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2002年5月 屋根より高い鯉のぼりは田舎にしかない。


天神は今

ブッ壊れたメガネを修理しに、天神まで行くことにしました。

損傷箇所はつるのヒンジが折れる、というよくあるもの。

しかし、近所のメガネ屋さんでは、どこに行っても「あー、これは修理できませんねぇ」と言って新しいものを買わせようとするんです。

不況で売れないんだよーってのは分からないではないけれど、私のメガネは下手したら5,6万円かかるんで新品を買わせようとするところには行きません。

そこんとこ、天神愛眼では、即日なら1500円、5日くらいかけて良いのなら無料で修理してくれます。

どう考えてもそこで修理するのが得策です。

車で天神に向かいました。

 

途中みた電光掲示板には「天神付近渋滞」の文字が踊っています。

渋滞は嫌いですが、いまさらどうしようもないのでそのまま進行。

まもなく、あっさり渋滞にハマりました。

なかなか進まないのもアレですけど、交差点がすごいことになってましたねぇ。

福岡人は、基本的に「黄色はつっこめ」です。

下手をすると「赤になって3秒まではOK」くらいの勢いで走ってる人もまま見受けられます。

そんな慣習ですので、黄色になってもどんどん交差点に進入します。

先は渋滞で詰まりまくってますので、進入してきた車は交差点の真ん中付近で立ち往生。

信号が変わり、交差側の車線の車はその立ち往生の車両に進路をふさがれる。

また信号が変わり、進路をふさがれていた車が今度は進路をふさぐ側に。

とにかく停止線を越えて交差点ゾーンに入ってると、もう信号なんて関係ないよ状態です。

目の前の横向きの車の列の隙間に車の鼻先をつっこんで流れに乱入しないと、全然進めません。

普段、あまり人の多いゾーンに行きたがらない私ですから、なんか疲れました。

まだ用事は全く済ませてないのに。

 

メガネ修理は「2時間いただければ本日修理できます」とのこと。

2時間は長いですが、またあの渋滞にはまるのはゴメンだ!ということでお願いすることに。

さぁ、2時間あきました。

何をしますかね。

映画でも見ようか、と思ったりしたけど、何時から何がやってるのかさっぱり知らないし、喫茶店で2時間粘る勇気は私にはありません。

結局、久しぶりに紀伊国屋を徘徊することにしました。

紀伊国屋に飽きたら三越にあるらしいでかい本屋を覗いてみる算段です。

たぶんこれでかなりの時間を浪費できるはずです。

 

実は、私は昔から本屋さんって好きなんです。

なんか面白い本はないかねー?と面白そうな本を探すのは純粋に楽しいし、あのシーンとした雰囲気もいいっすねぇ。

ただ、立ち読みはあまりしない口です。

内容の確認とかはしますが、内容を読みふけったりはしきらんです。

深夜とかコンビニで延々漫画を読みふけるやつとかいますが、全く理解できません。

「そんなに読むなら買え」と言いたい。

まぁ店側で容認されてるみたいだから、私がとやかく言うことじゃないですが。

 

予定では1時間くらいうろついて、買った本を読みながらメガネ修理完了を待とうと思ってましたが、結局2時間まるまる徘徊してしまいました(笑)

でかい本屋はいいですなぁ。

また行きたいけどあの渋滞は勘弁してほしいです。

なんとかしろ >関連各省庁

2002/5/30


またですか

OSをWin2000にしてから、非常に快適になりました。

安定度がぜんぜん違うんですね。

ドライバが向上したのか、Midiを再生したら死ぬ現象もなくなったし、各種アプリケーション使用時も安定してるみたいで「俺の2時間返しやがれ!」とモニターにつっこむこともないし、ビデオカードの運用も98ではAGPスピードを一々1倍速にしないと駄目なんですが、2000では標準ドライバでも問題なしみたいです。

98時代から使ってるアプリケーションも、ほとんど問題なく使用できるし。

唯一の弱点は、マザーボードが古いため、自動で電源が落ちないことくらいですかね。

これくらいなら安定運用と差し引いてもお釣りがきますよ。

こんなことなら早めに導入してればよかったよ〜とPCと格闘状態になっていた頃を思い出しつつ、のほほんとしてました。

 

常時接続にもなったし、なにやらセキュリティのソフトでも入れてみようかねぇー、とフリーのファイヤーウォールソフトなんかをインストールしてみたら・・・再起動しなくなりました。

正確には、「エラーが発生してるからなんとかしてね」ってメッセージが出てOSが立ち上がらない状況です。

「まぁなんか相性が悪いとかそのへんじゃろ」とSAFEモードで立ち上げてそのソフトをアンインストールし立ち上げ直すと・・・お、普通に起動しました。

そのソフトとうちの環境が合わなかったんだよねー、と思い、違うファイヤーウォールのやつを入れてみました。

今度はちゃんと起動してくれます。

ファイヤーウォールもちゃんと動作してるみたいです。

オシ!オッケーじゃん。

そして普通に終了し、次に起動したら・・・起動しないんでやんの。

エラーメッセージは上記の「エラーが発生してるからなんとかしてね」ってのと同じです。

とりあえずファイヤーウォールソフトを疑いますが、一度ちゃんと動いてた事実があります。

この時点で「根本的にヤバイ」ことが分かりました。

根本的にはやばいけど、具体的にどこが悪いか分からない、ってのがつらいところです。

いつものことですが。

 

「こういうときのためデュアルブートだ!」とWin98で起動してみます。

(デュアルブートってのは、1つのPCに2つのOSを入れていて、起動時にどっちかを選ぶスタイルのことです)

こっちはあっさり動きましたので、ネットで情報収集。

しかし、これといった的確な情報は得られず、デフラグとかスキャンディスクとかいろいろ試してみましたが症状の改善はありません。

唯一発覚したのはWin2000インストールドライブに破損ファイルが多数発生していたことくらいですか。<大問題

 

デュアルブートではCドライブにWin98、DドライブにWin2000を入れてました。

98はゲームとかにしか使わないのでCドライブを1ギガ以下にしてたんですが、とあるゲームを入れたら「Cドライブ容量の残りが67MB」なんて前時代的な容量になってしまい、「こんなことなら多めにしとけばよかった!」と後悔することしきりだったので、Cドライブを大きくしたい、という欲求もありました。

そして破損ファイルが目立つDドライブはフォーマットしたい気分です。

この2点から、CとDをとっぱらってセグメント切り直し、ハードディスクは丸ごとフォーマットし直して、98と2000の再インストールを決意しました。

この時点で問題発生から6時間くらい経過していました(笑)

 

さて、うちの環境ですが、HDDは2機搭載されています。

基本的にデータ保存用(C,D,I)のやつと、OSインストール&データ用(E,F)。

とりあえずOS用は消してもそんなに泣かないで済むデータ類しかないので、そっちの構造改革に乗り出すわけですが、問題がなくもない。

C、D、Iとヤマハの点火系みたいなドライブレターがふられてるこのHDD、パーティションの切り方が

C :1GB FAT32
D : 5GB FAT32
I : 34GB NTFS

となっております。

また、デュアルブートは98→2000の順番で入れると面倒が少ない、というのがあるんですが、98の起動ディスクからではIドライブが認識できないんですねぇ。

NTFSってファイルシステムにしちゃたから。(NT系のファイルシステムなので、95系の98では見えない)

ということは、98インストール時に構造改革はできない寸法です。

2000の起動ディスクでやればいいのかな?と思いましたが、2000の起動ディスクで何ができるか知らないので断念。

とりあえず2000のインストール途中でパーティション切ったりフォーマットしたりできるから、そっちでIドライブを解除してからやればいいのか?と思いつき、実行。

Iドライブは消せましたので、「デュアルブートは98→2000の順番で入れると面倒が少ない」の法則に基づき、98インストールに入ります。

98の起動ディスクからCとDのパーティションを解除。

そしてフォーマットします。

 

詳しい人ならピンとくると思いますが、パーティションを解除したら、ドライブって無いのと同じなんですよね。

パーティションの解除→パーティションの設定→フォーマット

とすることで、希望するHDDの中身がフォーマットされるんです。

わたしがやった

パーティションの解除→フォーマット

では、違う方のHDDがフォーマットされちゃうんですな(泣

しかもフォーマットされちゃったEドライブは私のCGデータ保存用なのでした。(大泣

モデルデータとか基本的なものはバックアップしてたから良いんですが、前作のレンダリング画像全部、ムービー編集用のデータ全部、ネットを探し回って見つけたCGに使う効果音、汎用テクスチャ、プラグイン、チュートリアルなどは一気に消え去りました。

かなり被害甚大です。

しばらく真っ白な灰みたいになりました。

 

ちなみにOS、アプリケーションのインストールを終えたのは、事件発生から12時間後。

やっと終わったぜぇ、と風呂にはいるときメガネが壊れました。

またこの日の朝飯のとき、レンジでチンしたフライで口の中を大きく火傷してました。

ついてないときは、とことんついてない。

まぁ、これよりバイオリズムが下がることはないだろう、と楽観視してますが、どうでしょう。

これ以上悲惨な状況になったら、笑って済ませる自信がないです(笑) <まだ笑える

2002/5/29


24時間接続の恩恵

その昔、エアチェック少年でした。

高校くらいの頃ですかね。一番アツクチェックしていたのは。

ちなみにエアチェックというのは、ラジオで放送される楽曲を録音し、個人的に楽しむという、お金をかけずに流行りの音楽を繰り返し聴ける方法です。

貧乏臭い?

あたりまえタイ。 高校生なんだから。

 

FM雑誌を買ってきては番組表をチェックし、気になる曲にはアンダーライン。

DJのしゃべりが曲にかからない番組をチェックするのは当然と言うことで。

その番組の時間になると、ラジオの前に張り付きます。

狙いの曲がかかる!という段階で録音を一時停止にして待つわけです。

そして、曲紹介が終わるかどうかのタイミングでおもむろに一時停止を解除!録音開始です。

テープ残量を気にしながら曲が終わるのを待ち、曲が終わってナレーターがしゃべり始めるまで録音します。

曲終了からナレーターのしゃべりまでのタイミングを感覚的に記憶し、いったん巻き戻して最大限の長さで空白を確保し次の録音に備える、とまぁこんな感じの楽しい日々を送っていました。

このころの録音テープ、今はなきGIオレンジのサイキックマジックが入っていたり、サイヤイヤイ僕らのオリジナル猿人ビバビバヴァージョンとか入っていて、今聴くとなんともノスタルジーにひたれていいものです。

 

昔は良かったなぁと思うことの一つに、FM放送におけるしゃべりの比率が少なかったことがあります。

最近の番組は妙にしゃべりが多いような気がします。

音楽はFM、しゃべりはAMと相場は決まっていたんじゃないのかセニョリータ。

しゃべるなとは言いませんが、ずーっとしゃべりでちょっとだけ音楽、みたいな感じはやめて欲しい。

気になるんですよね。「誰々からのお便りです。”○○聞いてぇー!ついこの間のことなんだけどぉ、カレシが私に電話してきてぇ・・・云々”」みたいなお便り(笑)。

PC作業に集中してたはずが、いつのまにか「ほうほう、それでどうなったの?」と聞いている始末。

ラジオ切ればいいじゃんとか、CD聴いてりゃいいじゃんとか言われそうですが、音がないのは寂しいし、CDは60分くらい経ったら入れ替えないといけないのがめんどくさいし、だいたい聞き飽きてるのが多いっす。

わがまま?

 

全部MP3に変換してPCジュークボックスにするかな、なんて考えただけでもごめんなさいって労力だし、100連装CDチェンジャー買うほどお金はない。

そんな今日この頃、よさげなBGMネタを発見しました。

MP3ドットコムというサイトです。

いろんな曲がフリーで聞けるんですな。

インデックスファイルをダウンロードして、ストリーミング対応のプレーヤーで再生する、いわゆるストリーミングってやつです。

ジャンルごとに分けられてて、なかなか聞き応えもありそう。

曲紹介すら無く、ひたすら音楽だけが流れるのは気が散らなくていいですねぇ。

ブロードバンドだと音質もそこらへんのMP3並で良いようだし。

しばらくはこれを環境音源としてやっていこうと思います。

まぁ、たまにはHD上の宇宙戦艦ヤマトとかも聴くと思いますが(笑)

2002/5/27


野外の贅沢

オートバイでキャンプツーリングをするようになって以来、キャンプ好きになりました。

ツーリングで宿を使う人も居るみたいですけど、やっぱりキャンプの方が楽しいと思うんです。

夏の北海道なんかに行くとキャンプ場にはたくさんのライダーが野営してるので、近所の人となんとなく酒盛りに突入、なんて楽しいシチュエーションがそこかしこで発生しています。

知らないもの同士で「今夜は函館山に登りにいくぜ!」とか言って酒盛りは大いに盛り上がり、案の定みんなつぶれて企画倒れ、ちゅうのも今は楽しい想い出でございます。

まぁ私の場合、「宿の予約がめんどくさい」、「その日の気分で泊まる場所は適当に決めたい」ってのが大きいんですが(笑)

当時は、当然ですがバイクに積めるだけの装備で野外生活をエンジョイしていました。

必要最低限のもの、しかも小さめのグッズしか搭載はできません。

でも、「一つの道具を多用途に使う」みたいな感覚が好きでしたので、別に苦には思ってませんでした。

で、社会人になり「林道にキャンプに行けそうな車」としてジムニーを手に入れると、その積載量にビックリ。

イスとテーブルを積んでも余裕シャクシャク!

バイクの比じゃない!

装備がバイク用の小さいもの、もしくは小さく畳めるものしかなかったので当たり前なんですけどね。

 

とりあえず野外生活に支障がないレベルのグッズがそろいましたので、もう買うモンはねぇぜ!と安心していました。

でも先日、友人から「ダッジオーブン買ったんで試しになんか作るから一緒にどう?」とのお誘いが。

テレビや雑誌で見たことのあるダッジオーブン。

「でかい厚手の鍋」としか印象になかったけど、実際に使ってみたらなんともたまらん道具でしたね。

作った料理は定番のローストビーフ。

ニンニクの小片をたくさん差し込み、塩胡椒を刷り込んで焼くだけのシンプル料理。

ふつうに焼けばただのでかい焼き肉ブロックなんですけども、ダッジオーブンで焼いた肉はただの焼き肉と違いました。

なんと言ってもそのオーブン効果で逃がさなかった肉汁のほとばしり方が尋常じゃないっす。

グラム100円くらいの安い肉でしたけど、まじで美味かった!

推定で300から400グラムはぺろっと食えた感じじゃないでしょうか。(その後しばらくは肉食いたくなくなりましたが)

やっぱりふたの上に炭を載せて廻りから焼いていく、って構造が良いんでしょうなぁ。

私の中の「いずれ買わねばならんグッズ」にノミネートされたのは言うまでもありません。

 

こんなん書いてたらキャンプ行きたくなってきたなぁ。

ローストビーフでたらふくビール飲みたいなぁ。

ダッジオーブン持ちを連れて山に行きたいなぁ。<他力本願

2002/5/24


速いものです

ブロードバンド通信環境。

今までのモデムは56kbpsでしたが、そのフルスペックすら出ない30kbpsくらいでネット界を徘徊してました。

当然遅かったです。

ビジュアルデータなんて、じっくり待ってないと見れない。

大きめのムービーなんて一晩かかりそうな感じ。

Windowsアップデートも数時間かかり、しかも途中でこける始末。

「でも、まぁいいや」と思ってましたが、甘かったです。

ブロードバンドがこんなに速いとは思いませんでした。

自前のムービーも落としながら再生出来るなんて!

かなりショックでかい。(良い方向で)

今まで重くて見られなかった人の作品(静止画、ムービー)とかそりゃもうバンバン見られるじゃないですか!

これもショックでかい。(そのままの意味で)

かなり上手い人がゴロゴロしてるんですなぁ。

まぁ、がんばります。

 

狂喜乱舞が収まりかけた頃、どれくらいのスピードが出てるのか気になりました。

「通信速度測定」などで検索し、通信速度を測るサイトでいろいろ試してみると、速いときでだいたい1.5Mbpsというところです。

いままでの30kbpsからすると、だいたい50倍速いことになります。

30km/hで走っていたところを1500km/hで走るのと同じくらい。

もはや音速です(笑)

別世界であるのが分かっていただけますでしょうか。

しかし、契約は8Mbps(下り)。

ベストエフォート方式って言う、回線容量を契約者間でシェアする感じなので、そこそこ遅くなるのは分かるんですが、契約の4分の1も達成しないのはどういうことやねん。

200キロ出ますよ!と言われて買ったスポーツカーが、いざ走ってみると50キロしか出ない勘定じゃないですか。

「ADSLはスピードでない地区ですから、JCOMにされた方が快適ですよ」と言われてCATVにしたのに、あんまりだ!という感じもなきにしもあらず。

とりあえず速いので、まぁ良しとしましょうかねぇ。

ちなみにテレホーダイタイムの現在、400kbpsくらいしか出てません。

日本のブロードバンド環境、まだまだ発展途上という気がします。

 

とかなんとか言いながら、テキストサイトなどに関しては、自分の読むスピードよりダウンロードのスピードの方が断然速いのは事実。

開くだけ開いてまだ読めてないページがたくさん表示されてるわけでして。

一応、斜め読みとかチャレンジしてるんですが、雰囲気をつかむのが精一杯で内容の把握には至りません。<読めてない(笑)

ブロードバンドの普及は、意外と速読法の普及を呼びはしないか?なんて思う今日この頃です。

2002/5/22


勘違いは困るな

なかまなかまなかまー、仲間ーを食べーるとー♪

それじゃあビバリーヒルズ青春白書じゃん!

スーパーの鮮魚コーナー付近で思いついたひとりボケツッコミ、いかがでしょう。

鮮魚コーナーでは必ずかかる「魚を食べようの歌」。(タイトルは知りません)

確かにキャッチーで耳につくのはわかりますが、ここまで流行るものではないような。

だって内容は「タイしたもんだよスズキ君ー」とか言った語呂合わせのみ。

その中で世界愛とか人種差別問題とかイデオロギーを感じさせるなにかがあれば話は別ですが、そんなモノはみじんも含まれていません。

終始、魚の名前の語呂合わせです。

そんなCDが大ヒットとは。

しかも有線放送なんかでジャカスカかかるとは。

流行りモノに弱い日本人像が如実に浮かび上がる現象かと思われます。

まぁ「へーコキましたね」(Mens 5)を買ったりしたことのある私が言うことではありませんがね。

ちなみに「深紫伝説」(王様)とかゲイシャガールズのCDも購入した記憶があるなぁ。

説得力がないにもほどがある、という所ですかね(笑)

 

時に、我が家にも広帯域(ブロードバンド)回線が導入されることになりました。

わーい。

我が家は、ADSLはつながるけど速度がぜんぜん出ない地域らしいことが判明したので、ケーブルテレビの回線を契約しました。(ネットだけ)

月額5800円は高い気がするけど、今払ってる金額がプロバイダ代とテレホーダイで合わせて4000円くらいあるわけだし、プラス2000円でつなぎっぱなしの超高速になるなら全然イイです。

兎にも角にも、これで平均速度2.9kbpsの超低速インターネットとはおさらばです。

たかだか30MBのムービーファイルをアップロードするのに3時間もかかったのは懐かしい思いで。

これからはアレでソレなサイトにもバシバシアクセス!

もううちのハードディスクは誰にも見せられないぜ!

とならないように祈っててください。

 

前置きが長くなりましたが、そのJ-COMの営業マンに契約書を渡すとき、「中村がはずされたのはビックリですよね!!」と突然興奮気味に話しかけられました。

「中村?」

行間を読もうにも、なにも条件が無く提示されたその名前に、私の脳内コンピューター(メモリ2KB)はフル回転で「中村」を検索。

自分の中で一番有名な中村は必殺仕事人の「中村主水(もんど)」でした。

「しかし、なぜいきなり必殺仕事人の話をするんだ、コヤツは。 確かに高校時代からの友人と、いまでも「一かけ二かけ三かけて、仕掛けて殺して日が暮れて、橋の欄干腰おろし、おーい、お前さん・・・」なんてやってるのは事実だけど、そんなのなんで知ってるんだ? 実はこの人、どっかで俺と同級生だったのか? いや、そんなことはないなぁ。 知らん名前だし。 ん?主水は主役だから「はずされる」って表現はおかしいよな。 これは再検索の必要があるぞう」

今度は時事ネタのあたりで検索。

すると、「あー、サッカーの中村ね!髪の毛が目に入りそうな人ね!」と検索終了。

時節柄、これで当たりでしょう。

どうやらそのJ-COM社員は、ワールドカップの代表選考から中村氏が漏れたことに憤り、興奮を隠せないようです。

「いやー、○○より中村でしょう!やっぱり。ねぇ!」と興奮気味に同意を求められましたので、「そうですね」と合わせときました。

そのまま何も言わないのは、いかにも「サッカーは興味ないです」と言ってるのと同義かな、なんて思いましたので「監督にもなにか思うところがあるんでしょう」とつないでみました。

すると私がサッカーに興味がないことに鋭く気づいた営業マンは「あ、サッカーお好きじゃありませんでしたか?」と直球で勝負しにくるじゃないですか。

「ああ、そうだよ!サッカーは見ねぇんだよ!ワールドカップにみんな興奮してると思ったら大間違いだ!そんな暇があったらダイエーを応援しろ!」と言いたいところですが、私も大人です。

「いえ、ボチボチ好きですよ」と日本語になってないような、それでいて意味が何となく通じるような、最近よく聞く「粛々(しゅくしゅく)と」みたいなナイス煙に巻く表現で乗り切りました。

興味がないのはきっとバレバレなんですが。

その証拠に、サッカーの話はそこで打ち切り。

重い沈黙がその後の玄関を支配していました。

 

ワールドカップ、そんなに盛り上がってるんですか?

少なくとも私はまったく盛り上がっていません。

いつから始まるのかもよく知りません。

「世界と戦うんだ!凄いんだ!」と興奮気味に言われたこともありますが、世界戦ならバイクのレースが毎年12戦くらいやってるし、今日本人ってかなり速いのでスゲー面白いです。

私の中のスポーツおもしろランキングは、以下のようなモノです。

世界GP > ダイエー戦 > 大相撲 > ワールドカップ

ってな感じ。

また「非国民!」とか言われそうですが、だって全然興味ないんだもーん。

どうせ負(以下略)

 

とりあえず、がんばれニッポン。

2002/5/18


50代の野望

グリーンジャンボが発売になっているようです。

1等前後賞併せて3億円のアレです。

みなさん、買われました?

私は最近、「どーせ当たらんに決まってる」ような気がして買ってません。

10000円分買って10000円当たった気分でちょうどイイような。

なんか哀しい発想炸裂ですが、いいじゃない。

貧乏なんだから。

 

ともあれ、年に4回くらい発行されるジャンボ宝くじですが、どうやら当たりやすい人というのがいるようです。

寝る前に見た朝のワイドショーでやってたんだから本当です。

「なんと!宝くじには当たりやすい人がいると言うのをご存じですかぁ!?続きはCMの後!」みたいにやってました。

まんまとCMを見せられました。>私

CMの間、「自分に符合するキーワードだったらどうしよう。 3億円長者になったら、えー、まずパソコンを・・・いやいや、ババーンとワークステーションでもかっちまうかな。 それよりもジムニーのミッション修理を・・・いやいや、新品のミッションを買って・・・いやいや、新車を買えば良いんだった。 あとは、家でも建ててギャルゲーとかDVDとか買いあさって引きこもろうかな(笑)」などと考えあぐねていました。

で、「さぁ、みさなんお待たせしました! 宝くじの当たりやすい人は!」

じゃーん!ついに発表されました。

その傾向とは、「朝、右から靴下をはく人」とか「買いに行く前に目玉焼き(味付けは塩のみ)を食べた人」とか「初詣でお賽銭に105円投げる人」とかではありませんでした。

それは「50代男性!」らしいです。

イニシャルとかもあったと思いますが、記憶にございませんのであしからず。

「50代男性が当たりやすい!」と発表されても、結局は「50代男性が一番多く買ってる」という事実が残るだけのような。

確率的に、たくさん買ってる年代がたくさん当たる、というだけでしょう。

「は!バカバカしい。 これだからワイドショーってのは低脳で困るわ!」と憤慨したのは言うまでもないです。

 

ただ気になるのは、なぜ50代男性がそんなに買っているのか、ということ。

50代男性となれば、それなりの役職、それなりの年収、家庭は安泰、問題なし、みたいなのじゃないんですかね?

そんな中に居ながらも「いつかコレをやってやるんだ!」などと野望をフツフツとたぎらせているのでしょう。

「50代の野望」とはなにか。

お金がかかること、今までやってなかったこと、そして、ヤリたいこと。

となれば、やっぱり愛人を囲うことじゃないすか?

実際にそのような囲い込み運動が行われているのは聞きかじったことがありますので、情報網の広がった50代(愛人無し)の耳にも当然とどいているでしょう。

A部長:「おい、あのB事業部長、こんどはあそこのママ囲ったらしいぜ。やるなぁ」

C部長:「くそー!俺もいつかはあそこのハナコちゃんを!」

という所なのではないでしょうか。

囲う方も囲われる方もどっちもアレなんで、私としてはどうでも良いんですけど、まぁ人として程々にしとけ。

 

結論として、お金があれば大抵のことは可能になるこの世の中、そのことを一番よく知ってるのが50代男性だった、ということなんじゃないすか。

確率統計に一番弱い人種が50代男性だった、という見方もできますが、なんか可哀想なので言わないでおいてあげましょう。

2002/05/17


降水量200mm

土砂降りって好きなんですけど。

降りしきる雨が地面とか屋根に当たる「ザー」とか、風にあおられて滴が窓に当たる時の「バチバチバチ」とか、なんとなく聞こえる低周波の「ゴオオ」とか、いろいろと聞こえるじゃないですか。

こういう音ってホワイトノイズ状態になり、聞こえてるんだけど意識しない状態になりますよね。

そうなると、当然そのホワイトノイズ以下のレベルの細かい雑音は聞こえなくなります。

結果として、かなりな静寂状態が訪れるわけですな。

その静寂の中で、ようかんをお茶請けにして日本茶をすすりながら本やらマンガを読んでると、なんとなくホッとします。

状況的にはすごく貧乏くさい行動なんですけど、精神的に安らぐ感覚があるんですよねー。

「雨によるマイナスイオン効果」なのかもしれません。

個人的には、たかだか負の電荷を帯びた極小水滴が精神を安定させられるわけがないと思ってたりするんですが。

 

似たようなものに「オゾン効果」ってのがありますな。

「オゾンを吸い込んで森林浴効果」とかうたってる商品とかありますけど、オゾンという物質自体は毒性があるのではなかったかしら?

たしか、オゾンって酸素分子が3個つながって出来てるんじゃなかったでしたかね?

酸素分子は酸素原子が2個くっついて電気的に安定状態だから、3個になると半端に電荷がかかって不安定な状態のはずだから、そこらへんには無いモノのはずじゃないのかな?

高校の選択授業で化学を捨てた私ですから、ホントの所はよく知らないので今日はコレくらいで勘弁しときます(笑)

 

そうそう、土砂降りで好きことがもう一つありました。

車で水たまりに突っ込むことです。

大雨の時は信じられないくらい広範囲にわたって路面に水がたまってるゾーンがありまして、そこそこのスピードでその水たまりに進入すると「ザバアアァァ!」と水しぶきが高々とあがります。

なーんか、気持ちイイ!

初めての時は速度が速すぎて「ガッパーン!」と突撃してしまい、フロントガラスに滝が出来て全く前が見えない状態になったので、以後気をつけています。

そんなに水たまりが大きくなくて、片輪だけ水たまりに突っ込ませる場合は、けっこうな勢いで車が横方向に振られるのでハンドルはがっちり握りましょう。

振られたときに「ヌオっ!」と思わず叫ぶのも、たまには良いもんです。

バイクでやるのもいいっすよ。

両足をステップから離してV字開脚状態にしてから水たまりへゴー。

フロントホイールがザバザバと水を切っていくのは妙に気持ちがいいです。

ただ、水の抵抗ってのは結構大きく、それなりに減速していっちゃうので、あんまり長い距離の時は要注意。

速度不足で転倒なんかしちゃったら、エンジンが水を吸ってバイク昇天間違いなし。

まぁ、最近はそんなに深く水がたまるところはほとんどないでしょうけど。

 

「また雨だよ」とかお嘆きの貴方。

上記のように、雨でも楽しもうと思えば楽しめるんです。

高かったスウェードの茶色い靴がいつの間にかカビて真っ白になっていたり、5枚入っているはずの味付けのりが湿気でくっついて1枚になっていたり、Tシャツが生乾きで雑巾のようなニオイを放ったり、傘の先ッチョがほつれて貧乏くさい傘になっていたり、車なのに乗ってて濡れたりすることもありますが、楽しいことだけ見つめていこうじゃありませんか!

梅雨なんて・・・嫌いだ。

2002/05/16


深夜のスタンド

深夜、友人宅から帰宅中にガソリン残量が気になってきました。

私の車は、リッターあたりだいたい10キロくらい走ります。

燃料タンクは40リットルらしいですが、ちょいと凹んでますので38から39リットルというところでしょうか。

「それなら380キロは走るんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、それは机上の空論。

車って常に水平状態を保ってるわけではないし、燃料自体がチャプチャプしてるわけですから、燃料がちょこっとは入っていてもタンク内の吸い込み口に燃料が届いてない場合も考えられるわけです。

もしそうなったら、いわゆるガス欠。

JAFを呼ぶか、和製トップガンと言われるべく作ってはみたモノの大失敗腐れB級映画に成り下がったベストガイの織田ユウジよろしく、車を押してガソリンスタンドまでなんとかたどり着かねばなりません。

さすがにそれはイヤなので、早々に給油したい。

でも、ガソリンスタンドの位置はたくさん知っていても、24時間やってるスタンドってあんまり意識していないせいか、いざとなるとそんな時間にどこが開いているのかさっぱり分かりません。

「とりあえず大通り沿いなら開いてるだろう」と高をくくってバイバスを走りましたが、予想に反してかなりの確率で閉まってました。

燃料系の針は既にENPTYを越えています。

「ちょっとヤバイかも」

そう思った私は、急遽ルートを高速のインターチェンジ方面に。

そっちの方角には何軒もガソリンスタンドがあったし、高速に乗る前の人のために24時間が結構あるはず、と鋭い洞察力がさえ渡った次第です。

 

しばらく走ると、案の定、煌々と明かりのついたガソリンスタンドを発見。

滑り込むように入りましたが、なんとも人気がない。

「電気がついてるだけか?」と思ったところで詰め所みたいなところから2名ほど店員さんが現れホッと胸をなで下ろしましたが、出てきた店員さんを見てびっくり。

店員さんのうちの一人は、なんと60歳は越えてらっしゃるであろうご老体。

時は既に深夜2時をまわっています。

しかもそのご老体、まことに愛想が良く、テキパキと働いてくれます。

「窓は洗剤で拭いてもよろしいですか?」

「灰皿、ゴミなどはありませんか?」

「空気圧、チェックいたしましょうか?」

などなど、非常に丁寧。

そんな時間にガソリンを入れてもらえるだけでもありがたいのに、ここまできちんとサービスしてくれるおいちゃんに感謝感激です。

 

しかし、正直なところ、ありがたいを通り越してなんか悲しくなってしまいました。

こんな年寄りが、こんな深夜に働かなければならない現実を垣間見てしまった悲しみ、というのが正しいでしょうか。

ニュースとかで「不況だ倒産だ不良債権だ」と良い話はあまり聞かないので「なかなか日本も大変なのよねー」と漠然と思ってはいましたが、さすがに老人が深夜労働せねば生きていけない状況になっていようとは。

だてに借金670兆円の国ではないな、と実感させられました。

670兆円の借金をどうやって返す予定なのか小市民の私にはさっぱり分かりませんが、偉い偉い政治家の先生方がいい方法を思いついてくれるでしょう。

高い給料もらってんだから、それくらい思いついてもらわないとねぇ。

ま、無理でしょうがね(笑)

2002/05/14


拝啓調味料様

漫画の「サバイバル」の中で、「現代人はもはや調味料無しでモノを食べることは出来ない」みたいな描写がありました。

それを見たとき「なるほど、確かに」と深く納得したことを覚えています。

映画「ランボー」でスタローンがイノシシをナイフで狩って、たき火で焼きながらナイフで食うシーンも、一瞬美味そうだななんて思っちゃいますが、塩もこしょうもなにもなしの素焼きの豚肉なんて、冷製に考えるとぜんぜん美味しそうではないです。

ハイジのおじいさん(オンジ)が、焼いて半分溶けかかったチーズをパンに乗っけてくれたのをハイジがむさぼり食うシーンも、確かに美味そうではあるんですが、ピザソースがあったら良いのになぁ、と今は思ってしまいます。

お好み焼きが焼き上がった頃におたふくソースが切れてしまっているのに気づいた時なんて、それはもうこの世の終わりに近いショックが全身を貫いて行きます。

焼き肉をして、肉がいいあんばいに焼き上がったときに「エバラ黄金の味」のふたを開けたらふたの裏側で繁殖しているカビが発見された、なんてときも同様の衝撃が走ります。

 

このように、現代食生活に於いてなくてはならない調味料。

勢い余って買いすぎ、これから数年は大丈夫だよー、みたいな感じのほうが精神衛生上よろしいような気がするのは私だけでしょうか。

一人暮らしのくせにオイスターソースや味ポン複数が棚にあるというのに、スーパーで安売りしてたら「買い時だ!」とまた在庫を増やしていたころを思い出します。

結局、引き払うときに何本か捨てましたが、それまでの食生活において「うちは絶対味ポンが無くならない」という自信は、仕事に置いてもプラスに働きました。

朝から晩までPCに向かい、「ここの処理はこうだけど、こっちにくるとあーなって、あれ?こうなってるはずなのにログだとそうなってないなー、もう一回処理をおってみようか。あら?今度はここは良いけどこっちがなんか変やんけ。うー、わからんバイ。え?この処理明日までに修正完すか?」と泣きながらなんとか仕事を終え、自宅に帰ってくる頃にはコンビニの弁当もあらかた売り切れてる時間帯になってる、なんてことが多々ありました。

そういうときに、「冷凍してあった鶏肉となんとか食えそうな白菜でつくる水炊き」を食う喜び。

鶏肉にしみ込む味ポン(柚子胡椒入り)は、私の魂をいつも救済してくれました。

勢い余って雑炊まで突入し、満腹で動けなくなりながらも「仕事があるからこんな美味いものが食えるのだ。明日もがんばろう」とポジティブな前向き人間になることも可能です。

 

しかし、もしここで味ポンがなかったらどうなるでしょう。。

脳は味ポンの味覚を想定しているにも関わらず、舌から脳に送られる信号は味ポンでは無い、という場合、食欲関連プログラムは異常ルートに入ります。

当然、食事から得られる幸福感はなくなり、期待を裏切られたあてどころのない憎しみが徐々に増幅していきます。

塩かなんかでとりあえず期待はずれの水炊きを食べ終わるころには精神的にすさみまくり、その夜の飲酒量はいつもと桁が違ってきます。

そして次の日は二日酔いでがんがんするアタマで出社することになり、眉間にしわを寄せ敵意むき出しの視線を虚空に送る私には誰一人声をかけることが出来ません。

意を決して上司が「イワナミ君、昨日の処理だけど、どうもまだ直ってないみたいなんだけど・・・」なんて言われたら、「昨日は大丈夫でした」と吐き捨てて自分の責任を放棄し、自分が100%悪いくせに「なんでいっつも俺んとこなんだよ!」と逆ギレする、なんて社会人失格免許皆伝な事態に陥ること必至です。

そこで私には仕事もろくに出来ない腐れ外道のレッテルが貼られ、リストラ名簿の筆頭に名前が載ることになります。

味ポンが切れただけで社会人生命も切れる、ということですな。

人生を左右するほどの影響力を持った調味料。

安売りの時に多めに買いましょう。

 

ただ、多めに買ってるからと言って、人生が豊かになるという保証は無いです。

多めに買ってても、自社の持株会に入り損ねてそこそこのお金を手にする機会を棒に振ったり、エアコンが水を吹いて下に置いてあったパソコンが水浸しになったり、天井裏の配管が破れて最上階じゃないのに雨漏りしてさらに悪いことに濡れた火災報知器が誤作動して消防車が来てみたり、岩場で車の下側をヒットしてたんのに気づかずまっすぐ走らない車で1200キロ走る羽目になったり、年休を取りすぎて退寮日と退職日が一緒になっちゃってその日着替える場所もなく右往左往してみたりする人も居るらしいですから。

人生ってそんなに甘くないですね(笑)

2002/5/4


観光名所だったのか

九州北部の人にしか分からない話ですいませんが、日田の話です。

日田ってのは、福岡から南の方に70kmほど行ったところにある街です。

熊本や大分方面に向かうときに必ず通る地点なのですが、私にとって日田という土地は、今までは通過点にしかすぎませんでした。

四駆コースに行くときに日田インターで降りたり、日田一品街で集合する。ツーリングで阿蘇方面に向かうときに「とりあえず日田に向かって、そこからこの道で・・・」なんて使い方です。

メインルート沿いにはめぼしい建物はなにもないし、立ち寄るとしてもせめて給油かコンビニ程度でした。

 

しかし、今回は違います。

遠方からきた友人が、「日田って別名が小京都らしいから観光したい」って言うじゃありませんか。

「日田 called 小京都」なんてフレーズ初耳でした。

でも彼が持ってた九州ウォーカーには、そんな紹介がちゃんとされていました。

実際、メインの国道から奥に入っていくと、古い家屋の町並みが現れるではありませんか!

新しくできたであろう建物もレトロチックな建築様式風で建てられていましたし、ただの側溝もいい感じだったり、街灯なんかもそれっぽい。

また、電柱が無いので電線もなくなっていて(たぶん埋設方式にしてあると思われる)、レトロ調の町並みのイメージアップにかなり貢献していました。

日田観光協会の意気込みがヒシヒシと感じられます。

 

ここまで街をつくってあると、テレテレ歩き回るだけでなかなか楽しい。

喫茶店も御休庵(おやすみどころ)の風情でして、「アイスコーヒーでも飲みてぇー」と入ったのにも関わらず「抹茶とようかんください」なんて、まんまと術中にはまってしまいました。

当然ですが土産物屋もいっぱい軒を連ねてて、売ってるモノも和菓子とか陶器とか下駄、竹細工とそれっぽい。

「超濃縮そうめんのたれ」なんて言う、欲しいけど1300円は高いよおばちゃん的グッズも売ってたり、「デンドロビウム(注1)置いてます」ってポスター張ってるおもちゃ屋もあったりと、なかなか楽しませてくれます。

「いいね!日田!」と思ったのは言うまでもないでしょう。

(注1)デンドロビウム
 ガンダムのプラモデルの一種で、完成すると全長60センチ以上になるバカでっかいプラモデル。
 ちなみに28000円もするらしいが、結構売れてるらしい。
 オタクによる経済効果ってもの国会で審議するべきじゃなかろうか、なんてアホなことを考えさせてくれる一品。

 

でも、お店のほとんどが夕方5時で閉まるのは何とかして欲しかった。

おかげでおみやげ買えなくて、家族からの評価下がっちゃったじゃないの。

評価が下がった原因の大半は私の生き様のせいかもしれませんが、今回の責任の一部は日田観光協会にあるように思いたい。

そう思う自分がちょっと恥ずかしい2002年のゴールデンウィークでしたとさ。

2002/5/2


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