトータル消費量を維持することにしました。

21世紀ですから、大人的な振る舞いをしないとね。

で、電気オーブンで焼けたモチ3個を皿に取り、食卓という名のコタツに戻りました。

しょう油をぶっ掛け、最近味の落ちた味付け海苔をバリバリ巻き、これまたバリバリ食っていると、それを見ていた両親がなにやら失笑している。

新年早々落ち度があったのか?と不安になりその失笑のワケを聞いて見ました。

私:「なんね?」

親:「あんたソレ食べたら7個ばい。よく食べるネェ。やけん太るったい(笑)」

 

おかしな話じゃないですか。

雑煮に入っていた2個といま食べてる3個、あわせると5個のはず。

あらぬ疑いをかけられてはたまりません。

五個しか消費しない旨を伝えると、あっさり「雑煮には4個入れとったよ」とのこと。

謎が解けました。

モチが焼く時に合体していたんですねー。

2個分のデカイのが2個、都合4個分のモチを食べていたわけです。

たしかに雑煮を食べてる時、食べ応えのあるモチだなーとは思ったんですよね。

でも、2個という数字にだまされました。

こういうのをマジックナンバーって言うんでしょうか?<言わない

 

こんな感じで新年から肥えそうです。

まずいなー。

とりあえず来年から痩せることに決めました。

2002/01/01


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