2002年11月　布団から出たくないシーズン

リサイクル根性

PC用のスピーカー、なんともしれないメーカーのモノを使用しています。

確か値段も６８０円程度の安物ですが、とりあえず鳴ればOKというスタンスですから特に問題視していませんでした。

まぁ、ヘッドホンをつけていると音量が小さいときは電源音のようなジーという音が絶えず聞こえる、ヘッドホン使用時の音がショボイ気がする、ってのが不満と言えば不満でしたけども。

で、最近になって安物特有というか、ヘッドホン端子の接触が悪くなってくるという症状が出だしました。

過去同じモノを前もっていたんですが、同様の症状が出たんで同じモノを買い直していたのです。

PC自体も新しくなったし、スピーカーもちょっとマシなモノ買おうと思い、買い出しへ。

とその前に、自分のPCがどれくらいの音を出力しているのか聞いてみようかね、とスピーカーをはずした端子に直接ヘッドホンを差し込んでCDなど聞いてみました。

そんなに音には詳しい方ではないですが、別にノイズも乗ってないし綺麗に聞こえてます。アンプが無いので音量は大して上がりませんけど。

これだけの出力がPCから出ているのであれば、そこそこのアンプ付きスピーカーを買えばナイスな音環境が構築できそうです。

電気屋に行くと、あまりアンプ付きスピーカーってモノがおいてないことに気づきました。

基本的にPC関連商品のようですから、PCに力を入れていないお店では壊滅状態です。あったとしてもMDにくっつけるようなタイプが２，３種類ってとこですか。

それなりにたくさんあるところにはあるんですが、今度はどれを選んで良いものか判断に困りました。

一万円くらいかなーと思って買いに行ってたんですが、ちょうどそれくらいってのが無い。　あってもミニコンポのスピーカーサイズくらいあって私のPC周りの環境に奥には大きすぎたり。

手頃なサイズのモノは値段も２０００円くらいであまり事態が好転しないような気もするし。

ちっちゃくていい音がする、たとえばBoseのやつとかは高いし。

結局なにも買わずに帰ってきてしまいました。

意外に手頃な値段の小型アンプ付きスピーカーってのはないものかもしれません。ちゅうか見つけきらんかったです。

スピーカーはモニタの周りに置きたいからサイズ的に大きいのは論外なので、結局安い中でもマシな方のスピーカーでも買おうかなぁと思っていると、あるモノの存在に気づきました。

中学の頃に買ってもらったラジカセです。

これは「俺、ホントはミニコンポになりたかったんだ・・・」とでも言いたそうな形状のラジカセで、スピーカーが別体になり、外部入力端子も備えているもので、カセットデッキが逝かれてラジオとして使用されていたけれども、CDプレーヤー付きの代替機が現れてあえなく引退し廃棄を待っているもの。

このラジカセのアンプ部分は、さすがに６８０円アンプ内蔵スピーカーのアンプ部よりは高級でしょう。

ただ、スピーカーが防磁でないので、現在あるスピーカーのユニット（防磁タイプ）をつないでやれば使用に問題はないはず。

早速６８０円スピーカーを分解し、アンプ部分をもぎ取る（笑）　しけた基盤とちょろい電源ユニットが廃棄され、文字通りただのスピーカーになりました。

で、適当な配線をひん剥いて無理矢理接続。

PCのスピーカー端子からラジカセの外部入力に接続し音を聞いてみると、これがナイス！

だいぶマシな音が出るようになってくれやがりました。

ヘッドホンをつないでもへんな電源ノイズは乗らないし、言うこと無い。

さぁ、スピーカー代が浮きました。

飲み食いして消える前になにか買わないと！

2002/11/30

浮いた話

友人に女性を紹介してもらっていました。

その女性はかわいい感じで、身長は１６５センチ前後、茶系のトリコロールな薄手のセーター、クリーム色のパンツといった出で立ちで、ぱっと見は普通の印象。

髪型も短めでなかなかスポーティなんだけど、でもちょっとおっとり系な感じも同居しているようにも見えます。

友達も交えつつ、歓談に花を咲かせているとき、それは起こりました。

たとえば落ちているリモコンを拾おうとするときなど、そんなに私に近づかなくても良いのにーというゾーンを通過して私に触れようとするあたり、私への行為のようなモノが感じられたような気がしました。

「この女、きっと俺様に気があるに違いない」

そう思うのも無理はありません。

はなしてる最中も「ふーん、そうなんだー（エヘ）」というなんかちょっといい感じのエヘだね、という笑みを私に向けていることから、私のさび付いた恋愛シミュレータが演算を開始、解析の結果「彼女は私に惚れている可能性79.265%」とまれにみる高値をはじき出しました。

その辺の彼女の行動を見逃さなかった友人が連れションの際、「イワナミにも春がきたのかもなー」と奇妙にゆがんだ笑みを浮かべて私に耳打ちしたのを覚えているような気がします。

「まぁなー」と冷静を装いつつも、しかし感情を隠しきれないタチな私はこれまた奇妙にゆがんだ笑みを浮かべていたと思います。

そして部屋に戻り、楽しいおしゃべりを続けていると、なんとなくアニメの話になり、

「アレな話で申し訳ないんだけど、おじゃ魔女ドレミの第４０話、俺感動しちゃったよ」
「実は私もー。あの演出は映画みたいでびっくりしたわ」
「（おぉ！価値基準近いジャーン）じゃあ、あれは？えーと、宮崎作品のなかでどれが好きなん？」
「えーと、ナウシカで入ったけど、やっぱり耳をすませばが良いと思うわ。なんか作り手の気持ちが素直に伝わる感じで」
「おお！いいねー！わかってるねー！（興奮気味）」

みたいな盛り上がりを見せ、彼女もなかなかのアニメ好きなことが判明し、少々浮かれ気分でロックンロール。

しかも嗜好が私とぴったりだったりするじゃないですか。

鯉になった私がその辺の滝を登っていくイメージカットが挿入されるシーンですね。

要は舞い上がったわけです。

しばらく熱くなりすぎないように気をつけながらいろいろと熱く語りあっていると、突然彼女は少しだけまじめな表情になり、こう言いました。

「じゃあ、イワナミさん、○○××○×○○ってアニメの続編の○○××○○×○○って知ってる？」と聞いてきました。

私は答えに詰まりました。

質問にある○○××○×○○も○○××○○×○○も全く知らなかったのです。

本当に全くわかりませんでした。

脳に入ってくる文字列が本当に「○○××○×○○」といった記号列でしかなく、それ何語？と聞きたくなるような感じでしたね。

しかし、彼女の表情を見る限り、どうやら重要な質問のようです。

詳しくない人よりは詳しいアニメマニアな私に対しての質問、当然知っていると思われている節があります。

知らないと答えるのは簡単だけれども、ちょっとプライドに傷が付く回答でもあります。

しかし、「あぁ、あれね。いいよね、あれ。」などと適当に知ってる振り、つまり嘘の回答をしてしまうと、いずれバレて「嘘つき！」と嫌われてしまうような気がして、そのシナリオはバッドエンドだよー、と判断。

結局「あー、ごめん。それ、知らないわ」と正直に答えときました。

すると、「ごめんなさいね、イワナミさんじゃだめみたいだわ、私。　イワナミさんのこと、アニオタ（注：アニメオタクの略）だと聞いてきたんだけど・・・縁がなかったのね。さよなら」

プイと帰る彼女。

呆気にとられて呆然とする私。

千尋の谷に突き落とされた獅子の子は、こんな気持ちだったのかなぁ、レオー。＜こんな心境だった気がする。

と、ここで目が覚めました（笑）

現実の私も振られたショックで呆然としていましたが、頭が回るにつれてちょっと疑問点が浮かび上がってきたのです。

この夢を解析すると、

A:　素直に「振られた夢」ということで、悲しい夢を見た。

B:　彼女はディープなアニメオタクで無い私を好きにならなかった→私はディープなアニメオタクという訳ではない→安心して良い。ということでそんなに悪い夢ではなかった。

二つの取りようがあるとは思いませんか？

どっちに取ればいいのか、未だに判断が付きかねます。

あなたなら、どっち？

2002/11/28

聞いた話では

長崎の友人宅からの帰る道中、唐津付近でめちゃくちゃ腹が減ってきました。

唐津と言えば呼子のイカが有名ですが、さすがに一人で行くには豪華すぎるし、イカの活き作りを一人で堪能する三十路男性というイメージにはなんか悲しいものがありますので、今回はなし。

バイパス沿いには他にもいろんな飯屋さんが軒を連ねていますが、「やっぱ長崎帰りにはラーメンやろ」ということで、ラーメンに決定。

実は、某ドーモっていう番組のうまいラーメン屋紹介コーナーで、唐津にあるラーメン屋さんが紹介してあったのを記憶していたから、というだけなんですけど。

番組内では、その店のラーメンに関してレポーターが「これはこってりしていてうまい！」とか「んー、こってりしていて深い味わいが最高！」という紹介をしていました。

こってり。

良いじゃないすか、こってり。

「絶対この脂身、体に悪いぜー」という類の食べ物に目がない私としては、こってりでうまいと表現されたラーメン屋ののれんをくぐらずにはいられない。

場所も唐津駅構内ということで、非常にわかりやすいため、唐津の地理に疎い私でもたどり着けそうなところもグッド。

午前１０時ちょっと過ぎ、という時間帯も、他のお客さんが少なそうでグッドタイミング。（ものの３分で食い終わるラーメンのために行列に並ぶという行為には反対派ですので。）

うちから結構距離があるので私が唐津あたりに出没することはまれである。

これだけの条件がそろえば、普通行くでしょ。

で、店の方にもあっさり到着。

思った通り、他の客の姿はない。ってサッシは開いててオヤジも中にいるけど実はまだ開店準備中なんじゃないのー？と思わせるような光景でした。

仮にもテレビで紹介されててしかも日曜日の午前１０時、他の客がいないっつーのは嘘臭かったんですが、オヤジに聞いてみると「ああ、もう開店してますよ。食券を買ってください」とのこと。

とりあえず普通のラーメンだが大盛りを頼み、待つことしばし。

見た感じは普通の豚骨ラーメンが私の前に姿を現しました。

「んー、見た感じは普通だが、この汁にきっとコッテリの神が鎮座ましましておられるはずだ・・・調べはついてるんだこのコワッパ！」と宣戦布告するが早いか、先っちょを持ってまっすぐに割った割り箸を武器にラーメン大盛りに襲いかかります。

よく食いしん坊万歳みたいなテレビ番組でラーメン屋を紹介するときに「まずはスープからいただきましょう。ズズズー。あー、出汁が利いておいしいですね。」みたいな下りを良く拝見しますが、そんな食い方邪道ですよ。

ファーストフードであるラーメンは全力でいただかないと。

艦載機乗りは甲板を離れた瞬間から全開戦闘が可能なんだぜ！とミッキー・サイモンも言ってるじゃないですか。

と言う感じで、箸を持ってるんだからいきなり全力で麺を食え！麺を！という持論を持っています。

ズワッと麺をすする。いわゆる普通の小麦粉麺、細麺。しかも固ゆで。

合格！

いいじゃないですか。

ズワッズワッズワッと駆けつけ三杯ならぬ駆け込み三すすりを成し遂げたあたりで精神的にも落ち着いてくるので、汁を堪能してみます。

「んー、コッテリ・・・してない」

どちらかと言えば、あっさりした感じのスープ。

不合格。

あっさり好きの人には良いかもしれませんが、コッテリしたラーメンを食い終わった後もしばらく豚の脂が口の中にへばりつ感じを残しつつ、額からにじみ出る脂汗を鈍く光らせながら「ごちそーさん！」と店を出る自分にときめく私です。

そんな私ですから、このラーメンにはときめきを感じられませんでした。

私のラーメンマップ上では、そのお店は残念ながら下位の方にランクされてしまったのは言うまでもありません。

確かに、コショウが効いたスープ、串に刺さったトロトロのチャーシューなどは非常に魅力的かつ独創的なものでその辺は評価に値します。

しかし、コッテリ度が低いのは残念でした。

これであと２３脂度ほどコッテリ度が高ければ、なかなかランキング上位に食い込むことが出来たというのに。

コッテリラーメンへの道はなかなか険しい。

2002/11/26

新鋭機

速いパソコンを買いまして、いろいろといじっております。

「やっぱ速いパソコン最高！いぇー！みんな聞け！」と言うつもりでしたけど、実際手にしてみるとそこまで喜びはないように思います。

確かに各種動作がキビキビしててストレスは全くと言っていいほど無い。

たとえばWebのブラウジングも「結構PCのパワーに左右されてたんだな」と感じるくらい速くなったし、とりあえず持ってはいるけどいままで駒落ちしまくりで再生できなかったムービーファイルが再生できたり、常駐プログラムの食ってるリソースを気にしなくて良かったり、DVDまで再生できちゃったり、VGAサイズで30fpsでキャプチャできたりと、良いことは多いっす。

でもね、いざ手にしてみるとそれが当たり前になっちゃうのですよ。

新鮮なのは最初だけ。

AVI→Mpegに変換するにしても、3DCGをレンダリングするのも時間はかかるわけで。

だいぶ短縮されてはいますが。

ありがたみを感じるのは、たぶん新鋭機が壊れて予備機で作業するときでしょうね。

ウィンドウが開くの一つとっても一息つく感じなので、重い作業はそりゃもう考えたくもなくなるんじゃないすかね。

そして「あぁ、やっぱりペンチアム４はやっぱり高速だったんだ・・・」と実感するのでしょう。

病気にならないと健康体のありがたみがわからない感じに似ています。

モトクロス場にてレース専用マシンを降りた後に乗る公道仕様車にも似ています。

いっぷくラーメンを食べた後にうまかっちゃんを食べるのにも似ています。

バンコラン少佐に会った後にパタリロを見かけるのにも似ています。

ミッションインポッシブルを観た後にスパイ大作戦を観るのにも似ています。

風俗店ですっきりした後にみるエッチビデオにも似ています。＜これは微妙なニュアンスを含むので違うかも（笑）

でも考えてみると、「快適が普通」という贅沢な状態なわけですよね。

こんな状態であることは滅多にないかも。

やっぱし自慢げに「おい、貴様！俺様のペンチアム４のスペックを言ってみろ！」とか言ってのしのし歩き回るべきなんでしょうか。

「さ、３ギガヘルツですか！？」なんて言われたら、小さいながらも楽しいプライドが粉々に砕け散ってしまい、ただの環境汚染物質と化してしまうのでやめときますわ。（うちのは2.53GHz）←これがまた自慢げ

せっかくなんで、自慢ついでにスペック表など

こんな感じ。

上の下ってとこすか？

でも、半年も経てば中の下になり、そして三年もすれば・・・いや、考えまい。

今を生きよう（笑）

2002/11/21

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