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2003年10月


またまた優勝セール

いやー、今年の日本シリーズは熱い戦いでしたなぁ。

そんなに野球ファンでもない私もえらく盛り上がってしまいました。

そして結果は福岡ダイエーホークスの優勝で幕を閉じるという素晴らしい出来栄え。

福岡県民として鼻が高いってもんだよ明智君。

優勝が決まった瞬間、「うぉー、優勝セール!」となったイワナミ家。

こないだリーグ優勝が決まったとき、勇んで買出しに出かけたものの今ひとつピンと来なかった経験があるのは家族の中で私だけ。

「言うてもダイエーやけん、そんな期待したらイカンやろうね、実際」と冷めたことなどぬかしたところ、母上様は「なんば言いようとね!?あんた日本一なんやけん、なんでもバカ安に決まっとろうもん!!」となぜか怒られてしまいました。

その剣幕に押されたわけではないですが、確かにそうかも、と思わないことも無い。

 

リーグ優勝セールの際、私が出遅れたのも事実。

私は間に合いませんでしたが、某ナントカカメラにて8900円でワゴンセールがあった形跡があったのも確認しています。

また、某最高電器などでは優勝決定の瞬間から特売品が店頭に出現、それもかなりの激安超特価でそこにいたお客さんは優勝の興奮も手伝って我先にと品物を奪い合う状態だったという情報も特捜Aチームから得ています。

とにかくダイエーが勝ったわけだし、ダイエーはなんとなく大判振舞いする義務があるよね?よね?よね?と某カレイドスター調脳内リフレインを確認。

これは今俺様の物欲を刺激してならない新型デジカメをゲットする千載一遇のチャンスかも!ってな具合でチャンスの波に乗らねば状態になりました。

幸い、私の家の近くのダイエーは、車で10分くらいのところにあります。

まだ王監督のインタビューがあってるような時間帯。まだまだ試合は終わったばかり。

もしかしてダイエー各店で優勝おめでとうセールがすでに開催しやがってるかも!乗り遅れたらまたデジカメゲットのチャンスを失っちゃうかも!

ある種の強迫観念を伴い、私の物欲中枢のスイッチはONになりました。

「ちょっと見てくるわー」

言うが早いか風邪もようやく治ってきた体にむち打って最寄のダイエーに乗り付けます。

ちなみに駐車場の入り口が変わっていて、まったく提携してない100円パーキングに停める羽目に。

「まあ、あれだ。特売分で100円なんて数字は見事に霞むのだよ」と鼻息も荒い私。

待っておれー、俺のデジカメ!

 

ちなみに今スゲー惹かれてるやつは、リコーの「Caplio G4wide」。(敬愛するスタパ氏のレビューはこちら

かなり普通っぽいけども、28mmという広角が撮れるのですよ!

さらに、電池の持ちも良いのに加えていろんな電源つかえるし、必要十分な3倍ズームで300万画素、起動は早いはシャッターラグも短い、異様なまでにマクロに強い。

そして実売3万円程度と安い。

もう次のデジカメはこれしか!って感じなんすよー。

エクシリムとかサイバーショットU系のチビッコいやつを手軽に使おうかなーって野望も無いことは無いですが、やはり三倍程度でもズームは欲しいわけで。

超小型系のズーム搭載機種も良いのですが、なんとなく決定打に欠ける気がするんですよ。

ちっこいだけだと不満が出そうな予感がする、と言ったほうが正解ですかね。

やっぱ数万円もするものなだけに、ガワだけじゃなくて機能面で満足させてもらわないとおじさん怒って畳2畳分くらい駆使して駄々こねちゃうぞこの野郎!となるのは間違いなさげ。

とりあえず最近のやつはそれなりにこじんまりまとまってるので、ちっこい入れ物に入れて持ち歩く私のスタイルにはあまり影響ないと思うし。

機能的な魅力で行くと、松下のFZ−2も捨てがたいんですがねー。

手ぶれ補正が強力な12倍ズーム!なんと420mm相当のズーミング。これで航空祭の写真撮りまくったらさぞかしカッチョいい写真が撮れまくるだろうなー、飛んでる機体のアップなんてヨダレもんですよ旦那〜、じゅる。

でもFZ-2は200万画素なのよねー、と思ってたらあんた!FZ-10なんてのが登場しちょるがね!こいつは400万画素だって?A4印刷してもオッケーくさいくねぇ?ちょっと無理かな。でもいいねー、そそるよねー。

400万画素クラス行っちゃうくらいならさらに高画質な線で最大記録画素数:2832×2128(603万画素)なS602ってのもいいらしいですぜ?型落ちで半額レベルもアリアリなんて、あー、超お得感!

と後半の妄想は私の懐具合をぶっちぎるゾーンの商品群だし、デジカメで頻繁に使うのは高倍率ズームより広角だよね、というのが私の見解なのでやっぱG4ワイド万歳な私なのでありました。

 

さて、勇んで乗り込んだこの店舗、電器コーナーは2階です。

デジカメコーナーは階段上がってこう行ってああ行ってココ。きっと数量限定だー、まだ残っててNE!

一目散に階段を駆け上がり!と思ったら、2階はすでに営業終了

階段にすら入れませんでした。

「まぁそんなこともあるわね」

気を持ち直し、1階でとりあえずなんかめぼしい激安なブツを・・・と徘徊するも、とくに普段どおりの店内。

放送では「優勝記念セール、明日から9時から開催!!」と最後通告。本日敗戦。

しかたない、納豆でも買って帰るか・・・と地下の食品売り場にトボトボ出向き、カゴをもって「あ、白菜」とか言ってる自分を第三者的に観察してみたところ、すげー負けップリなのに気付きました。

納豆やら白菜は、明日の優勝セールで必ず安くなるのです。ダイエーだから間違いない。今日買うのと明日買うので1割は違ってくるのだ!という天の声が脳内に!

すげーしみったれた天の声だよな、オイ。という突っ込みで脳内カンバセーション終了。帰還の途につきます。

 

しかし、見事なまでの玉砕ップリに見えるこの行動の中にもちょっとだけ良かった点が。

それは「セールは明日9時開催」の情報をゲットできたことです。

通常10時から(だったような気がする)なので、一般市民はこの時差を知らない。

この情報は私にとってかなりなアドバンテージ。例えて言うならミッドウェー海戦時にVT信管を装備していた米軍艦船のようなものです。もしくはレーダー網を張り巡らした大英帝国空軍のような。

もっと分かりやすく言うと「ここは泥と雪の東部戦線。歩兵は狙撃兵と重砲撃の恐怖と体の芯にくる寒さに震えながら塹壕にこもり膠着した戦線を維持していた。そこに鳴り響く突撃ラッパ。銃剣を振りかざし雄叫びをあげて塹壕を飛び出す兵士達。しかしそこかしこから放たれる敵の機関銃弾は彼らを見逃してはくれない。バタバタとなぎ倒される兵隊たちに神の加護など微塵もあたえられはしなかった。撃たれた兵士が断末魔の叫びをあげたところで助けにくる友軍はいない。彼らもまた同様に断末魔をあげることになるからだ。次の突撃で戦線が少しでも前進することを祈るしかなかったのだ。しかもそれが望み薄なのを一番良く知っているのもまた、彼ら倒れた者たち。
しかし、このこう着状態を打破する新兵器が開発されていたのだ!
開発名「タンク」。そう、戦車である。その形状から「これはただの入れ物ですよー」という偽装を施しさんとつけられた名前である。
移動要塞とも呼べる鋼鉄の入れ物は、縦横無尽に張り巡らされた塹壕の網目をゆっくりと、しかし確実に進んでいく。分厚い装甲板で銃弾を跳ね除け、その左右に張り出した砲火で敵陣を蹂躙しながら。今まで数万の兵士が屍を重ねても微動だにしなかった戦線は、一気に前進した。戦車の登場は、戦いの方法論を一瞬にして変化せしめたのであります」って良く分からんな、これじゃ。はっはー。

そして決戦は優勝決定の翌日に持ち越されたのである。

 

決戦当日。

掛け時計の電池が見事なタイミングで切れてたのに気付かず就寝したのが午前4時だったことを除けば快適な朝<超不快

いの一番で新聞広告をチェーック。

あるある、優勝セールの文字が躍る広告群。こりゃ期待大かも!

「えーと、ダイエーに、サティに、ダイエーに、ユメタウンに、ダイエーに、って同じのがいっぱいやんけ!」と新聞屋さんのあわてっぷりを少しだけ感じてみたりしながら内容確認。

目に飛び込む「優勝セール、9時から開催!」の文字。アドバンテージ一気に消失。

さらに内容を確認していくと、見事なまでの普通の商品群。

たしかに肉とか魚とか野菜は安いかもしれんが、私が欲しいのはそんな情報じゃなーい。

電器コーナーは?デジカメはどうなってんの?えー、5%から10%引きー?ショボ。

いやでも待てよ、ワゴンセールはきっとあるに違いない。そこに数量限定でアレがあるかもしれないか、なぁイワナミよ。

どうせ近所なわけだし、無駄足覚悟でレッツ豪徳寺。

車は通勤ラッシュが怖いのでチャリで出撃です。チャリでも10分です。

ちょうど9時ごろ到着したのですが、そこにあったのは長蛇の列。

「しまった〜またしても出遅れた〜ああ〜僕のデジカメ〜さよなら〜」と泣きべそをかいていると、「最後尾」の看板をもったおじさんが「向こうの入り口からもう入れますよ」とのこと。

並んでるのは記念品目当ての人たちだったようです。

「ふ、甘いわ!数百円のおまけに目をくらませおってこの愚民どもめ、天下ってのはこうやってとるんじゃオラー」とまでは思いませんでしたが、内心「勝った」とは思いました。

目的と無い人生なんて、クリープの無いコーヒーゼリーのようなものよね。

今日はピシャッと開放されている階段を最大戦速で駆け上がり、やってきました電器コーナー。

デジカメは?おっと通常の陳列品は通常どおり、と。さてはワゴンセールね!分かってるねー、醍醐味だよねー、ワゴンセールは男のロマンよねー。

えーと、ビデオデッキに、DVDデッキに、あの大きさは!?電子辞書ね。ハイ。っと・・・・・・・・激安デジカメナッシング

つーか、欲しいと思ってたG4ワイド自体、置いてなかった(笑→泣)

 

他にもウロウロしてみましたが、全くパッとしませんでしたなー。

商売を考えると全品1割引くのってすごいことだと思うんですけど、それより目玉商品をもっと置いて欲しかったです。

食料品買って帰るのもアホらしくなり、びた一文使わずに帰ってきましたとさ。

新しいデジカメも別にいま絶対必要なわけじゃないから、別にいいっちゃんね!<負け犬

2003/10/29


イワシ>サンマ

ようやく秋タケナワな昨今、いかがお過ごしでしょうか。

イワナミ家ではマイファーザーが風邪を引いてしまいまして、こりゃ野菜をとらねば俺様も感染の危機ネ!ということで冷蔵庫に寝ていたトマトピューレを使い野菜スープなぞ作っることにしたわけです。

ニンジンは多めに4本、タマネギ5個、ジャガイモ4個、ベーコン1パックを細かく刻み、コンソメで煮込む。そしてトマトピューレを投入し、味を調えてさらに煮込む。

まぁ簡単な手順であります。

普通の手鍋で野菜類を軽く煮込み、さて、トマトピューレ投入。しようとしたら全部は入りませんでした。

そのトマトピューレは業務用の1キロパックだったんですなー。

しかも少し水で薄めないとコゲツキ必然のかなり濃いタイプ。(トマトジュースっぽいものと思ってた私)

余らせても使う予定ないし、どう考えてもこの鍋には入りきれねぇ!となり、急遽大型のパスタ鍋に移動。

適せん薄めていくと、あらますごい量に。ちょっと食べたくらいではぜんぜん減ってない。

しばらくの間、イワナミ家の食卓にはトマトスープが並ぶ予定です。

すごくご飯に合わないのに。

(私は限りなくご飯党なのであります。ビバ!イワシ明太)

 

そんな感じで秋らしからぬ食材に狼狽している家もあるのですが、世は空前のサンマブームですね。

なんたって安い。

イワシのほうが高いってんだからおかしなものですよ。

昔、イワシの塩焼きを食べるとなんか貧乏な感じがしたものですが、いまや高級魚なんだもの。

サンマはサンマで豊漁過ぎて値崩れしまくりの一匹100円以下。

刺身用の生サンマですら150円くらいしかしないんですからねえ。

こないだ捌ける人に刺身にしてもらったら美味いのなんのってそりゃもうたまらんとですよ。

刺身醤油でもポン酢でもどちらで食っても美味かったです。

また頼むよー>Y賀料理長殿

あ、塩焼きもいいですよね。

大根オロシに醤油をぶっかけてワシワシ食うのは幸せの極みです。ただし、一人4匹食うとしばらく要らない感じがしますけどね。

 

こんな感じで消費者の皆々様はサンマが安いことに狂喜乱舞してお祭り騒ぎなわけですけど、シュアでシニカル、かつシャイでクリスタルボーイな目線で有名な私としては、その祭り状態の裏に隠された一つの疑問点に着目せざるを得ませんな。

「イワシが高い」という事実です。

食物連鎖のピラミッドで言うと、オキアミよりチョット上程度のランクでしかないイワシは、ある意味プランクトンに近い存在です。

すこし大型の魚の栄養源としてその存在意義があります。言い換えると幼少期から成人(成魚)まで食われるためだけに存在する人生(魚生)。

悲しい性を背負った生命体群なのであります。

かしこいイルカなんかになると、みんなで脳天の鼻の穴から空気を出してイワシの群れを囲い込みつつ水面方向へ追い込み、イワシの密集具合が最高潮に達するとおもむろに大口を開けてイワシの群れに突入、一気に殲滅するなんて荒業を繰り出したるするそうです。

ちなみにその攻撃から逃れるイワシはほとんどいない模様。魚偏に弱いと書いて「鰯」ってのは伊達じゃないってことですな。

イルカに限らず他の大型魚類にとって無くてはならないイワシ。

それが高いってことは捕れなくなったってことでしょ。

つまりイワシの総数が激減しているわけで。

たぶんその生態っつーかすげー群れでワラワラ捕れてたから無尽蔵と思われていたんじゃないすかね。イワシ。

文字通り一網打尽で根こそぎ捕獲して、ちょっとは食卓にまわるけども主な用途は飼料とかでしょ。たぶん。

気がついたら「あれ、なんかいなくなっちゃった」ってとこじゃないでしょうか。

人間はイワシが減って捕れなくなっても「じゃあ今夜はサンマにしとこー」で済みますが、大型魚類たちはそうはいきません。

イワシに頼っていたのにもうそれがいないとなると、生存をかけて進化しなくてはなりません。

より大きな魚に挑む知恵がついたり、逆に小さなえさを効率的に捕獲する器官を発達させたり、場合によっては海水を電気分解して水素エンジンで稼動する種類もでてくるかもしれません。<ありません

ほとんどの種類は急激な環境の変化に対応できずに死に絶えていくことでしょう。

今のうちにブリとかマグロとかカツオとか寒ブリとかブリ刺しを食いだめしとかないと!という使命感に、今、燃えました。

今週末は刺身飽食大会か!?つーかブリ!?

 

という刹那主義も良いですが、イワシが激減した理由を考えてその対策を打ち出し、われらが食卓の王者「ブリ刺し」を守り抜くのも人類としては大切なことです。

脂の乗ったブリ刺し。醤油をその脂ではじかんとばかりに照り輝くその切り身にわさび醤油を塗りたくり、ご飯と一緒にカバッとほおばる幸せをなくしてナニが幸せか!

そんなブリ刺しのない人生なんて終わりにしてくれて結構だ、先生。

ブリ刺し依存症という病名が与えられても仕方が無いと思えるくらいな私ですから、偏執的なほどにイワシ激減の謎に迫りたいと思います。

まず、一般的に言われてるのが人間による過剰な捕獲です。

確かに過去ニシンを捕りすぎて日本近海のニシン資源は枯渇してしまった、という前歴もありますから、まぁ当たってるかもね。

でもそんな説は面白くない。

「面白くない学説はカエルのションベンに等しい」とかの有名なナメーレフ・レスケーデフ氏も言っておられたくらいですし(嘘)

世は小説よりも奇なりって言うじゃないですか。

きっと奇な理由があるのですよ。

想像を絶する奇な理由が。

想像を絶するという時点で私も想像できないことになっちゃうのですが、まぁ大体そのへんで、という感じでお付き合いください。

 

私が考えたイワシ激減の理由。

それは海底帝国アトランティスが大きく絡んでいます。あ、そこ、ウィンドウを閉じないで!

アトランティス文明はいまだ海底でかなりの規模で存在してるってことにしたほうがなんか楽しいじゃないですか。

ナスカの地上絵とかマチュピチュの遺跡とか、なんか不思議なやつはアトランティスが絡んでたってことにしといてください。

で、古代文明だけど高度な技術をもっていたアトランティス文明は、大陸が沈んでもなおその高等な技術力で海底に存在してる、と。

海底帝国とはいえ地球から資源を得てることには変わりないでしょ。

そして化石燃料系の資源って枯渇しつつあるじゃないですか。

地上人が代替燃料の模索にやっきになってるように、海底帝国人も代替燃料を探してたわけです。

そこで海底人はある資源に目をつけた。

それがイワシ。

秋のイワシは脂がのって美味いでしょ。

地上人がただ美味いねぇと喜んでいる、そのイワシの脂を燃料として利用する技術を開発したに違いないのですよ。

プランクトン然として大量に回遊する燃料資源。ほっとけば勝手に増えるってとこもエコロジカルな海底帝国にピッタリじゃないですか。

で、燃料の枯渇に悩まなくて良くなった海底帝国では空前のマイカーブームが起きます。

ほら、水中って抵抗が大きくて動くの大変じゃないですか。

いままで一家に一台だったのが、一人一台になったため、その燃料消費量は激増してしまいます。

一度その便利さに触れたらもう戻れないのは地上人と一緒で、燃料消費を抑えることは不可能に近い。

ただ燃料の増産に明け暮れる資源開発庁。

乱獲に乱獲を重ね、気がつけばイワシが激減してしまったという寸法です。

間違いない。

いま、海底帝国では燃料が配給制になり車を手放す人が続出しています。

今なら中古車を安く買えるチャンス!なわけない。

2003/10/15


セールに踊れ

ダイエーリーグ優勝とくれば優勝セールですよね。

このためにダイエーを応援していたようなもんだ!<間違ってます

しかし福岡市民がこう思うのも無理は無い話で、前回優勝したときはそれは大々的な優勝セールがあったのですよ。

かく言う私も、優勝の次の日に、キャナルシティの中で「録音機能付きデジタル時計、今なら2980円!限定10個だよ!!」の掛け声に飛びつき、実は時計に録音機能がついていても全く使い道が無いことに気付き、その晩は枕を涙でぬらした記憶があります。

ちなみにその時計は電池が切れると同時に廃棄されました。

前回こんな失敗をしてしまったんで、今回は優勝決定の次の朝のチラシを吟味して出撃するぜ!と鼻息も荒く早起きしてチラシチェックです。

しかし。

ぜんぜん優勝セールのチラシ入ってないじゃん。

不況のあおりかなんかしりませんけど、ヨドバシカメラもビッグカメラもベスト電器も音沙汰が無い。

まぁチラシはあれだ、準備期間とか入れ込むタイミングとかがめんどっちいので今回は出してないだけかもね、とWEBでチェック。

すると、それなりの情報が各店舗のHPにアップされておりました。

しかし、掲載商品はいまいちピンと来ないものばっかりで食指が動きそうに無い。

とりあえず仕事にも使えるデジカメかDVD-Rドライブが欲しいなぁ、というモードだったのですが、そっち系はいまいちな状況。

まぁ現場で突発的に行われるワゴンセールとかあるかもしれないし、家で考えててもしょうがないんでとりあえず現地へ向かいました。

 

相変わらずゲロ混みな渋滞に巻き込まれつつ、十時半過ぎに天神着。

ビッグカメラをめぐってみます。

「優勝セール!DVD-Rドライブ 8900円」という空のワゴンを見つけた以外、特に収穫なし。

デジカメも何機種か安くなってたみたいですが、欲しいっぽいものではなかったのでスルー。

その近くにあるPCパーツ屋も覗いてみました。

「売り切れ必至! HDDドライブ120GB 9980円!」っつーのがあって惹かれましたが、大容量HDDっつーてもいずれいっぱいになるわけだし、それよりもDVD-Rを先に買ってデータのバックアップ体制を整えるほうが先決な予感!という神の声がそこで聞こえたような気がしました。

つぎは博多方面のヨドバシカメラに行くルートになってましたので、そっちでDVD-Rドライブの値段をチェックして安かったら買うかな、ということに。

 

ヨドバシカメラ博多店では、ダイエーホークス応援歌が店内に鳴り響きいやがうえにも優勝セールって感じを盛り立てています。

よーし、ここなら激安商品目白押しかも!と思ったのもつかの間。

正直、ワゴンセールの品物にはロクなもんがなかったです。

890円のゲームソフトとかマウスとか要らんのじゃ。

肝心のDVD-Rドライブも、普通の価格で売ってます。

「まぁこの値段ならどこで買っても一緒だな。今回は見送るか」

「何も買わなかったら駐車場が有料になっちゃうから、とりあえず何か買わにゃ」

「まぁ本も売ってることだし、適当に資料になりそうな本でも買えばー」

「でもなー、DVD-Rドライブ、結構欲しかったりすんのよね。仕事ファイルがギガ単位で保存されてるからそろそろバックアップを・・・」

「確かに、また買いにくるのもしんどいな。片道30分かかるから」

「そうそう、渋滞にはまったら1時間くらいかかちゃうこともあるのを忘れるなよ」

「どうせ二万円程度のもんなんやから、とりあえず買っとく?」

と脳内カンバセーションが購入方針で固まりかけたところに、「全商品ポイント3%プラス!」というアナウンスが流入。

もともと10%のポイント還元に3%プラスでちょっとお得感が芽生えました。

ちなみに私はヨドバシカメラのポイント縛りにあってますので、ここのポイントは事実上現金還元とイコールです。

ちなみに前まではビッグカメラのポイント縛りにあってましたが、我が家から遠いので有効ポイントを小物で消費してから行かなくなっております。

 

3%とはいえ、来週あたりには消えてしまう還元率を無駄にするのは愚の骨頂。全軍突撃せよ!ということでサクッと購入。

DVD-RとDVD+Rが四倍速で書き込めるパイオニアのやつにしました。(RWはちょっと遅い、DVD-RAM非対応)

メディアとあわせて22000円くらいだったので、ポイント還元が2800円ほど。

もし優勝セールの3%が無ければ2200円程度しかもどってきません。

その差、600円。

私にとってのダイエー優勝による経済効果は600円だったことになります。

城島が松中と打点争いをしても600円。

小久保が負傷して欠場してる穴を埋めようとナインが一丸となっても600円。

新人投手陣が気を吐いて苦手な西武打線をキリキリ舞いさせつつ妙なチームにスカポン打たれてるにもかかわらずダイハード打線がバカスカうちまくって勝利をゲッツしても応援団が興奮のるつぼに叩き込まれても600円。

なんとなく微妙な数字。それが600円です。

その600円分、帰りしなにラーメンを食って消費しました。

考えてみればそのラーメンはダイエー球団のおごりのようなものですな。

ごちそうさん。

 

DVD-Rドライブの使用感ですが、実はまだCDしか焼いてません(笑)

4倍速だと一枚焼くのに15分ほどらしいですが、そろそろ8倍速のドライブが出回りだしてる模様です。

それだと一枚8分で焼けるらしい。

それがメジャーになる日も近いわけで、DVD-Rドライブ購入は少々早まったかな、という気もしないではありませんなー。

また、買ってきた機種をネットで調べてみると、通販サイトでは15000円とかになってたりして。

送料考えてもベリー損した気分。

まぁ優勝セールスペシャル紙袋とかに入れてもらったし、愛する福岡で金を落としたんで地域貢献にもなるわけだし、ま、いいかー。と思いたい。<思えない

 

飽きもせず

ちょっと情報通を気取れ!イワナミ式コネタ集 Vol.3

・最近ビジネス界で流行っている(と思われる)「ランカスターの法則」だが、これはイギリス軍がドイツのUボート対策のために考えられた理論を元にしている。ちなみに不恰好で有名なランカスター爆撃機や、某スバルのランカスターとは関係ない。

・日本軍の戦闘機は、陸軍と海軍でスロットルの方向が違っていた。(海軍:押す→加速 陸軍:押す→減速)

・正露丸は日露戦争時に兵士の下痢止めに開発されたので「露(ロシア)を征する」という意味で正露丸と名づけられた。また、その成分は壁に塗る防腐剤とほぼ同等らしい。

・日本本土初爆撃を果たしたドゥーリトル隊のドゥーリトル中佐は、元飛行機レーサーでシュナイダーカップで優勝している。そして彼がそのとき搭乗していた機体こそ、宮崎駿監督の「紅の豚」に出てきた「カーチス」である。

・電子レンジは、元々米軍が電磁波で飛行機を落とせないかと開発していた技術がもとになっている。しかもその開発名は「殺人光線」だった

・ステルス戦闘機にはフェライトという磁性体が使用されレーダー波を吸収しているのだが、ステルス機の開発当時、米軍はTDKの磁性体技術に驚きその特許を使っていた。もちろん特許料を払っていた。

・日本海軍がパイロット候補生を選考する際、人相学の占い師の意見を重視していた。しかもその占いは的確だったらしい

・戦艦大和の艦首のアゴ部分は「バルバスバウ」と呼ばれる球状艦首で、これは舳先が立てる波を相殺させて速力アップに貢献するものである。この技術を最初にやったのは日本で、後にもアメリカしかやれなかった(やらなかった)技術。

・また、バルバスバウ内部には潜水艦策敵用の聴音器が備え付けられていたが、これは真上でザブザブ波を砕く音のため航行中は使い物にならなかった

・「ニイタカヤマノボレ!」の暗号伝文で有名な新高山は台湾にある。当時台湾は日本領土だったので「日本で一番高い山は?」と聞かれたら「新高山!」と答えないと非常識人扱いされたらしい

 

ネタは「あなたの最寄の軍事評論家 佐世保在住M本」さんよりいただきました。仕事中にも(笑)

2003/10/8


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