芦屋航空祭は雨だった


芦屋。
私の家から芦屋の海岸まで往復したら100kmになるので、自転車での最長不倒距離の目安として有名な場所です。(当社比)
そこは一般的には自衛隊の芦屋基地があることで有名でもあります。
で、毎年恒例芦屋基地航空祭が開催されることでもかなり有名です。(一部)

F-4ファントムの爆音を年に一度は耳にしたい。と言うよりその爆音の音圧を体で感じたい私ですので、今年の芦屋航空祭へ行くことにしました。
バリバリ君、ちょっと待ってろ。

当日は前日の早寝が功を奏し、朝4時半には起床完了。幸先良いスタートです。
6枚切りトースト二枚にツナを乗せられるだけ乗せた簡単な朝食を済ませて個室で精密爆撃を行っていると、外で雨が降ってる音を耳にしました。
基本的に天気が悪いと、航空祭の飛行機は飛んでくれません。
F-4はせっかくの全天候運用機能を与えられた戦闘攻撃機なのに、「本日の飛行は中止になりました」なんて信じられない台詞が放送されてしまいます。
でも、女心と秋の空なんて言葉があるように、秋の天気は移ろいやすいモノ。
晴れる可能性もなきにしもあらず。
とにかく最寄りの航空祭であるのは間違いないので6時頃出発してみました。

朝の三号線は超絶にスムーズで、1時間程度で現地着。
しかも、現地付近でえすもと氏が私の車の6時方向(後ろのことです)、これが空戦の最中であれば射撃には絶好の位置につけてくれたのは驚きました。

基地についてちょっと並んだ程度で車列は動きだし、滑走路エンドの真横当たりと撮影や飛行機鑑賞には絶好の位置に入れてもらった私は「えすもと氏とも早速合流できたし、今日はついてるぜ!」と思いました。

が、ついていたのはここまででした。
だって飛行機、飛ばなかったんだもの(涙)



えすもと氏と偶然合流し、そのまま入場待ちの列に並んでおります。



会場でまず目を引いたのはこれ。日産サファリのピックアップであります!
国内では一般発売されてないので、一般庶民には入手が困難な一品です。
このナロウなシルエットがたまらなくかっこええ。
放出してください。


会場入り直後の風景。 あまりに人がいない!
航空祭に行ったことがある人は分かるでしょうが、航空祭といえば人混みなのが常識であります。
朝早いのもあるけど、この人の少なさは異常事態。まぁ空いてる分には困らないですから良いけど。




チヌーク。標準的な西側陣営の大型輸送ヘリです。55人乗れるらしい。
クラスに一機あれば遠足も楽ちんですよね。
操縦席下にある「下を見るミラー」がイカス。


RPGに狙われることで有名なUH-60ブラックホークの海上自衛隊バージョン。
よみがえる空-Rescue Wingsってアニメで大活躍したのは記憶に新しい感じ。
横の緑のは250kgレーザー誘導爆弾です<嘘


軽装甲機動車(だっけ?)は顔が良いですねー。

で、乗せてもらいました。乗り心地は良いそうですが、視界が悪いのが難点とか。そらそうだw

黄昏れてる兵隊風を装うも、大失敗。


その昔、たまご飛行機ってプラモデルのシリーズがあったなぁ、と思出さざるを得ない観測ヘリOH-6。
その姿とは裏腹に機動性はすごくて、ブルーサンダーばりに宙返りすんだぞ!


アパッチが採用になったけど、実質的主力対戦車ヘリコプターの座はまだ明け渡しておらぬわ!と言いたげなAH-1ヒューイコブラ様。
そんなにヘルファイヤが撃ちたいんか!?との声が聞こえるようです。


残弾ゼロ。


ボチボチ人も増えてきたかな。でもまだガラガラ。


アクロバットが見たかったです。先生。


今となっては中途半端な性能なC-1輸送機。ペイロードは増やせませんか?


遮蔽物を利用した、理想的な対地攻撃姿勢の実践例。妙なキャプションですいません>S氏


これがあるなら空母も欲しいよね?とみんな思っちゃうであろうE-2C早期警戒機。地上配備だと折りたたみギミックが無駄やんかー、とか思うけど、普通に小さく収納できるから良いのか。


ブルーインパルスは私が帰った後に飛んだらしい。別にくやしくないよ?


T-4は可愛くてダメだ<主観


灯油缶。


ガラガラすぎて寂しいです。


鞄は入りません。


降着ギミックの展示なのだろうけど、稼働するところには遭遇できず。


こういうメカメカしいのが好きなので、地上展示は結構好き。



なんかよく分からないけど、今回一番ときめいたマシーン。
「機能をそのまま形にしてみました」って直球勝負なところが潔い!
キャビンがグォーと動いてくれたらなおよし。つーか乗ってみたい。


ガラガラ証明写真。便所に人が並んでないなんて信じられません神様!


今回の一番の興奮ポイント。海上自衛隊のコスプレコーナー 広報コーナー。
本物のパイロットヘルメットとライフベストを着てご満悦な私。
マジでこのヘルメット欲しいです。


本当は他の衣装も着たかったけど、どう見ても入らないサイズしかなかったです。来年はでかいのも用意してください>国の人


超人気で長蛇の列が出来ていた、装甲車の体験試乗。なんで誰も機銃座につかないのかが不思議でなりません。


とある撮影ポイントもこんな人数しかいない。
ちなみにこの中に、今回お世話になった方々が写っております。面白かったのでまた遊んでくださいね!


私のデジカメだと、かなり近くてもトリミングしてこの程度の写真しか撮れないです。ピント合ってないし。


今回ジェット排気音を聞かせてくれたのは、T-4だけでした。
戦闘機動音は神隠しに遭ったようです。神様かえしてー。


海自の救難機の顔。下のレーダーで色々探してちょうだい。


何気なく通り過ぎそうになったけど、違和感を感じて立ち止まる。そこにはP&Hの文字が。 そう、プラット・アンド・ホイットニー社の製品を肉眼で初めて確認した瞬間であります!
皆さんもご存じの通り、プラット・アンド・ホイットニーと言えば、第二次大戦末期に日本機を苦しめ倒した、大馬力でデカけりゃ良いってもんじゃない悔しかったら一撃離脱なんかじゃなくて巴戦でかかってこいや!なF6Fヘルキャットや、艦載機として作ってみたけど最初は空母に降りるのが難しくて地上配備にまわされてあんた地上攻撃機でやってってよなんて言われちゃったF-4Uコルセアや、小柄な人なら中で立てるくらいにデカくて12.7mm機銃を8門も搭載してバカじゃないのと思っちゃうP-47サンダーボルトに搭載されていた、2000馬力も出しやがってこの野郎と思わざるを得ないダブルワスプエンジンR-2800を作った会社ですよ<長い
と思ったけど、実はプラット・アンド・ホイットニーはPratt & WhitneyだからP&Wが正解であって、P&Hはどこぞの重機屋なんでしょう。
今、一気に私の興味メーターがアイドリング以下に下がったのを感じました(笑)


すごく楽しみにしていたF-4ファントムの機動飛行が中止になりました、って最後通告を聞いた瞬間に帰りましたんで、飛ぶジェット機を見ることはできませんでした。
実はその後、あまりに観客を不憫に思ったかどうか知りませんが、ブルーインパルスが飛んでくれたらしいですが、私はF-4のあの殺人的音量と言っても過言では無かろうジェット排気音を聞きたかったので、ニュースを見てそれを知ってもそんなに悔しくはありませんでした。私はピュアジェットエンジンのバリバリ音が聞きたかったので。

今回は全くもって「航空祭に行ってきました」って実感を得られなかったイベントとなりましたが、えすもと氏の友達の人たちと遊ばせてもらったんで、実は終始楽しかったりしました。
だって皆さん会話がマニアックなんですもの(笑)
次は築城かな?
今回の分まで排気音を堪能する所存であります。


イワナミ式のTOPへ戻る

行動記のアタマへ戻る

 

 

 

inserted by FC2 system