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2004年12月


超しまった 日記 / 2004-12-29

年始に姉夫婦がくるので家で一緒にフグを食う予定だったのだが、私の不注意で魚屋にコース一式の注文を忘れていたのに本日気付く。
青くなりました。
総勢約8名が心待ちにしていたフグ。
いまから注文に行っても、既にセリは終わってるだろうし、年始はさすがに市場休みだろうし、零細魚屋も予備を一本なんて持ってないだろうし、あー。まずい。
とりあえず明日魚屋さんに聞いてみて、ダメだったら何か代替品を考えないと。

入手の簡易さで言えば肉ですかね。
最近はスーパーも正月から開けてくれるんで、食材の調達は比較的簡単です。
しかし、フグ並に幸福感に満ちあふれるためには、かなりの良いものを買わないと。
また、本人は認めないけど結構なご老体もいることだし、メニューはしゃぶしゃぶになるだろう。
正月早々ヨサゲな肉って売ってますかねぇ?
まぁ今から心配してもしょうがないので、適当になんとかします。


復活のマッキントッシュ 日記 / 2004-12-21

我が家の仏間の隅っこは、普段使わないもの置き場と化しております。
親父の古いゴルフクラブ、大判の座布団、姉が高校時代に使っていたデスクチェア、使わなくなったパソコン机、などなど。
その中に私の古いマッキントッシュがありました。
確か1995年くらいに購入したPowerPC 6100.
もう5年は通電してなかったのですが、私が大枚はたいて購入した思い出の品なので捨てるに捨てられずそのまま放置していたマックであります。

先日廃棄処分が決定したCRTモニタが1個。
そして、ずーっと放置しているマック一台。
組み合わせたらゴミが使えるものになりそうじゃないですか。
しかし、あまりの能力不足のためネットワーク環境も導入しにくいらしいので、使い道がなさげ。

しかし、そんなマシンでもパソコンバージンな親父殿になら「パソコンを触ってみる体験マシン」としての使い道があるかも。
今のところ親父殿にとっては全く不要な物品であるパソコンでありますが、将来的にはネットでのゴルフコンペ参加申し込みとか、老人会の案内はメールで来るとか、青汁購入はネットから、などなど、PC経由な事柄があるかも知れない。無いかもしれないけど、もし高齢になってPCを習う羽目に陥った場合には、とりあえずPCを触ったことがあるか無いかってのはプライドの高い年寄りにとって大切なことになりそうな気もする。
なんだかんだ言って、このままだと廃棄物としての烙印を押されてしまうオールドマックが稼動物品として生き残るためにはこの道しか無い、って事でございます。
その辺の話をしてみたら、親父殿も「捨てるくらいなら使ってみるか」と同意してくれました。さすが我が家は貧乏性。全員がものを捨てられない性分です。

実際のところ、マックに入っている全く何も知らない人向けのガイダンス「マッキントッシュの手引き」は、本当の意味での初心者にとってはかなり役に立つ内容だと思います。
電源を入れることすら怖い初心者に、文字通り手取りマウス取り教えてくれるこのガイダンスは非常ありがたかったのを思い出しますな。
とりあえずそのガイダンスを親父殿に体験させるだけでも意味はあるかも知れません。
ちなみにWinマシンにも似たようなガイダンスはありますが、初心者が見てもさっぱり分からない内容になっております。初心者に紹介するときはご注意を。

さてさて、まずは5年ぶりにマックの動作確認です。
配線をつないで電源オン。
なつかしの「ポーン」と言う起動音。
そして、続きは起動、しない!
しかし、元はマカーな私でございます。この程度のトラブルなんて楽勝です。
と言うのも、昔も似たようなことがありまして、その時相談に行ったPC屋のマックバカ兄ちゃん(20台くらいのマックを個人所有してたツワモノ)が「あー、内蔵電池が切れたんでしょ」といともあっさり解決してくれてたんですな。
今回も同様のはず。
早速電池を外して電気屋さんへ向かいました。

まず一番近いベスト電器A店にて。「特殊なタイプですねぇ。ウチでは扱ってません」。まぁそんな店もあるやろ。
次はデオデオ。「あー、無いですねー」とあっさり。
次こそはとベスト電器B店で「扱ってません」と言われまして、三軒ともナシのつぶてってことはこのままだと買えない気がして参りましたので、少々粘りました。
「最寄の店舗にもありませんかね?」と調べてもらったんですが「うちの商品リストに型番が存在しませんねー」との事。かなり雲行き怪しい。「じゃあメーカー取り寄せは無理ですか?」と奥の手を出してみたところ、店員さんがメーカーに確認してくれました。が、「どうもメーカー向けの製品のようで、一般販売はされてないそうです。パソコン修理と言う形でやるしかなさそうですね」だって。
今時Web程度なら普通に使えるPCが2万程度で買える時代に、修理扱いにしてン万円かかるくらいなら捨てるっちゅうねん。
まだ諦めきれない私は、帰りしな最寄の町の電気屋さんで聞いてみたけど良い返事は聞けませんでした。
都合5軒撃沈。
こりゃネット通販に頼るしかない。

型番ER3Sって3.6Vのリチウム電池なのですが、ネット上でもほとんどありませんでした。ナンボか見つけましたが、電池1000円、送料1000円って感じで妙に高い。
2000円でパソコンが復活するなら安いもんジャンと思うかもしれませんが、ネットにつながらないこと確定なマシンですので、しばらくしたら使わなくなるのは明らかです。今時スタンドアローンなマシンなんてナンセンスですから。

あきらめようかなーと思っていたら、CR2って普通に売っているリチウム電池が使えるかも情報を発見。これなら数百円なのでダメでも痛くないし、サイズ的にはかなり無理っぽいけれども何とかホルダに入るサイズらしいし、電圧も3Vしかないけどどうせバックアップ電源だから多少の電圧低下は許容範囲じゃろ、と購入。
早速入れて起動させてみたら、何事も無かったように起動してくれました。
ひっさしぶりに見るMac OS7.6に多少困惑しましたが、とりあえずいつ捨てられても良いように個人情報等を削除しまして親父殿専用機の体裁を整えました。

ネットに繋がらない、今時の市販ソフトが使えそうに無い、ということで何に使うか正直意味不明マシンなオールドマック。
いつまで使ってもらえるか、今から心配です。


もう食べられない 日記 / 2004-12-18

母上様の誕生日がこないだありましてですね、実家居候組としてはお祝いをせねば明日のお変わりに支障が出ると言うものでして、プレゼントなど用意した次第です。
卓上スタンドが欲しいと最近コメントされていたのを思い出し、電気屋さんにて購入しておきました。
プレゼントを買った時点で、私の中で妙にイベント魂が燃えてきたのを感じました。
こんなもんまで買ったんだから、誕生日として大盛り上がりになってくれないと買った甲斐が無い、と微妙に間違えてるようなそうでないような感覚と申しましょうか。
何事も無い普通の晩御飯の席で「はい、プレゼント」ってよりは「わー!誕生日だ!ウィー!」と怒号渦巻くパーティ会場で「オラ!プレゼントじゃ!とっとけ!」って方が楽しいでしょ?
さすがに怒号渦巻くパーティは無理なので、姉夫婦(とその子供たち)も交えて週末に晩御飯でもみんなで食いますか!って流れに。

イワナミ家では代々「ご馳走は刺身」と語り継がれております。
幸い近所の魚屋さんの刺身盛りはリーズナブルで結構美味い。今回は大人5名、子供3名(うち1名は乳児)なので5000円の盛りでも頼んどけば足りるかな?と予約しておきました。これで手巻き寿司をむさぼり食おうと言う作戦です。エンガワ争奪戦は必至です。負けません。

予約していた時間に受け取りに行き、大皿の刺身盛りを持ち帰ります。
途中でお隣のおばちゃんに遭遇したときに、イヤミにならない程度にこれでもかと大皿の刺身盛りをアピールすることも忘れてはいけません。
おばちゃんは買い物から帰ったらご家族の皆さんに「ねぇねぇ、お隣の息子さんが大皿の刺身盛り(5000円)をもって帰ってきてたわよ!いい息子さんねぇホントに。それに引き換えうちの娘ときたら…」と楽しい話から家庭内裁判に発展する会話に花が咲いたものだと思われます。

さて、メインイベントである刺身盛りは購入済み。ケーキは姉が買ってくることになってましたし、寿司飯用のご飯は5合セット完了、既に炊飯ジャーはその頭上に蒸気の柱を立てております。主要な要素は万全であります。
さすがに刺身、飯、ケーキでは栄養素の偏り著しいため、適当に味噌汁とか菜っ葉のおひたしとか湯豆腐なども用意しそれなりの体裁は整えた。さすが私。伊達に太っていません。

そのとき、主賓である母上様から連絡が。
「今フィーバーかかってしばらく帰れそうも無いから先に食べといて」などとほざきやがったら便座のヒーターとウォシュレットの設定をCOLDにして朝一番から短い悲鳴をあげさせてやる!と世にも恐ろしい考えがよぎったけれども実際はそうではなく、甥っ子が熱を出したから姉夫婦は来られなくなった、とのこと。

そのころの食卓。
・超大皿刺身盛り
・5合の飯
・大人5人前程度の副食類
ウォ!食い切れそうもネェー。
しばらくして姉のところに分けてやる刺身が少々持っていかれましたが、基本的にはかなりの食材が調理済みで我々の胃袋に入るのを待っています。
母上様が帰宅して食事開始。
ワインで乾杯などしてから食べ放題の様相を呈した刺身盛りに挑みます。

最初はいくら食っても減る気配のない刺身軍に「いやー幸せだねー。幸せって魚の肉の色をしているのだねー」なんてのんきに食っておりました。
エンガワ戦争は主賓の母が勝利を収めていたようですが、私はブリのハラミ争奪戦に全力を傾けていたのでエンガワは今回はあきらめました。

3分の2ほど食べ終えたあたりから、全員の箸の動きが緩慢になってきました。
親父も「ナマコを手巻きにしてみるか」などとものすごい暴挙に及んでみては「美味い!みんなもやってごらんなさい」なんてどうせならみんなで不幸になろうぜ作戦を展開してたり。本人は至極まじめに美味しかったのかもしれませんが、私の脳内味覚計算機の演算結果から美味しいわけが無いとの結論を導き出したので、私は実行しませんでした。ごめん。
全員が「そろそろ刺身には飽きてきたねー」なんて言いながらも、刺身は次の日食べても美味しくない、との神の言葉に忠実な僕(しもべ)としてなんとか完食。
口の中は相当生臭い感じで、生ものはもうイラネーなんて、お刺身神社の神主様が聞いたら目から血を流して断末魔の叫びをあげながら悲しみそうな台詞を吐いてしまいました。

ま、その後飲み散らかしたビールで口がサッパリしたので、今となっては「いやぁ、堪能したね!」と幸せいっぱいなわけです。
ケーキが来なかったのは残念ですが、正直おなかに余裕が全く無かったので、今回は無くてよかったのかも。姉夫婦軍団が来ていたら一人当たりの刺身割当量が減少することになってたわけだからそうでもないか。
でも刺身食べながら飲んで、食べ終わって飲んで、ってしてる最中にケーキが出てきても正直うれしくない。本当の酒飲みはお酒を飲みながら甘いものを食べても平気らしいですが、私はそこそこしか飲めない一般小市民ですのでそんな芸当は少々無理。チョコとバーボンなんて組み合わせは不可能ではないけれども、焼酎派な私に甘いものは不要です。

とにかく、プレゼントと大量の刺身で母上様は上機嫌だったので、今回はよしとしましょう。


使い勝手の向上をみた 日記 / 2004-12-18

CRTモニターが一つ減りました。
というのも、今までは
メインマシン 液晶x1、CRTx1
サブマシン  CRTx1
とモニター3台体制で、かなり暑苦しい感じでした。

とりあえず機能的には特に不便は感じてなかったんですが、液晶がせっかくの大画面なので、どうせならサブマシンもこいつにつないじゃおう、と。
液晶モニターには接続の系統がDVI、D-sub、S端子、コンポジットと4つあり、メインマシンにDVIをつないでいるだけなので、D-subは空いててるんですわ。
また、枠のところに切り替えスイッチがあるので使い勝手も申し分ない。

今まではキーボードもモニタケーブルも届かないヨ!と諦めていたんですが、キーボードとケーブルを買えばいい話だったんですなー。
丁度アマゾンの還元チケットが微妙な金額あったので、それを消費する意味もかねてキーボードとディスプレイ延長ケーブルを購入し、セットアップしたわけですよ。
これでサブマシンも17インチCRT(SXGA)から20.1インチ液晶モニタ(UXGA)に進化させることが出来ました。
大きな画面は とても すごく 便利!
メインマシンでその効用は知っていましたが、サブマシンはスペックもしょぼいしグラフィックボードも古いしなんとなくあきらめていたんです。
しかし繋いでみたら全然余裕で表示できちゃったのでした。なんで早くやらなかったんじゃー!と後悔しきりですよ。

サブマシンはファイルサーバー的に使ってるので、別に表示画面はどうでもいいやと思い場所の関係から机に対して横向きに置いていたんですね。起動状態の確認と、ちょこっとWeb見たりするだけの使い方だったんでそれで良いと思ってたわけで。
しっかし、今回メインと共用の液晶につながり、キーボードも手元に持ってくることが出来たおかげで、テキスト打ちやWeb閲覧程度の軽いけどよくやる行為はサブマシンで済ませられるようになりました。
いよいよメインマシンの出番が少なくなりそうな予感もします。メインの方は電気食うからこれでいいのかも。

一つ問題があったのが、ディスプレイケーブルを延長したことにより画面にゴーストが出てしまったこと。
液晶モニタってにじみが無い分シャープに表示してしまうので微妙なゴーストもはっきりしちゃうんですねぇ。かなり気になりした。
でも、どう考えても今までの運用方法に比べれば利便性は比べ物にならないのでこりゃ仕方ないな、なんて思いつつも、なんとかならねぇ?とケーブルとりまわしをいじってたら延長ケーブル無しでも届くことが判明。
これだとゴーストはほとんど見えない程度に減少しました。ラッキー。

せっかく買ったケーブルが無駄になりましたが、まぁいずれ模様替えした時に入り用になるかもしれんのでとりあえずタンスの肥やしにしておきます。ゴーストが出るのが分かってるので使うことは無いと思いますがね。

しかしこうやってサブマシンを久しぶりにメインで活用しているわけですが、全然普通に使えますねー。
ちなみにスペックは

CPU: Pen3 550MHz
MB: P2B(rev1.02)
VGA: Matrox G450(16MB)
RAM: 512MB(128+128+256 PC100)
HDD: 40GB(ATA33) + 160GB(ATA133)

と、微妙に増設してはあるけれども、かなりショボショボマシンであります。
今買うとしたらこの程度のマシンって2万円でお釣りがくるくらいじゃないすかね?

でもネットとか文書作成、少々の画像加工程度なら、多少の遅いけど十分実用的ですよ。ホントに。
マシンがこれでも画面が最新の液晶なので、使ってる感覚はまったく普通です。つーか別の新型マシンをいじってる気がしてます。フォルダの階層とか見て「ああ、あのマシンだったっけ」と思う始末.
あーなんか少ない投資で恐ろしく快適になりやがたので「勝った!」と叫びたい気持ち。

今から取りあえずWindowsマシン買うかーって人は、安い本体にちょっと奮発した大画面液晶、という組み合わせが幸せの近道なのかも知れません。
ただし、BFやるなら本体は10万円程かけるべきだと思われますので、エーと、ご愁傷様。


ロマンを大切に 日記 / 2004-12-16

俗に「ミリタリー属性」と言われる私は戦争映画が大好きであります。
名作といわれる戦争映画もたくさんありますが、私は多分普通の人よりも楽しんでいると思います。
なぜなら、ミリタリー関連知識がちょっとあるから。

知らなければ気がつかない俳優の細かい演技とかに反応し「クー、わかってるネェ!」ってのがある訳ですよ。演技のみならず登場兵器の再現性から、その美術さんの映画にかける意気込みが伝わってきたりします。
予算の都合で「タイガーが出た!」とか言うせりふの後にM41ウォーカーブルドックとかM48パットンとかが出たりしますが、これはしかたの無いこととは言えちょっとガッカリします。ちなみにコンバットでは良くありました。テレビドラマですからね。
ハリウッドは撮影の使い回し用にタイガーとパンターの1個大隊くらいストックしておけば良いのに、なんて思ってみたりします。

私には大人気だけど世間的にはほとんど知られていない三号戦車なんかを出された日には、画面にお祈りをささげそうになりますな。私が見た映画では「戦場のピアニスト」に三号出てましたね。他には知らないッス。
ドイツのアマチュアが作ったみたいな「パンツァー!」(うろ覚え)には出てたような気がしますが、ヘボいCGだったし映画としては酷いものだったので記憶から消えつつありますので言及は出来ません。

歩兵の演技とかで良いなぁと思うのが、弾倉をヘルメットで「コンコン」と叩いて入れる描写。
歴戦の勇士である古参軍曹などがタバコを横ぐわえにしてやってたりするのを見た方も多いかと。テリー・サバラスあたりがやると非常に絵になります。
これは「どうか私の弾が敵に当たりますように」なんておまじないではなくて、弾倉の中の弾の並びをそろえるためにやっているのです。
オートマチックな銃は自動的に次の弾が装填される仕組みがありますが、動作不良もつきものです。ですが戦闘中に排莢不良などを起こしたら命に関わるため、少しでもその可能性を減らすために「コンコン」してる訳ですね。
また「弾倉には満タン入れない」ってのもあったようです。これは弾倉いっぱいまで弾を詰めるとバネの押し上げる力が強すぎて次弾装填に影響がでることが無きにしも非ずだったためと言われています。だいたい1割ほど減らして30発入る弾倉には27,8発入れる、みたいなことをしていたそうな。

こう言った知識をもってBFに参戦してる私ですから、そりゃもう私は一兵士としてその時代の人になりきりまくりな訳ですよ。
言ってみればイメクラ状態。「えーと、じゃ今日は歩兵プレイで行こうかなー」ってな具合。
プレイ開始とともに私の脳内にはBFとは全く関係の無い、しかし状況に応じた夢の世界が広がります。例えば、先週出したオフクロへの手紙はUボートに邪魔されないで本国まで届いたかなとか、爆発に巻き込まれた友達の足が見つからないんだとか、その友達は「国に帰って車乗り回してぇヨー」って言ってるとか、滑らかな動きがセクシーだよシャーリーンとか、フーハッハッハ!戦争は地獄だぜ!とか。
異様に楽しいです。

あとエースコンバットなどをやるときは「えーと、今日はパイロットプレイで行こうかなー」と言うことで、俺の獲物に手を出すな!、なぜなら心が鉛色、そのとき彼らは狼となる、カンザキー!などの声が聞こえます。

ロマンチストとお呼びください。


携帯映像再生端末の必要性 日記 / 2004-12-15

PSPが発売されて数日経ちました。
ネット上でもかなりの人たちがレビュー書いてらっさるのを見るにつけ、物欲ゲージは上がっていきます。
特に動画再生能力がかなりヨサゲなのが良いですネェ。
私の好んで見るサイトが偏ってるのかもしれませんが、本来の目的であるゲームに関する記事よりも動画や音楽再生能力に関するレビューが多いのは、みんな考えることは同じなんやねーなんて思ってみたりしております。

現在の私の携帯映像再生端末は、カシオペアのE-2000と言うPDAです。
ちょっと古い機種なのであんまりスペックは高くないため、重い映像はコマ落ちしたりします。
ですので、コマ落ちしにくいギリギリの設定を求めて二日もかけて我がマシン向けのエンコード設定を見出したりしたのを思い出します。

録り貯めてた映像ソースをPDA用にガシガシエンコードして、これで移動中にも動画が堪能できるぜーなんて思っていたんですが、そのファイル群、ほとんど再生されていません。
つーか、外出先で動画を見たことは一度もないのが正直なところ。

一般用途として思い浮かぶ「通勤中に動画を鑑賞する」ってのも、現在の私には出来ませんし、また満員電車の中で見るって姿を想像しても結構寒いものがあったり。
私が主に見るであろうアニメなんかを三十路過ぎたオッサンが釣革につかまってジーっと観てるのはかなりキモイ。と思う。
かといって映画なんかを観られるほどの通勤時間なんて恐ろしくて想像したくないし。昔あったけど<2時間半

結局PSPにしろPDAにしろ、動画再生能力は出来ることに意味があってそれを実践するか否かは問題では無い、と思うのです。
人はこれを所有欲と言います。
見を滅ぼす危険をはらんだ所有欲。しかしそれは蜜の味なのであります。
こう書くとPSP買ったみたいに思われそうですが、別に買ってません。
違うものは買いました。

それはUSB接続の89キー小型キーボードであります。
言ってみればテンキーの無い小型薄型キーボードです。
キーの感じはノートのそれに似ています。ノートパソコンのキーボードだけ取り出したのをイメージしてもらえれば大体OKでございます。

購入した目的は、内蔵した古いHDDが高周波を発するので遠くに置いてるサブマシンをメインで使用している液晶に接続する方法を発見したので、それならサブマシンのキーボードをUSBのものに変えたらキーボードも手元に置けてとっても便利そうだったからです。
小型のものにしたのは狭い机のスペースを有効に使いたかったから。
まぁ普通の理由はここまで。

野望的な理由もありました。
PDAにつないで「どこでもテキスト端末」を実現!というのもです。
PDAに入っているOSはWindows CEというもので、多機能ではありませんが一瞬で起動するのが素晴らしい。
思い立ったが吉日入力が可能なのです。
ユビキタス入力デバイスとでも申しましょうか、昔から手元に置いておきたかったグッズなのであります。

似たようなグッズ、実は今回が初めてではありませんで、その昔パームm100にターがスキーボードという形的には理想的なグッズを所有していたことがあります。
しかし、m100の能力不足から数百字程度入力した時点でマシンの処理能力がガタオチして私の入力速度に追いつかない、という悲しい結果を目の当たりにしたので使わなくなったのでした。

理想的なデバイスとしてはドコモのシグマリオン3があるのですが、中古でも三万円くらいしますので適当なテキスト打ち端末としては高価すぎるんですわ。
キーボードも私には小さすぎる気がするし。
B5ノートもそういった使い道には仰々しいし、スペック的にアレでもまだまだ高価な品なので断念です。
で、現在所有のE-2000に小型キーボードをつなぐ、というのが現実的実現方法だったわけですな。
今のところ処理落ちで入力が不愉快になることも無く、キーボードもピッチが19mmあるので全く違和感無いし、なんと言っても追加投資が4000円程度ってのが嬉しいじゃないですか。
どこでもテキスト端末に飽きたところで普通の使い方のキーボードとしても利用できるってのが貧乏性な私にとってベリーナイス。
はなから飽きる前提でモノを買うのもどうかと思いますが、今のところ満足してるから良いやー。


BFMOD 日記 / 2004-12-13

BFを長く遊んでいる理由の一つにMODの存在があります。
MODってのはいわゆる拡張パックでして、ノーマルのBFでは第二次大戦しか遊べませんが、MODを入れることで戦場がベトナム戦争だったり湾岸戦争だったり戦国時代になったりするのです。
シチュエーションもさることながら、武器の威力のさじ加減でリアル系になったりバカ乱射系になったり乗り物万歳系だったりと多種多様であります。
しかも、BFのMODは今のところ全て無料で配布されているので、追加投資は全く不要でお財布にもやさしい。

ノーマルも面白いのですが、さすがに2年もやってるとやや食傷気味なのも否めません。
で、MODばっかり遊ぶ今日この頃であります。
お気に入りはForgotten Hope(通称FH)でして、いわゆるリアル系に近いのかな?
戦場は第二次大戦なのですが、兵器やマップが全然ちがうのです。
ライフル弾は即死だし、バズーカの弾は射程短くなってますし、戦車は手榴弾がほとんど効果なくて鬼のように強いけど砲塔旋回が遅くて視界が悪い、みたいな。
ノーマルはワーっと走ってワーッと撃ってワーッと死んじゃって20秒後に生き返る、と言う感じですけど、FHは他の人と連携をとりつつじりじり進撃して発砲は慎重に、進撃は基本的に迂回ルートなので防衛側もそれを踏まえて布陣する、なんて感じなので、雰囲気を楽しむ人たちが多いみたいです。
おそらくはみんな軍事オタクなんだろうなーと思えて、非常に親近感が沸いてみたり(笑)

ちゅう感じでFHばっかりやっていたのですが、たまにピリピリした戦場がしんどい時があります。
目を皿のようにして点でしか表示されない遠方の敵兵を探しながら見方の進撃に呼応すべく走り回るのって精神的に疲れるんですよ。
それが良いっちゃ良いのですが、しんどい時はしんどいのです。
安易に敵を打ち破りてー、と思うことがあるじゃないですか。
ファミコンでコマンド入れて無敵モードにして適当にプレイ、みたいな。

そんな時にうってつけなMODが最近でまして。
BFMODでは不滅の人気を誇る湾岸戦争モノMODのDesert CombatにHigh Powerバージョンがリリースされたのであります。
ハイパワーという名の通り、携帯火器の威力が尋常じゃありません。
画像はサブマシンガンで掃射したものですが、弾の威力は榴弾砲並で連射速度も半端じゃない。
ランボーどころの騒ぎじゃないんですわ。しいて言えば人間多脚砲台(アップルシード見た人は分かる)つーか一人戦車師団。
敵兵吹っ飛びまくり。(画像で宙を舞ってるのは敵兵です)
もー凄すぎ。

しかし、これははっきり言ってネット対戦には全く向きません。
シングルモードでひたすらAI兵士を倒しまくるのが醍醐味です。
BFのAI兵士はバカなので、味方もあてになりませんから、基本的に孤軍奮闘します。
敵の数を多めに設定してランボー状態で進撃しまくることになりますので、1000人斬りとかも可能なのですわ。
某ムスカ氏の「ハッハッハ!まるで人がゴミのようだ!」を地でいきます。
ゲームならではの爽快感です。
最近はちょっと頭おかしい輩が増えてるので、これをリアルで体験したいとか思うバカが居ないことを切に望みます。
アメリカ軍が似たようなことをやってるような気がしないでもないですが、敗戦国の国民としては失言扱いされそうなのでこの辺で止めときますわ。

BFの製品版をやりこんでない人たちには全く理解不能な話で恐縮ですが、これを読んでBF購入に走られる人が増えたらいいな、と言うことで。


マリーちゃんキター 日記 / 2004-12-10

友人宅に数泊したときのこと。
私が居ないときに5歳くらいのチビッコが「今日もあのおいちゃ来るの?」とその家のママに聞いたそうです。
「そーだよー。なんで?」と聞き返すと、「マリーちゃんが・・・」と言いよどんだとのこと。
どうやら私が来るときはマリーちゃんも来るらしいのです。
えーと。
え?

とりあえずそのママも私とご主人が帰宅したときに「重大な報告があるとよ!」と興奮して教えてくれたのは良いのですが、マリーちゃんなる人は、私は全く存じ上げません。
名前からして外人のようですが、外人の女性に知り合いは居ませんしねぇ。
大体、女性の知り合い自体がとても少ないですので、私の低スペック脳内検索エンジンも2秒くらいで検索を終了します。
また、どうも子供らしいので、なおさら心当たりはナッシング。
源氏名なら心当たりが!無いです。残念。

詳しいことを子供に聞いても、なんかはにかんじゃって回答を得ませんでしたので、詳細は不明なのです。
子供、女性、マリーと言う情報から探っていくしかないんです。
子供というのは置いといて、女性、マリーと言う情報に留意して考えてみましょう。
まず、私とともに出現するのですから、私に好意がある女性と言うことになります。
どうしよう。モテモテです。

マリーは外国人の名前ですが、愛称かもしれません。
「マリ」のつく名前なら真理子、麻里絵、飯島マリ、辺見マリ、色々ありますからねー。
日本人の可能性も無くは無い。って言うか外人と接触した機会はほとんど無いので日本人である可能性が高い。
つーか日本人だろうと言うことで、仮に真理子だとしましょう。
真理子は私に好意をもっている。要するに乙女のほのかな恋心ですよ。
壁際からそっと私を盗み見てラブレターかなんかを渡したいけど渡せない。
もしかしたらバレンタインのチョコレートかもしれない。師走だけど。でもそんなドジッ娘萌え。
ともかくも、そんな乙女心に乾杯。
その乙女心が重なるうちにどんどん思念は強くなっていき、最終的に子供の姿を借りて現れたのがチビッコの遭遇したマリーちゃんに間違いない。

この辺の流れは最近流行の陰陽師系ネタから推測しています。
陰陽師ネタって映画が封切られて以来、ヤングカジュアルノベルやら深夜アニメやらでぞくぞく増殖中らしいですよ。
人気も結構あるらしいし。
そっち系の流れでいくと、このマリーちゃん問題を解決するには私と真理子の恋仲をどうするかがカギです。
成就するか破局するか、どっちかにしろ答えを出さねばならないところに来ているのであります。
「イワナミさん、好き!」と言われてるわけですから、無下にするのはもったいない。
真理子さんがどういった方かは存じませんが、一緒に芋焼酎飲んでくれるミリタリーに造詣の深い人なら良いなぁ。
「やっぱりM-16は構造上問題よね。ガスオペレーションがなってないわ」とか「3号戦車と4号戦車は似て非なるものだと言ってるのに、なんでみんな分かってくれないのかしら」とか「グリースガンとステンガンは美しくないと思うの」とか「第二次大戦下のドイツに優秀なディーゼルエンジンがあったらどうなったのかしらね?」とか話す人だったらどうしよう!?
まずは友達から始めさせてください。

しかし世の中にはよく分からんことが多いですネ。


購買意欲そそられまくり 日記 / 2004-12-09

この記事を見てみてPSPがかなり欲しくなってみたりしました。
ゲームはBFを除いてほとんどやらない人なので携帯ゲーム機なんてのはサラサラ欲しくないわけですが、付加機能にちょっとクラクラしています。
と言うのも、「無線LAN」と「UMDドライブ」が内蔵されているなんて知らなかったから。
USBの口もあることだし、将来性というか拡張性というか、なんかとてもすごい商品が世に出た瞬間に偶然居合わせた感動がある!かもしれないのであります。

無線LANは当方も最近導入してその利便性に打ちのめされた口です。
家庭内LANで動画や音楽を共有しておけば、トイレで踏ん張りながらロック魂に引火させて排便を促すとか、録画していたテレビをお風呂で観賞(防水しないとイカンけど)とか、人目をはばかるアニメなど見て布団の中で萌えーとか夢は広がります。

UMDドライブってよく知らないですけど、MDの偉い版ですか?一応動画ファイルなどを入れておいてPSPで再生するっぽいですが、とにかくあんな携帯端末に光学ドライブが内蔵されているってだけで驚天動地でありました。
今時のポータブルMDのサイズを考えたらありえる話なのですが、基本的な思考がPCベースの私にしてみれば「B5ノートでさえ光学ドライブ(この場合CDとかDVDですが)を搭載していないのが多いのに!」となるとです。
書き込みは出来ない仕様らしいですが、それはまぁ今後搭載される可能性はアリなのでそっちに期待。

USB端子も今のところ内蔵できるメモリースティックへのアクセス目的っぽい(違うかも)ですが、これはファームウェアとかドライバの変更でなんとでもなると思うので、キーボードとかつながっちゃったりする日も来る?そうなると当然メール端末として使いたくなるのが人情ですし、その辺の機能が実現される日にはブラウザも搭載されて当然ですので、インターネット端末になりやがるのかも!
これは鼻息も荒くなるというもので。
画面の解像度はPCにはとても及びませんけど、なんとかWebを見られる解像度はあると思うんですわ。
私のPDAは320x240ですけど一応使えないことは無いので、それより大きい液晶のPSPなら普通に使えそうな気がします。
ネットにつなぐ場合も搭載されている無線LANなら結構な速度が期待できるし、外出時の接続もいまからインフラは整備されていくでしょうから「つながらない!キー!」と布団のすそを噛むことも少なくなっていくのでしょう。

今のところソフトウェアの問題で上記妄想は文字通り妄想でしかないですが、そのポテンシャルは期待していいものでは無いでしょうか。
本当に実現されたら本体価格二万円は超破格値だと思いますな。
512MBのメモリスティックが1万円したり、もしキーボードが発売されるとして1万弱?で各種アプリがいくらになるか分からないけど、一般的なPC用途であるWebとメール、音楽と動画の鑑賞が出来て、主要用途であるゲームは携帯端末では最高峰、と考えたらかなり安い買い物ではなかろうか。
携帯電話並みの普及価格帯携帯情報端末としての地位を築く日もそう遠くないかもしれません。

上記のような使い方が出来るようになったら本気で買います。
でもしばらく無理でしょうから今あるPDAで済ませますわ。
まだこのPDAにかけた費用分は償却していない気がするので。


撤退のIBM 日記 / 2004-12-07

値段に負けてHPのA4ノートを買ったのですが、本音で欲しかったのはIBMのB5ノートでした。
IBMのキーボードはかなりタッチがよろしいし、またそのトラックポイントってポインティングデバイスもキーボードとの相性が良いっつーか指の移動量が少なくて済むのが素晴らしい。
実はHPのやつを買う前に2万円で中古のIBMノートを買ってたのでわかったのですが、IBMのサポート体制が素晴らしく良いのですよ。
古い機種でもドライバ類をネットで公開してくれているのは感動的でした。
そのIBMノートをずっと使えばよかったのですが、まぁ私の用途にそぐわなかったのでありますわ。ギャルゲを全画面表示できなかったから、と言う本音は秘密ですが。

購入一歩手前までいったIBMのB5ノートは14万円くらいでした。B5ノートは比較的高いのでそれくらいならなんとか、なんて思ってましたがメモリとHDDの増設を考えると20万円コースになっちゃいそうで断念した次第です。
HPのノートは半額でしたからねー。HDDを大容量にしたって半額程度なのには変わらないし。
結果としてはHPのノートで全然問題なかったのでアレですが、IBMノートの質実剛健さはいまだに魅力的であるので「いつかは買おう」とか思ってたのに、今回のパソコン部門撤退のニュース。
寂しい限りです。

パソコン自体の低価格化がものすごい勢いで進んでしまったので商売として成り立たないのは分かりますが、業務を引き継ぐどっかの企業が今まで通りのサポート体制をしてくれる保障はどこにもないし、恐らくはやってくれないでしょうなぁ。
そうなると購入意欲はかなりそがれます。そこら辺の普通のノートと横並びな感じなわけですから。

まぁ実際にノートを入手してみるとそれなりのものであれば使用に問題は無いことが分かりましたので、次に買うときもそれなりのものを買いそうな気もします。
次に買うのは数年後でしょうから、性能的には恐ろしく進んでるはず。
今から買い替えが楽しみでなりません。


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