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2004年3月


ウィルス被害

リアルの世界もバーチャルな世界もウィルスが蔓延してる昨今、いかがお過ごしでしょうか。

リアルのほうは今ひとつ詳しくないですが、バーチャル方面に関しては最寄のPC相談所な私ですのでそれなりに対策をしてます。

といっても、ルーター、ファイヤーウォールの設置、マメにスパイウェアとウイルススキャン、という程度ですが。

どっかの天才的ハッカーから私のPCがハッキングされる要素なんて皆無なわけで、その程度で大丈夫だろうなー、と。

聞いた話だと、まずルーターの設置によりIPアドレス目指してくる外からの侵入をガード、さらにマイクロソフト製品以外メーラーを使うことでメールに乗っかって入り込むウィルスの自動実行を抑えてればほぼ安全、とのことでしたので。

ルーターはそれなりのものを使ってますし、メーラーも永いこと愛用しておりますBecky様なのでうちも安全よねー、と思ってるところに見ず知らずのアドレスからメールが2通ほど着ておりました。

んで、中をみて見たら片方は妙なコードの羅列、もうひとつは怪しい添付のついたもの。

これはウィルスに間違いない。

おそらく妙なコードの羅列のほうはOutlookとかだと自動実行されちゃうやつかな?良く分かりませんが、とにかく怪しさ炸裂なファイルでありますので、サクッと削除。

削除後に、どっかに影響してるかもしれないのでウィルススキャンをかけます。

すると、Beckyのデータフォルダにウイルス発見の報アリ。

削除したはずなのに、おかしいなぁ。

ともかく、自分のHDD内部にウィルスを放置しておくほどお人よしではないですので、ウイルスの混入してしまっている圧縮ファイルを削除です。

あ、ちなみにウィルス対策ソフトは買ってないので、ウイルスバスターのオンラインスキャンで発見し、手動で当該ファイルを削除する方法を取っています。

なんか毎年ウィルスソフトに更新料を払うのってなんだかなー、とか貧乏丸出しの発想でございます。

また、フリーのAVGアンチウィルスってのも入れてますが、どうもウィルス発見率が低いのであまり信用してません(笑)

 

ここで、Beckyさんのデータ構造をあまり考えず、当該ファイル名がその日付になってたので問答無用で削除しました。

その日付の圧縮ファイルはそのに日に着信したメールの塊だろうと判断したわけで。

で、ゴミ箱まで空にして、メーラー起動。

なぜかメールの初期設定入力画面が立ち上がりました。

おや?

メーラー自体も綺麗さっぱりデータナッシング。

どうやら、またやらかしたようです。

当該ファイルが日付になってたのは、保持データの更新日付がファイル名として付くだけのようですな。って手遅れだけども。

まぁ今年の1月にOS再インストールしたので、そのときのバックアップに戻せばさほど失うものは無いかー、とバックアップのDVDを引っ張り出して・・・あれ、メールデータってのが無いですよ?

BFバカムービーとかは残してあるのにメールのデータが無い。

ここで思い出しました。

バックアップ用に買ったDVD-Rは安物だったため1倍速書き込みしか出来なかったんでフルに入れると1枚焼くのに1時間くらいかかっちゃうから、すぐ入れたいメーラーデータとかお気に入りとかVGAカードのドライバとかはサブマシンのHDDに転送してただけだったんです。

そのままにしとけば良かったんですけど、後日サブマシンの環境構築を変更してHDDの入れ替えとかしたときにフォーマットしてたわけで。

一時退避データとしてしか考えてなかったファイルなのでディスクに焼いたりするはずも無く。

最近のメールデータの復旧はあきらめるしかないようです。

とりあえずだいぶ過去にバックアップしていたメールデータがあるはずなので、それを探してみると、「2002年10月」のものが最新のよう。

考えてみればWindows2000にしてからものすごく安定して動いていたんで、バックアップとか取る気になってなかった。

まさかこんなことになるとは。

 

市販品のウィルス対策ソフトなら圧縮ファイル内のウィルスだけ消しちゃうとか出来るんですかね?

その機能さえあれば、こんな自体には陥らずに済んだはず。

なんにせよ、有料であるからには高品質のウィルス検出とかしてくれるはずだし、定義ファイルも真剣に更新してくれていることでしょう。

そんなに高いものでもないし、購入しようかな。

でもウィルスメールなんて年に1回も来ないしなぁ。

今回の失態は私が考えナシにファイル消したことが原因だし、やっぱしもうちょっと様子みよ<懲りてない

2004/3/30


BFベトナムですぜ旦那

さて、先日Battlefield1942(通称BF)の続編、Battlefield Vietnum(通称BFV)が発売になりました。

BF信者の私としては買わなければなりません。

これは義務なのであります。

欲しいとか欲しくないとか以前に、買わねばならない運命の星の下に生まれたことを自覚すべきなのです。って誰が。

 

いつものヨドバシへ行ってゲームの新作コーナーを覗くと、いかにもココにBFV積んでました、って空きスペースがあるでないですか!

さすがBFの後継者、即効売り切れカヨ!とか思って店員さんに聞いてみたら、持ってきてくれました。

まーね、メジャータイトルじゃないもんね、と納得したんですが、少しだけ「BFV空前絶後の大人気で売り切れ店舗続出!」だったらそれだけネット対戦相手が増えるわけで、これからもBF業界は安泰なのになー、なんて思ってもみました。

しかし公衆の面前で「バトルフィールド ベトナム」と発音するは少々恥ずかしかったですな。

アケミ(仮):「いやだ、あの人バトルフィールドベトナムだって」

ミチコ(仮):「えー、キモイわよね、軍オタよ、きっと」

アケミ(仮):「絶対家にAK-74とかM-16のモデルガンがあるのよ。しかもM-16はフラッシュハイダーの先っぽが尖がってるベトナムバージョンのはずよ。当然装着する弾倉は20発の箱型よね。間違っても30連のバナナタイプじゃないに決まってるわ。あれは基本的にXM-177とかに似合うからね。あ、M203グレネードランチャー付きのM-16ならつけても良いけどね」

ミチコ(仮):「確かにM-16の洗練されたデザインは私も認めないわけではないけれど、あの繊細な機関部の構造はいただけないわ。突撃銃はタフでなくちゃいけないのよ。マメにクリーニングしないとジャムるような小銃は実戦的とは言えないわ。その点AKシリーズは素晴らしいわよねー。頑強でタフな頼れる相棒って感じじゃない?スタイリングも第二次大戦下に開発された最初の突撃銃MP43/44を髣髴とさせるあたりも渋さ炸裂よね。」

アケミ(仮):「あら、あんた東側派なの?旧ソ連の武装ってなんか全体的にダサいじゃない。T-56あたりからの流れか知らないけど、なに、あの砲塔。つぶれたお饅頭みたいじゃない。アレに乗るくらいなら三号H型(ハーガタと読みます)のほうが私のプライドを満足させてくれるわ。シェルツェン最高。ま、さすがに命が惜しいから三号なんかじゃなくてM1エイブラムスあたりで手を打つけどね」

ミチコ(仮):「分かってないわね。あの砲塔形状は被弾径始を追求した機能美の表れよ。複合装甲なエイブラムスは曲げる技術が確立してないからカクカクしてるだけじゃない。だいたいカクカクしてれば良いってわけ?そんな貴方にはチハ戦車がお似合いよ。防弾ガラスの無い覗き窓から狙撃でもされるが良いわ」

アケミ(仮):「チハだけは勘弁して〜(TT)。あれって対戦車ライフルで正面装甲破られるんだもの。とてもじゃないけど戦車とは言えないわ。大体、主砲の反対側についてる機関銃って使えたのかしら?それを考えると夜も寝られないわ」

ミチコ(仮):「確かにアレは機能的にどうなのかしらね。BF1942のチハにも付いてないけど別に使いどころなさそうだし、要らないんじゃない?」

アケミ(仮):「あら、でもForgotten Hope(通称FH)のMODに出てくるチハには付いてたじゃない。使えないけど(笑)」

ミチコ(仮):「ところでアケミ、BFV、どうする?」

アケミ(仮):「やっぱBFデモ版からのユーザーとしては買うしかないでしょ。」

ミチコ(仮):「そうよね、どうせ買うなら早いほうが良いわよね、じゃあF7F7(行くぞー)」

アケミ(仮):「F5F5(了解!)」

こんな会話をする婦女子が居たら会ってみたい(笑)

 

さて、早速ゲームをインストールします。

グラフィックドライバとか同梱されてたし、CDも三枚組みなのでインストールには結構な時間がかかりました。

新機能とかあるので説明書を読む時間が欲しかったから丁度良かったと言えば丁度良かったのですが。

基本的な動作はBFと変わりませんけど、追加機能で以下のようなものがあるようです。

・くっつき爆弾(ベトナム側)
車両につける爆弾で、くっつけた状態で車両を放置。誰かが乗ってきたら起爆する。

・竹針、鉄びし(ベトナム側)
対人地雷のようなもの。撒き散らしておくと、歩兵が踏んでダメージを受ける。

・対人地雷
ベトナム側は通常の地雷のように使う対人地雷。アメリカ側はクレイモア。

・丸太罠

トゲトゲのついた丸太が積んであり、つっかえ棒を壊すと丸太がゴロゴロ転がっていく。車両も粉微塵になる。

・移動式リスポーン地点
兵士復活拠点を移動することが出来る。ベトナム側はトンネル(と言っても出口だけ)で、工兵がスコップで掘る。アメリカ側は空輸物資の形態で、ヘリコプターにて吊り下げて移動。

・車両にラジオ機能つき
一番目立つ変更点で、車両の運転手は既定の13曲の中から好きなものを流せる。当然周囲の兵士に聞こえる。ヘリボーン時にワルキューレの騎行なんか流した日にゃ士気あがりまくり。他にもベトナム戦争映画あたりでよく聞く音楽が選曲されている。ちなみに
Somebody to Love
Fortunate Son
I Fought the Law
Nowhere to Run
War
Get Ready
Shakin' All Over
On the Road Again
Wild Thing
Psychotic Reaction
You Realy Got Me
All Day and All of the Night
Hush
Surfin' Bird
The Letter
White Rabbit
Ride of the Valkyries
となっておりました。(説明書より)

・ヘリコプターによる空輸
ヘリからワイヤーを下ろし、車両などを輸送することが出来る。ただし、初心者には地上すれすれのホバリングはかなり難しいので練習しましょう。

他にも対空ミサイルが誘導弾になってたり、照準をズームすると歩きになったりと、いろいろ変わっております。

 

で、いざ起動してとりあえずシングルで試してみたら重いの何のって、閉口しましたよ。

「さすが新ゲームはPCへの要求が高いんだなぁ。こりゃグラフィックボード買い替えかなぁ」とか思ってしまいましたが、何の事は無い、グラフィックドライバを入れ直した際に、デュアルモニタモードに切り替わっていて、二画面分表示していただけでした。

通常は1画面で使ってるから気が付きませんでしたわい。

設定を1画面にすると、そんなに重くはなかったです。

さすがにBF同等の解像度にするとちょっと重い感じがしたので画質を落としましたが。

 

肝心の画面ですが、やはり樹木やらブッシュの表現はBFに比べると格段に進化してます。

下草が濃いところなどで匍匐前進してると、敵に気付かれなかったりします。

自分からも周囲の状況が見えにくいのでアレなんですけどもね。

木も多くなってるので、樹木を遮蔽物にしながら前進していくってのもオツなものです。

グラフィックと言えば、リロードアクションが病的な進化を遂げました。

M60を例にとってみると


給弾ベルトの入った箱を取り付ける


給弾ベルトを銃にはめ込む


ふたを閉める

このあとコッキングして射撃準備完了。ってやりすぎじゃー(笑)

ベトナム側のライフルもクリップを使った装弾とかしやがって、好きな人にはたまらない大変なことになっておりますぞ。

他にも、弾着などの表現もよりリアルになったような。

F-4ファントムの放つナパーム弾がその典型ですかねー。


ナパーム炸裂。下から見るともの凄いです。

まぁ車両系の脅威がBFより少ない、っつーか対戦車兵が十分強力なので、空軍の仕事はあんまり無いかも。

ヘリの護衛とかは大事かもしれませんが、あんまりそういう行動取る人少ないし。

ともあれ、銃器の操作感や、手榴弾の投擲感覚もBFとあまり変わらないので、BFプレーヤーの人はBFVにもすんなり移行できると思います。

 

ただ、問題点も無くは無いです。

まず、ネット対戦は異様に重い。

これはどうやらサーバー側の負荷がBFと比べて尋常じゃないらしく、シングルでさくさく動くマシンでもネットでマルチ対戦やるとガクガクになります。

振り返ったりすると一瞬画面が止まる感じでとてもやってられません。

BFも発売当初は似たような感じだったらしいので、早急にパッチ対応して欲しいものです。

あと、武器のバランスもイマイチ良くないですね。

現在は米軍が圧倒的に有利なのです。

特に対戦車兵の装備がベトナム側がロケットランチャー+単発ライフルなのに対し、米軍はロケットランチャー+M60という鬼装備。

このM60が走ってても集弾率が高く、近距離〜中距離なら無敵状態な感じです。

ちょっと上手な人にこの装備を使われると戦争になりません(笑)

私はそこまで上手いわけではないですが、押して押されて一進一退なゲーム展開こそBFシリーズの醍醐味じゃと思ってますんで、M60は選びませんわ。

だいたいM60なんてのは分隊支援火器なわけで、10人に1人くらいの装備じゃないとおかしいのですよ。

兵士一覧をみて米軍が対戦車兵ばかりな時は、正直萎えますわ。

ゲームだからなんでも良いじゃん、と言われたらそれまでですが、せっかくの仮想戦場体験なので私は少しでも楽しくなるように心がけております。

M60を使うなと言ってるわけじゃないですよ。

例えばケサン防衛線などで人海戦術にものを言わせて大挙して襲い掛かるベトコンがすぐそこに!って時なんかはM60を撃ちまくり必死の抵抗をする、ってのも良いものですし。

M60の援護射撃を頼りにしつつ他の歩兵が前進していく様、なんてのもロマンあふれるシーンですからねー。

先頭が敵のアンブッシュに遭遇し撃ち倒され「隠れろー!」「援護せよ!」「突撃ー!」「了解!」なんてのも脳汁出ますし。

現在は発売されたばかりなのでみんなでワーワー右往左往するだけのイマイチなゲーム展開が多いですが、慣れてくると戦略的な動きや連携が取れてくると思いますし、そうなったらBF並に楽しそうだなー、なんて思っております。

「ちょっとロックンロール聞きながらAPCとか動かしてみたいな」とか「カラシニコフと聞いただけで妙にワクワクする」とか「一発チャーリーとは俺のことだ」とか「ドントーイ!ってベトナム語が分かる」とか「ファントムと言えばカンクリだよね」とか「プラトーンは100回観た」とか言う人たちは今すぐ最寄の電気店へ行ってバトルフィールド ベトナムを買いましょう。

 

ちなみに私の最寄の第二次大戦史研究家であるM本氏は、BFのMP44(Stg44)のリロードアクションを見て卒倒しそうに興奮しておりました。

彼はBF1942から始めるそうです。

ま、そう言うのもアリです。

ただ、BFもBFVも、必要とするPCのスペックが高いんですよね。

普通の人が持ってるPCではままならないと思います。

家で使ってるのが古いマシンだからそろそろ買い換えようと思ってる貴方!

BFが動くスペックのにしとくと吉ですよー。

だまされたと思って

●BF【超快適】プレイの推奨スペック
 CPU:2500Mhz以上 メモリ:1024MB以上 OS:WindowsXP
 ビデオ:RADEON9600PROもしくはGeForceFX5900以上。↓参考
 http://www6.tomshardware.com/graphic/20031229/vga-charts-04.html
 サウンド:nForce2でMCP-Tチップ搭載以外のマザーはオンボードサウンドではなく、SoundBlaster Audigy2の装着を推奨

上記スペックを満たすヤツにしときましょう。

ツルシで買うと非常に高いので、パーツを選べる自作系のショップブランドがお勧めです。

M本氏はそういうとこで買う(買わせる)予定です。

CRTモニタ、OS込みで14万円くらいになりますかね。

こんだけのハイスペックマシンが14万円で買えるなんて、正直嘘みたいな時代ですな。

私が333MHz/256MB/10GBマシンを組んだときは25万円くらい払ったような気が・・・

つーか66MHz/16MB/350MBのマックですら20万円してたなぁ。

今20万円くらいのノートPCを買うくらいなら、ハイスペックデスクトップを買ってあまったお金でBF/BFVを買いましょう!

少なくとも生活は変わります。

廃人マッシグラかもしれませんが、その辺は責任持ちまっせん(笑)

2004/3/22


キーボードにまつわる顛末

やっぱエルゴノミクスキーボードよねー、という感じで、マイクロソフト製のナチュラルキーボードを使用していました。

その形に慣れちゃったし、キータッチもそれなりに満足していた、という理由ですかね。

特にキータッチに関しては、慣れたせいもあるかもしれませんけど、必要にして十分な感触だった。

1年位前に購入したニューマシンにおまけでついてきた安っぽいヤツは、そのタッチの酷さからサブマシンに回されていまや縦置きですからなぁ。

とりあえずナチュラルキーボードはバカでっかいのが難点ですが、すでにそのサイズとの付き合いも4,5年になろうかというところなので、あまり気にすることもないかな、なんて。

 

しかし、時が経つに従ってヘタって来るのが形あるものの運命です。

運命と書いてさだめと読め、なんて事は口が避けても言いません。避けても、て微妙な誤変換ですが、言い得て妙なのでそのままに。

通常ならキーの打鍵感などがヘタってくるのでしょうけど、ウチの場合はちょっと違いまして、キートップがツルツルになり過ぎて触った感触が良くなくなった、というもの。

表面のざらざら加工がすでに磨り減ってしまったんですな。

おかげでキーが妙に指にからむと言うか、汗が貯まるというか、嫌な感じなのですよ。

特に左手薬指が常駐するSキーは、移動することが少ないためかヌルつき感がエグイです。

また、手首を置くパームレストも脂が染み込んで変質したのか微妙にベトつく感じがします。

クリーニングしてもあまり症状が改善してくれないので、これはそろそろ買い換えかね、と言うことになりまして。

現状でも英語版のナチュラルキーボードはそのへんで売ってるんで問題は無い。

古いほうは予備機にして、新しいキーボードで新生活を開始するぜ!と意気込んで新品購入。(1月26日のことでした)

お値段は3980円。

安くなったものです。

最初に買って今まで使っていたものは、確か9800円しましたからねぇ。

とても、すごい、コストダウン。

 

新しいのはPS2接続になってて、印刷などが微妙に安っぽい以外は形もまんま一緒だったので、これでまた4,5年は安泰だ、と思ってましたが、奥さん!

キータッチが妙にヌルイんです!

特にスペースキーのタッチがヌッと入る感じ。分かります!?分かりませんよね。

全体的にクリック感が欠けると言うか、重いというか、打鍵感が20%くらい悪い感じ。

まぁ慣れの問題もあるので許容範囲だろうと思い込み、古いほうの感触の悪さはもうどうにもならないところまで行ってたので継続使用すること1ヶ月ちょっと。

とても慣れることが出来ません!

キータッチが納得いかないとミスタイプが増えてしまい、小さなストレスが風呂にあまり入らないおじさんの肩に舞い散る油ギッシュな粉のようにいつの間にやら積もってる感じ。

もうキーボード打つのが嫌になる感覚が心の片隅でモコモコしてしまいまして、ひたすらダカダカ文字を打つ、という行為へのリビドーは霧散してしまう今日この頃でありました。

コストダウンは嬉しいけれど、使えない状態になるんだったら意味無いです。

あー、無駄な買い物をしたもんだ。

 

ここで私は考えた。

触った感じは悪いけど、キータッチは良い古いヤツがある。

触った感じは良いけど、キータッチは悪い新しいヤツがある。

そしてそれは同型。

「必殺ニコイチ作戦だ!」(2個を1個にする意味でニコイチ。あまり良い意味では使われない言葉であります)

最初はキー部分だけそっくり入れ替えるだけにしようかな、と思いましたが、先にも書いたようにパームレスト部分も微妙な劣化をしているような気がするので、ガワは総とっかえすることに決定。

おもむろに分解します。

すると、中は以外にシンプルで、キー部分はユニット構成になっており、システマチックに交換が出来そうな予感がしました。あくまで予感ですが。

配線になるシートは若干変化があるようでしたし、やはりここは手に触れるパーツのみ新しいものにして、内部構造部分は古いヤツをしようすることにします。

で、キー部分を差し替えようと思ったその時、大変な違いを発見しました。

キーを刺してる穴の形状は変更されていたのであります。

よく見ればシフトあたりの作りも違ってる。

結局、中身は古いの、ガワは新しいの、という作戦は不可能でした。

 

あーあ、やっぱこのタッチに慣れるしかないのかねぇ、とショボショボ元通りに組み直すも、「環境改善魂」は未だ覚めやらず。

なんとかもうちょっとマシな環境にしたいな、と思ったとき、目に入ったのはその巨大さ。

大きすぎる横幅のため、マウスの位置がかなり右によって居ます。

これは実は前から少々気になっていたことで、BFで乱戦状態になったとき、「左!そこだ!!」と左へ振り向こうとした時、左へ突進したマウスがキーボードにガツっと当たり、私の照準はさらに左に居る敵へ届かず返り討ちに合い死亡〜なんてことがよくあってたんですわ。

せめて10キーが無ければ手ごろなサイズなんだかなー、としげしげ眺めつつ、内部の部品を思い出します。

キー自体はとっぱらってもよさそうだった。

配線代わりのシートがあったが、あれも右部分は右だけの配線をつかさどるだけのはず。

だったら無くてもいいんじゃねぇかな?

きっとそうだ。そうに違いない。

根拠も無く確信した私。

昨晩4時間ほどしか寝ていなかった脳は、「切れ」と言いました。

で、カット(笑)

ちょうどゴム足もいい位置にあり、ハナから切ってくださいと言わんばかりの内部構造を予感させます。あくまで予感ですが。

切り粉もプラスチックなのでショートの危険もないじゃろ。

あとは切断面に触っても痛くないようにカッターでエッジを修正して、マイクロソフト ナチュラルキーボード ショートバージョンが完成しました。

ニュアンスは12番口径のショットガンの銃身と銃床を短く切った悪党ショットガンに近いと思います。マックスが使うようなやつ。って無理がありますですか。

 

このナチュラルキーボード、ファンは結構居るみたいですが、やはり「でかい!」と皆口をそろえて言っています。

実際、キーボードをぶった切るって発想はなかなか出ませんからねぇ。

思いついてもやる人は居ないでしょう。

でも、これからは違います。

私の実績は後世に語り継がれ、皆がテンキーをぶった切って使うようになり世のナチュラルキーボードからテンキーはすべからく切り離される。

そしてテンキーぶった切りバージョンの普及は最終的には巨人ゲイツを動かし、メーカー純正品として発売されることでしょう。

時代を築く男、イワナミ。

おお、カッコいい。

まぁ、とりあえずつないで確認しましょうか。

見てくださいこの小ささ。

これならモニタのやや正面よりに持ってきてもマウスオペレーションの邪魔になりにくいです。

切り口は見苦しいけれど、それの欠点を補って余りあるサイズの縮小は何者にも変えがたい。

OSも立ち上がります。

「フ、俺様を誰だとおもってるんだね?これでも元は某メーカーの社員だったのだよ!」見えない敵に向かってちょっと吼えてみました。

さて、OSも完璧に起動。

問題ないじゃない。

ナチュラルキーボードユーザーの皆様〜。朗報ですよ〜。小さくなりますよ〜。

さて、最後の確認です。

とりあえずキー入力がちゃんとして無いと問題外ですからな。

メモ帳起動して、さぁ、乱打するぜ!キリモミ降下するフォッケウルフのように!

 

結論ですが、一部キーが認識しませんでした。

マ ー ジ ー で ー?

キリモミ降下は死のダイブだったようです。

どうして中央寄りのキー入力信号に右側配線が影響するの?

なんで?

そんな設計、意味ないじゃんかー。

と、ここで自分がメーカー社員だった頃、ソフトウェア技術者だったことを思い出す。

言っちゃ何だけど、基盤とか読めません。

いまだにトランジスタの機能が理解できません。

その辺は一般市民レベル(井戸端オバチャンクラス)だったりします。

 

目の前には思い切りぶった切られ、その機能を果たさない、もはや死人同然のキーボードが。

「不燃物、いつだったかな。」

なるべくキーボードと目を合わせないようにとカレンダーへと目を向けた私に向かって、確かに彼(ぶった切られキーボード)は

「・・・勘弁しろよ」

と言った。

ような気がした。

すまん、新兵(今年1月26日購入したにも関わらずぶった切られたキーボード)よ。

 

困りました。

いや、自業自得なのですが、残されたのは「キータッチはマシだけど、触った感じが気色悪い」キーボードのみ。

これが嫌で買いなおしたはずなのに。なのに。なのに。

このキーボードでは、さほど長く戦えない。

文章系でちょっとやりたいこともあるし、それには長々と打ちつづけられるキーボードの存在が不可欠なのであります。

仕方ない、新しいやつを買おう。

今度はキータッチに留意して、マシなヤツにしよう。

エルゴノミクス(人間工学的配列)はもうあきらめる。(選択肢が少ないので、良いものも少ないと予測)

とにかくキータッチで評判のよいものを買おう。

残念ながら私は福岡と言う地方都市に住んでいますので、触って確認して買う、という手立ては取れないのです。

 

ということで、某巨大掲示板にて情報収集。

最近はWeb巡回する前に、まず掲示板から基本となりそうな情報を得ます。

Webはその後に検索しまくりで情報の確認など、って感じすか。

普通のレビュー記事だと提灯記事な気がしてイマイチ信用出来んので。

某所だと、無駄な書き込みが大半ですが、残りはユーザーの正直な意見だったり有益な情報だったりしますので。

んで、見つけたのがチェリー社製のG80-3000LSMEU-0

1万円強しますが、どうも打鍵感は素晴らしそうな感じです。結構評判良いみたいです。

まぁ1万円もするキーボードが品質悪かったら、誰も見向きはしませんしね。

会社はドイツだけど、チェコ製やんかコレ!

チェコと言えば、オートマチックの芸術と言われた名銃Cz75やら、イギリスはブレンガン、日本は99式機関銃としてコピーさせてただきました名機関銃ZB26、ドイツ軍にその使い道を見つけられパルチザン狩りに活躍したり、急造なるも高い稼働率で評価の高いヘッツァーの台車になった38(t)戦車(LTvz.38)生まれた土地じゃないか!

その血統が我が家に!

ドイツとチェコの連携というのがまた歴史的に泣かせる。全く関係ないけど!

しかし、チェコ製品、待ち遠しいなぁ(笑)

 

っていつの間にやら「物欲螺旋階段 死中に活あり編」って感じになってしまいましたかね。

ただ、その螺旋階段はヘブンズドアに続いているような。

私は今まさにそのドアをノックしてるのか?

助けてアクセル!(注:ガンズ&ローゼスのノッキング・オン・ザ・ヘブンズ・ドアを聞いてください。確かCDは黄色いほうに入ってたような?忘れたわー)

2004/03/11


物欲環状線 接続環境編

とりあえず環境面で落ち着きを見たカシオペアE-2000。

動画に良し、音楽に良し、ギャルゲーに良しと、もっぱらオモチャ用途でありますが活躍しております。

で、使っているうちに不満も出てくるわけで、ちょっと愚痴など。

・液晶が暗い気がする。

室内で使うことが多いので、フロントライト反射型液晶は少々暗く感じます。
E-3000みたいな半透過型か、もしくはバックライト方式の透過型のが欲しくなるわ。
全くダメってことは無いので、そこまで気にしてないけれども。

・内臓スピーカーの音はショボ過ぎる

最初は音が鳴ってるだけで幸せを感じてしまいましたが、いかんせんモノラルスピーカーであり、妙なところに埋め込んであるため音が良いはずが無い。
ということで、ホームセンターにてイヤホンジャックに差し込んで使う小型スピーカー(ウォークマン用?)を購入。
アンプ無しなので、音量は小さいが、音質はだいぶマシになったような気がする。
また、取り付けたその形状は、宇宙戦艦ヤマトの艦橋側面についているレーダーアンテナを髣髴とさせるので、所有欲は満たされた(笑)

・スタイラス細すぎ

入力ペンであるスタイラスが、私の手には少々ちいさい。そして細い。入力時にしなる感じがいまだなじめず。
よって普段はタブレット用のペンを使っております。
これもたいした問題ではないので、実際のところはあまり気にはしてないんだけれど。

・クレードル接続時の転送遅すぎ

ファイル転送がこんなに遅いとは思わなかった。
大きなファイルはCFカードをガスッとはずしてメディアリーダーにて転送したりしないとやってられないくらい遅い。
バックアップなんかもとてもやってられない感じ。
当然インターネットも切望的に遅い。

費用対効果を考えると別にいいじゃねーか、と思われる範疇なので、このままで行こうー。

 

話は変わるようですが、実は変わらないのですが、昨今のパソコン普及の原動力となったモノはなんだと思いますか?

Windows95?

惜しい。

それも間違いではないですが、インターネットこそが一般市民のPC所有に対する免罪符として機能したのは間違いないと思います。

現在もPCを買う際に呪文のように唱えられている「ネットとメールが出来れば良いや」発言は、逆にネットとメールが無いと困る、つまりはPCにとって必須条件であることの裏付けであると言えましょう。

スタンドアローンなPCは、もはや端末として特異なものだと思います。

会計専用や機器管理専門などの、用途限定で使われる専用機でしかないわけです。

つまり、汎用機たるPCは、ネット接続環境を得て初めて汎用といえるのであります!

私のE-2000もPocketPCとは言えパソコンの端くれですので、ネット接続環境を何とかせねばならないのです。

つながるだけなら現在もクレードル経由でネットにつながるのですが、上でも書いたように絶望的に遅い。

ナローバンドのアナログモデム時代より遅い気がするのですよ。

こんなの21世紀のインターネット環境じゃないッス。

もう耐えられないッス。

と言うことで、「カシオペアE-2000 ネット環境強化計画」がスタートした次第であります。

 

とにもかくにもPDAなので、まず思いつくのがPHSカード使用によるネット環境。

月額固定でネットし放題なやつで、NTTとかDDIがやってますな。

これならどこでもネットが使えていいネェ、とちょびっと思いまいたが、ハナから外で使うことは考えてないし、電池もそこまで持たないマシンなので使い勝手も悪そう。

第一、だらだらネット見るのは家の中だけだと思うし、外で使う状況が今の私には全く無いため、月々5000円くらい払って外での使用にこだわる意味が無い。

ということであっさりPHS方針は却下されました。

 

やはりココは家庭内LANにつなげてやるのが一番正しいのです。

そうすれば、追加される接続料金はゼロだし、なにより高速ブロードバンドの恩恵を受けられるのは強みです。

せっかく光ファイバーが引かれているわけですから、その環境を生かさないのはもったいないというもの。

じゃあ早速、LAN接続よー、ということになるのですが、ここでも分岐があります。

私のPDAには当然のようにLAN端子は内蔵されてないので、CFタイプのLANインターフェースを別途購入せねばならんのですが、それには無線と有線の2種類があります。

無線LAN対応にすれば、うんこしながらネットしたり、飯の準備をしながらストリーミングでPCに撮り貯めたムービーを見たりできます。多分指切るけど。

現在、CFタイプの無線LANカードも結構な種類が出ていますし、値段もこなれてきている感じですね。安いのは5〜6000円とかからあるのかな?

使い勝手としては無線タイプがベストだと思われるのですが、この場合、無線LANのアクセスポイントを用意してやら無いといけないんですよねー。

これが安くても7〜8000円ってとこですか。

あわせて1万2〜4000円になりますねぇ。

その投資をしてどこまで便利になるのか分からない。

つーか、PDAのネット環境って使わなくなるかもしれない不安もあります(笑)

 

有線の場合だと、CFタイプのLANカードとLANケーブルさえ買ってしまえば、道具はそろいます。

カード自体は10Mbpsので3000円くらい、100Mbpsでも6000円くらいですな。

ちょうど古いm100(とキーボード)を処分して6500円ほどゲットしたところなので、その分で何とかすると思えば腹は痛まないという計算の元、有線で行くことになりました。

あとは10Mbpsか100Mbpsかの選択だけです。

「どうせ買うなら良いものを教」という脳内宗教法人がありまして、その教団は100Mbpsのほうを強く推していました。

どうせ3000円しか変わらんのやし、6500円でおつりが来るなら悩むことはないぞ、ということで。

確かにそうなのですが、100Mbpsって速度が本当に必要なのか?って話もあったりします。

PCからのファイル転送ならまぁ使えるんでしょうけど、ネットとなると話は別です。

うちはBBIQという光ファイバーサービスに加入していますが、光にしては遅いんですよね、回線速度が。

対外ISP接続での速度を測ってみると10Mbps切ることも良くあったりするので、インターネットに着目した場合、100Mbpsはオーバースペックと言って良いでしょう。

BBIQ網内なら80Mbps以上の速度が出るのですが、それはあまり意味のない数字でありますし。

また、CPUが550Mhzなサブマシンで網内速度を測って見ると、40Mbpsしか出ないという現象もあります。

これはおそらくマシンスペックがボトルネックとなって速度が低下している現象です。

このことから、200Mhzの脳みそしか持ってないE-2000では、単純計算で40Mbpsの約3分の1、つまり約13Mbps程度しか速度が出ない可能性が高いです。

これなら10MbpsのLANカードで十分なんじゃない?と言う結論がでました。

早速LAN接続しよう、と矢も立てもたまらず電気屋さんへレッツゴーしてみましたが、CFタイプの有線LANカード、壊滅状態。

郊外店を3軒ほど廻ってみましたが、ひとつも置いてなかったです。

見事に、まったく。

博多に出ればどこかしら置いていたと思うけど、渋滞とかめんどくさかったのでネット通販で済ませました。

早く来ないかなぁ。

それまでにストリーミング配信用のネタでも作っておこうっと。

 

あと、予算的に浮いた3500円ですが、台湾製のあやしいバッテリー代に消えていきました。

E-2000のバッテリー、カシオ謹製メードインジャパンのは6000円なのですが、Rowaと言う台湾メーカーの準拠品は3000円くらいなんですよ。

メードイン台湾だけど、一応セルは日本製なんで、まぁそれなりかなとは思います。

第一、E-2000本体が台湾製ですし。

電池なんて電圧と電流があってりゃ良いじゃろ、と思い切って購入してみたわけですが、聞くところによるとリチウムイオンバッテリーって下手すると爆発する危険性があるらしいじゃないですか。

もし寝る前にギャルゲーしてて爆死なんかしたら目も当てられないです。

まぁさすがにそこまでヘボい品質では無いでしょうし、爆発するのも分解とかしていじりまわす輩の話でしょうから、まず問題は無いと思います。思いたい。

 

しかし国産はなんでこんなに高いんですかね。

私も昔はメーカーにおったので品質管理部門の人件費とか結構かかってるのは知ってますが、それ以上に「大企業に潜む働きの悪い人たち分の給料」も多分に含まれてるんだろうなぁ、なんて思ってみたりします。

某大企業の噂ですが、「実際お金を稼いでくるのは全体の3割の人間で、その売上から残りの人たちは給料を頂いている」ってのがあるそうです。

大きな会社ではお金の流れを意識しにくいですからなぁ。

「給料が同じなら働かないほうが得だ」と私も真剣に思っている時期がありましたし(笑)

今はそう言う人たちはバッサリリストラされてしまうので、さすがにあんまり居ないとは思いますが。

 

さて、電池もリニューアルされていよいよ機動性の良くなりそうなE-2000。

にも関わらず有線LANの導入に踏み切ってしまったのは間違いだったのだろうか。

ACアダプタから解放されると同時に有線LANという束縛が。

とは言え、新品電池でもライト点けっぱなし使用が多い私なのでそんなに持たないだろうから、最終的にはACとLANの二本の線がつながった状態で常用するような気がしております。

そういった有線バリバリな使い方を想像すればするほど、ノートPCにしといた方が良かったのかも、なんて思ってはいけない事柄が頭をよぎります。

いや、PDAにしか出来ない芸当ってのがあるんだ!チッチャイことは良いことなんだ!って誰か言ってください。

2004/3/9


物欲ノンストップ急行 泥沼編

さて、「物欲ノンストップ急行 購買編」の続きでございます。

我が家にやってきたカシオのカシオペアE-2000様ですが、そのスペックは

CPU
Intel StrongARM SA-1110 Processor(206MHz)
OS
Microsoft Pocket PC 2002 Software日本語版
メモリ
RAM
64MB(SDRAM)
ROM
32MB(Flash メモリ)
表示
液晶
3.5型フロントライト付き反射型TFT液晶
(240×320ドット、65,536色)
インターフェース
カードスロット
コンパクトフラッシュ(TypeII)×1、
MMC/SDメモリカードスロット×1
シリアルコネクタ
USB接続、RS-232C接続、
デジタル携帯電話(PDC/cdmaOne)接続、PHS接続
赤外線通信
IrDA ver.1.2準拠、通信距離;20cm以下、
通信速度;最大115.2Kbps
サウンド
入力
内蔵マイク(モノラル)
出力
内蔵スピーカー(モノラル)、ヘッドフォンジャック(ステレオ)
電源
メイン電源
着脱型リチウムイオン充電池(充電時間;約4時間)
/付属ACアダプタ
バックアップ用
CR2032×1
電池寿命
メイン電源
約12時間
バックアップ用
約5年

てな感じ。(データはカシオサイトから拝借)

CPUとか某奈良県民のメインPCよりクロック速いときたもんだ。おそらくメモリ搭載量も多いのでは?

一概に数字だけでは語れないものではありますが、とりあえず数字だけでも勝った(笑)

だいたい、200MHzと言えば、1995年くらいならバリバリの新鋭機で「もうワークステーションとか要らないよねー」なんて言わしめたスペックじゃないですか?

もうちょっと後だったかな?

とりあえず1997年に配属された部署で支給されたPCはCPU:266MHzでメモリ32MBでしたからねぇ。

テクノロジーの進歩はそんなスペックのマシンをおもちゃにしてしまうのでありました。

してしまうのは私なのだが。

 

とりあえず我が家に到着した、中古とは言えかなり綺麗なE-2000。

裏に会社関係のシールが張ってあったので、おもむろに剥がし、残ったノリは消しゴムで削除。

ものの見事に前ユーザーの痕跡は消え去りました。

あらやだ、これで完全に私のものになっちゃった感じ!?

所有感がジーンと染み渡った瞬間であります。

モノを譲り受けるときって、こういう感動を大切にしています。

犬が電柱にシッコするのに似ているような気もしないではないですが、同じ哺乳類なので似たような行動原則にのっとっても不思議じゃないですよね。

犬年だからそうなのかな。

 

で、バッテリーが空っぽのようなので、ACアダプタ接続し充電しつつ起動してみました。

さすがにPDA、起動が早い。

いわゆる通常の電子機器的にサクッと起動してくれます。

前に買ったPalmのm100の起動速度も早かったですが、コレも十分早い。

一応Winマシン(CEだけど)なので起動にチャラチャラ時間かかるのかな、なんてのも杞憂でした。

これなら使い物になりそうだぜ!そう思いました。

そのときは。

 

さーて、どんなことをさせましょうかねー、ってところで、WindowsCEの使い方がさっぱり分からない自分に愕然。

まずはマニュアルでも見てみるかね、とPDFでついてきたマニュアルを見てみますと、いきなり冒頭に「本機はOSにWindowsCEを使用していますので、長時間使用したりすると動作が不安定になります。そんなときはリセットボタンをポチッとな!と押しやがれ」と書いてあってヘナヘナしました。

よく分かってんじゃン、という感情と、MS社に改善を要求するぅ!という感情が入り乱れましたが、まぁMS謹製OSだからね、と納得。

とりあえず再起動は基本よね、とマニュアルを斜め読みにザクッと見て、基本操作くらいは理解しました。

ふーん、まぁちっこいWindowsなわけね、って感じ。まだ良く分かってないけど。

ただしPDA上ではショートカットが作れないとか、エクスプローラーが一画面だとか、添付の壁紙が萌えないとか、いろいろ不満が発見されます。

こういうときこそフリーウェア。

便利極まりないソフトウェアを開発し、無料で配布してくれる作者様方には足を向けて寝られないのでございますよ。

当方福岡在住ということで、おそらく開発者の方々の住まわれていると勝手に推測する関西、関東方面、つまり東に足を向けて寝ないのが、今決まりました。

探せばわんさか発見されるフリーの便利アプリ群。

いろいろ試してよさそうなやつを決めていこう。

こういうカスタマイズというか、自分向けに設定していくのって妙に楽しいんですよねぇ。

嬉々としてやってると「イワナミ君はパソコン好きなんだねー」って言われます。

昔は否定していましたが、今は肯定ですかね。

めんどくさいことでも、その後の快適生活を考えると苦にならないというか。

まぁこれでも知的生命体ですから、そういう楽しみの一つや二つ持っててもいいかな、と。

 

さて、使い勝手云々も大事でありますが、もっと大事なことがあります。

オモチャとしての要素、動画とギャルゲーを動かさねばなりません。

そのためになんとしても必要なのが、大容量メモリカード。

あれですよ、デジカメとかに刺さる板ですよ。<なんか凄い言い回し

とかく動画のファイルは大きくなりがち。

なので、容量が大きければ大きいほど入れられる本数も増えますし、余裕があれば常時音楽ファイルも携帯して両方楽しむことも可能。

予算の許す限りでかいやつを買うのだー!

で、ヨドバシのHPをチェック。(ちなみに通販で買おうと言う意味ではありません。一分一秒でも早く手に入れたいし、ポイントが6000円くらい貯まってるので最寄のヨドバシに走るつもりなのだが、一応事前に値段の確認をしようという腹。)

CFカードは256MBも8000円くらい、512MBが1万6千円くらいと射程圏内はここまでで、1GBは3万円オーバーなのでさすがに無理。

下手に小さいやつを買って、「あー、足りないわ」ってのは勘弁してクレーなのでポイント使って1万円で買える512MBに決定だ!

でも、どのメーカーがいいのかな?と思いまして、情報のるつぼ、2chをチクチクチェック。

すると、安心できるメーカー名がなんぼか載ってました。

よし、これじゃー、と出かけそうになりましたが、少々気になっていた「メモリカード自体のスペック」に関しても掘り下げてみました。

すると、動画再生をやるとなると、転送速度が問題になるという情報をゲット。

やはり安いメディアは安いなりの速度であって、常時大量のデータを送信せねばならない動画再生という状況においてはちょっと厳しそう。

って言うか、そういう質問書き込んだら丁寧な回答を得たのです。さすが日本一の掲示板は違う(笑)

となると、512MBで2万円を越えますな。

うーん、と5秒ほど考えて、「早いやつを買っても後悔はしないだろうが、遅いやつを買ったら後悔する可能性がある」ということと、「差額はどうせ4000円」というどこから沸いてきたか良く分からない強気な意見により、サンディスクの高速CFカード(512MB)の購入が可決されました。

ついでにE-2000とか動画再生に関してザッと見ていったところ、「ヘッドフォンはボリューム調整付きがいいらしい」、「液晶保護シートはコレが現状最強」、「クレードル接続時は転送が遅いのでカードリーダーは必須」などなど、重要かつ資産を食いつぶしていく情報も見てしまいました。

しかし、既に手元にあるE-2000。

こいつをウルトラ活用するためにははずせない項目ばかりなのです。

で、いざ買出し。

CFメモリカード(Sandisk Ultra2 512MB)
液晶保護シート
USB2対応カードリーダー
ボリューム付きヘッドフォン
エアダスター(保護シートを貼るときに要る)

を買いあさり、総額で2万5千円くらい支払って参りました。

本体1万800円なのに(笑)

(しかも後日、あまりにバッテリーのもちが悪かったので小型のACアダプタを別途購入し、追加投資4000円が発生しております。)

オモチャに四万円もかけるつもりは無かったのだがなぁ。

ただ、通常PDAは本体だけで3〜4万円するし、今回の追加投資も必須と思われるものなので、都合2〜3万円は得した勘定?と思い込みます。

 

必要な物資はそろいました。

あとは楽園に突入するだけでございます。

この楽園への入場料が4万円なのです。

入浴料と思えばそんなに高いものではない(笑)

まずは動画の再生にレッツトライ。

標準ではMS謹製のウィンドウズメディアプレーヤーがありますが、WMVフォーマットが気に入らないのとゲイツ氏の手のひらで踊らされるのは御免こうむる(既に踊ってるんですけど)ので別途ソフトをインストール。

Mpeg1用のPocket TVってのと、DivX形式のPocket MVP。どちらも使い心地がよろしゅうございます。

で、それに向けて、HDDに保存してある動画ファイルを作成しなおします。

しかし、ここで大きな問題が!

ただリサイズしただけでは重くてコマ落ちしまくり。

当初、320x240のフル画面で30fps(Flame Per Second)の動画を見るつもりだったのですが、所詮は200MHzのCPU。

処理が追いつかないのです。

 

さて、始ってしまいました。

最適な設定探し地獄。

パラメータを変えてはエンコード、PDAに転送、確認、ハイ、ダメー。の繰り返し。

模索するパラメーターは「画像再生サイズ」、「画像再生スピード(FPS)」、「圧縮率」、「音声ビットレート」、「音声サンプリングレート」の五つ。

さらにMpegとAviの両方を模索するから性質が悪い。

理系の実験をした人なら分かると思いますが、まんまアレでした。

いろいろやりながら、「あら、いまどのパラメーターいじったかな?」なんてのは数限りなく発生(メモれ>俺)、膨大なサンプルファイルの差は感覚的なものが多く判然とせず、エンコードは遅いし気が付くとメモリ一杯で消すべきファイルがわからない、なんてことをやり散らかしておりました。

二日目にはさすがに学習し、変更内容と出力結果を別表に作成しつつ設定を絞り込みました。

おかげさまで大体満足の行く出力設定を把握できましたな。

ちなみにサンプルに使用していたファイルは、某方面では超絶な人気を誇るギャルゲーFate/stay nightのオープニングムービーを使用していたのでありますが、これって画面切り替えやらスクロール多様でいわゆるヘビーな動画ファイルな気がします。

これで決め打ちした設定ってちょっと絞り込みすぎてるかも?とか思ったりしますが、もう設定地獄は勘弁してください。

ちなみにこのファイルを選んだのは、今プレイ中のタイトルだから(笑)

いやー、面白いッスよ。Fate。ここを読んでる人はまずやらないんでしょうけどねー。チッ。

 

さぁ、次はダメゲーことギャルゲーをPDAで動かしちゃいます。

m100時代も軽いタイトルなら動かせたのですが、いかんせん画像の荒いモノクロ、BGM無しで興がそがれるってものです。(CPU : 16MHz RAM : 2MB で動くのも凄いけど)

しかし、今度はカラー大画面(m100比)でBGMも鳴らし放題。

完璧です。できれば。

まぁ過去に1回やってるし、なんとかなるっしょや、と変換方法をチェック。

基本的にWindows用に作られたアプリケーションであるギャルゲーをPDA上で動かすのに必要とされるのは、データそのものの変換コンバーターと、PDA上でそのデータを読み込むデータリーダーが必要です。

リーダーは通常のアプリなのでダウンロードしてインストールすれば良いのでほとんど問題なし。

で、肝心のデータ変換は、正直やりかたをさっぱり忘れておりまして、よく分かりません。

記憶に頼らず、初心に返ってReadMeをじっくり読む。

読めば分かる。

ただ、コンフィグ書き換えとか音源変換とか、素人には無理っぽいのですよね。

こういうとき、ああ、昔プログラマーでよかったなぁ、としみじみ思います。

その対象がギャルゲーであっても。

ほんで、変換実行、データ移送、おもむろに起動!しない。

えー?なんでー?おっちゃん何かやらかした?

手順を再考し、ミスを探るものの、特に失敗は見当たらない。

CDに傷とか入ってるから、元のデータがいかれてるのかなぁ、だったらまた買うしかないのかぁ、はぁ、まぁ新しく買うのも未プレイのタイトルなら損害はネェ!といつもの自己暗示でプラス思考にもっていこうとしたその時、どこかしらのサイトで見た文章を思い出しました。

「CEでは深いディレクトリは使わない方が吉」

ちなみに今回データは

./CFカード/Games/ゲームタイトル

と言う階層に置いてました。

こういう管理って普通ですよね?

で、ためしに

./CFカード/ゲームタイトル

にしてみると、起動しました!

やったー。

野望は完遂されたー。

音も鳴るし、画面もPCで遊んだときとほとんど変わらないです。

素晴らしい。

これで寝る前に布団の中でゴロゴロできますぜ、だんな。

しかし、WindowsCEは妙なところに制限がありますなー。

こんなの分からんぞ、普通。

まぁ普通の人はギャルゲーはやらないでしょうし、アレですよ、選ばれた人にのみ与えられる特権って感じ?

ただ、その選ばれ方は選別ゴミに近い処遇があるような気もしてならないのはなぜでしょうか。

気にしないことにしましょう。

 

念願のポケットダメゲー/動画再生マシンを入手して有頂天になってみたものの、とりあえず設定完了したのみでまだ遊んでません。

ゲームはPC上でプレイ中のものがあるし、動画もTVで見られる環境になってますからな。

「じゃあ最初から要らねぇじゃん」とごもっともな意見もあるかと思いますが、一連の設定地獄など含めまして私にとっては至高の遊びなのであります。

なんかよく分からんかったモノが、自分仕様になっていくのが楽しい、そういった嗜好があるんでしょうなぁ。

素材をくれ。あとはワシがやる。

そんな良く言えばクラフトマンシップ、言い換えるとイジリ好きな私。

とりあえずまだ良く理解していないWindowsCEですので、まだまだ楽しめそうです。

本末転倒と良く言われます(笑)

2004/3/2


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