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2002年7月 アツが夏い。


テレビッ子世にはばかる

某テレビ局で27時間テレビというのがありました。

最初、「あぁ、チャリティの。 こんなじめじめした時期に愛は地球を救うんだ。」と思いましたが、局が違うようですね。

「みんなのうた」とかいうサブタイトルだったようですが、何がしたかったんですかね?

アカペラコンテストとかライブとかトークとかやってたのはちらっと見ました。

ただ、いくら暇人とは言え長時間見るのは耐えられず、たまにTVをつけてチャンネルを回す途中に「お、まだやってるやん」という認識でした。

最後どうなったのか、そのテーマはなんだったのか、未だに不明です。

まぁ知りたくもないですけど。

「日本一長時間の番組を放送するのだ」みたいにアホな企画だったのかも知れません。

ただ、モームスとか出てれば視聴率は稼げるだろうし、引きこもりな輩も「あー寝れねぇーポチッとな」ってな感じで見ちゃうかも知んないし、おもわずポロリとか期待してる人もいるかも知れんし。

正直、どうでも良いものでしかありませんな。

この手の番組は。

 

関連で面白いなあと思ったのが、某2ch関係者が富士TVへの抗議の意味を込めて、番組内で大々的に清掃する予定の江ノ島の浜のゴミを先に拾っちゃって富士の面目丸つぶれ、というのがありました。

詳しくは書きません(知りません)が、なんでも、富士TVが行ったサッカー報道の姿勢に反感を持ち、抗議行動に出たらしいのです。

結局は、先に清掃されちゃってたこととか、それが抗議行動であったとか、そのへんがおざなりに(抗議関連は皆無)しか放送されず、「事実を伝える報道が行われていない!」と関係者は息巻いているとか。

私も、メディアの功罪なんてのはいつも見え隠れしてるものと思いますし、報道側のさじ加減で事実をねじ曲げて伝えることなど簡単至極だと思います。

例えばAという事象が九十件あり、相反するBという事象が十件あったとします。

それを「なんとBが十件も発生!大変な事態になりました!」と報道されれば、視聴者は10%の確率しかないにも関わらす「Bだ!なにやら大変だ!」とうろたえることになります。

結局のところ、放送内容の真偽性は内容を取材編集する人の良心に依存する、ということになっちゃうのではないでしょうか。

その辺りに疑心暗鬼になりすぎるのも問題のような気がしないではないですが、最近は人をだましてナンボ、みたいな話をよく耳にするので100%鵜呑みにしろという方が難しい注文なのかも。

ちゃんとやってる人もいるけど、ちゃんとやってない人もいるわけですからねぇ。

なんかイヤだなぁ。

 

そんな中、やはりNHKの番組は面白いっすね。

最近のおすすめは「人間大学」(だったかな?)

金曜深夜に放送してます。 教育放送だったと思います。

もう、構成はまんま大学の授業みたいですが、非常に面白く感じます。

私は学生時代、一年次の必修科目であった「経済学」をさぼりにさぼった挙げ句、四年の時に受講した、という経歴があります。

そのときの印象は「知恵が付いていく気がするぅー! 学問ってのは実は面白いんだ!」というモノでした。

一年の時だと高校までの受験勉強的な発想しかないので、「これとこれは試験に出そうだから覚えなくちゃ」みたいな感じで授業を受けます。

当然、面白くないです。

経験上、試験三日前くらいから脳の一時記憶領域にダーッと詰め込んで、試験終了後即座にその領域を開放。 まれに残存する内容もある。 という感じ。

しかし、大学生とは言え四年ともなると、バイトなどで社会経験を持ってるし、なんやかやと多種多様な人と接してきてますので、一年の時とは比較にならない位たくさんの情報を持っている状態です。

そんな状態で聞く経済論ですから、自分の経験とか知識を踏まえて当時の状況をリアルに想像することが出来た、というのが面白かった原因ではないでしょうか。

知らないことを知る喜び、と言うのも感じた気がします。

さらに社会に出たり入ったりして経験値を積んだら、「なるほど!」とか「知らなかった!」という時の喜びもひとしお。

これは毎週チェックしたくなりました。

テキストも買う予定です(笑)

 

個人的には韓国文化についての講義が面白いっす。

東京より近いのに、全然知らないんですよねー。 韓国の歴史って。

キムチに唐辛子を使うのに、日本が関与してたって知ってます?

唐辛子は元々韓国には無くて、日本が朝鮮出兵したときに持っていって、それから彼の地で広く使用されるようになったらしいです。

他にも、韓国食文化に「一人でご飯を食べる」という概念はないとか、電子立国を目指す韓国では三八六世代と言われる人たちが活躍しているとか、いろいろあります。

別に知らなくても困らない話ですが、やはり知らないことを知るのは楽しいですよ。

そんな感覚をもってる紳士淑女の諸君は、花金(死語)とか言ってないで、お家でNHK教育放送を見よう!

番組を見ながら飲む、というのもオツで結構でございます。

ただしその場合、脳に蓄積される記憶量に減少傾向がみられますけど<実証済み(笑)

2002/7/8


キーホルダーの機能

現代都市生活において、鍵は必須アイテムとなっています。 (田舎の方では常時開けっ放し、つけっぱなしと、不要とされるところがあるようですが)

まず家の鍵、乗り物の鍵があると思います。

持つ人はさらに会社の鍵、恋人の部屋の合い鍵、貸金庫の鍵、パソコンの鍵、チェーンロックの鍵、アラブ人ならテレビの鍵などと、その数は増える一方。

そんなとき、人はその鍵束にキーホルダーをつけます。

第一の目的は、その鍵束に個性を持たせ、落としたときに「あ、それ俺の!」と主張できるようにすることしょう。

住所氏名まで記載すると、犯罪に使用されることが予想されるので、まぁイニシャルとかその辺で個人を臭わすのが一般的な手法です。

もしくは好きなキャラクター(ネズミーマウス、キチー、ガンタムなど)でその鍵束に個性を与えるとともに自分の嗜好までアピールする。

大半の方はこんな感じだと思います。

 

一方、質実剛健というか、機能重視パターンというのもあります。

ちっちゃいサバイバルツール、ナイフ、温度計、方位磁石、ライトなど。

小振りな催涙スプレーなんていう専守防衛な方を見たこともあります。

個人的にはこっちが好みなので、最近まで温度計付き方位磁石のものを持ち歩いてました。

しかし、常時ポケットに入れているので温度計は意味なし(体温込みの温度を測ってどうする)だし、方位磁石もオイルが濁ってよく見えなくなってまして、次のネタを探していました。

そんな時、見つけたのがLEDランプ付きのキーホルダー。

かなりちっちゃくて、しかもかなり明るい。

連続点灯時間も40時間と長く、スイッチを押し続ける方が困難なほど電池が長持ちします。

キーホルダーにランプと言うと、「あー、真夜中に車の鍵穴が見つからないときとかあるもんねー」と同意の声が聞こえてくるようです。

確かにそれもありますが、個人的に本来の目的はちょっと違います。

 

たとえば、都市直下型の大型地震が発生して、不幸にもそのとき地下街で買い物をしていた私は生き埋めになるものの、幸いライフスペースは確保され、即死は免れた場合。

当然、照明は破壊されて真っ暗です。

もっとも手軽かつ普及率の高いライターなどは、漏れたガスに引火する可能性も否定できないし、残存酸素量が少なかったら致命的です。

そんな場合、電池式照明であるLEDキーホルダーは地獄に仏。

たまたま落ちている缶詰とか飲料水が発見できるかもしれないし、暗くなってから捜索隊にシグナルを送ることも出来ます。

そんな状況で、明るめのバックライト付き時計や携帯電話のバックライトで辛くも生き残ることが出来た、なんて噂を聞いたことがありますので、それよりも明るいLEDランプならさらに生き残る可能性は高まるかもしれません。

また、日帰りのつもりで登山に出かけて、道を誤り夜になってしまった、なんて時も役に立ちます。

経験上、山道は意外なところで道を間違うことがあります。

だって風景はどこも一緒だし。

近所だからと甘く見ていたら信じられない場所に出てしまうことが・・・

照明を用意していなかったけど必要になってしまった、というシチュエーションがある限り、キーホルダーという常時携帯形式は泣くほどありがたいと思われます。

その前にそのシチュエーションに陥ったことに泣きますけど。

2002/7/2


辞書問題

サンフランシスコ在住のアメリカ人とメール交換をしています。

英語で。(自慢げ)

 

小学生の頃、飛行場の管制官をやってるおっちゃんがアルバイトではじめた英語教室に通いだして以来、10年以上英語を学んだはずなんですが、そんへんの知識はとうの昔にどこか遠くへ流れ去ってしまって久しい。

SVCCとかSVCとか習ったような気がするけど、それがどうした?という感じです。

とにかくせっかくのメルトモですので英和辞典を引きつつ読むのですが、基本的な文脈は分かるけど、ホントはどういう意味なのかなぁーと読みとれない部分も結構あります。

まぁ単語が分かれば推測はできますので、読解する分にはそんなに困りません。

マジでよく分からない場合は雰囲気で流せばいいし(笑)

 

しかし、返事を書く、という筆記作業に入るともう大変。

私の持ってる和英辞典は、単語は載ってても表現チックなものはほとんど載ってません。

ですので、「なるほどー」とか「と言うことは」とか「そうそう!それのことだよ!」みたいな表現をしようと思っても書けない。

その辺の表現がないと、かなり堅い文面になるような気がしてなんとなくイヤなんで。

そこでサイトを検索してみると、文章表現サンプル集とか、翻訳ソフトの試行みたいな感じで英訳してくれるところ(あまり役に立たないが)とか見つかり、その辺を駆使してなんとか返事を書いています。

 

で、その辺のことを調べているうちに、電子辞書の紹介を見ることがありました。

数冊分の内容が入っていて、しかもその言葉がリンクしているらしい。

言葉がリンクしているってのは、特に和英に関して便利そうです。

日本語を英語に変換する際、たとえば「値段」だとすると、price,cost,rate,change,fareなどが使えまが、それぞれニュアンスと言うか使い道が異なります。

英和辞典にもそこそこ意味は載ってますが、どうしても簡潔にしか書かれてないので、ちゃんと書こうと思ったらそれぞれの英単語を英和辞典で引き直し意味を確認する、という作業が発生します。

これが紙の辞書だと、はっきり言って大変な手間です。

一通のメールを書くのに2時間かかったりします。

しかし、単語間でリンクが張られている電子辞書ならば、それこそ一瞬で日本語→英語→日本語と意味を辿ることが出来ます。

うーん、欲しい!

特にソニーの辞書がべらぼうに入ってるやつがよさげです。

しかし、内蔵辞書21冊だと?すごすぎ。

それだけ辞書が入ってるだけに、お値段の方も結構高いわけで。

物書きで飯食ってるならいざ知らず、趣味で買うにはちょっと・・・と思います。

あぁ、でもマジで欲しいなぁ。

お金が入ったら買っちゃうかもしれない。

2002/7/1


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